私が去年の末からカヤックフィッシング(バス釣り)で愛用しているタックルですが、使えば使い込むほどに、そのバーサタイル性能の高さに驚かされ続けています。
ロッド:シマノ ゾディアス158ML-2
リール:ダイワ スティーズSV TW 1016SV-SHL
それぞれのスペックは以前書いたブログでご確認ください。
ゾディアス158ML-2は本当にMLなのか?
上の画像でセットしてあるルアーは、イマカツのアベンタクローラー2017です。
これは自重1.3oz(約37g)もあるビッグクローラーベイトなので、普通はミディアムライトのロッドで投げようなんて思わないですよね?
私も最初はそうでした。
それが「最近トップで釣ってないな~」ということで、カヤックで釣りに出た際にちょっと試しに投げてみたんですよね。
ゾディアス158ML-2の適合ルアーウェイトは5g~18gなので、「当然アベンタは無理だろうな、ちょっと大きめのルアー用にゾディアス1510M-2でも追加で買おうかな。」なんて投げる前までは考えていたのですが、実際にキャストしてみると、これがまぁビックリ。
なんと、普通に投げることができてしまったのです。
これはアベンタクローラーを吊るしている状態ですが、ゾディアス158ML-2のティップは若干しなって程度。
はじめは恐る恐るキャストしていたのですが、後半は普通にフルキャストしていました。
バットが強いんでしょうね。
キャスト時のロッドのしなりをよく観察してみると、ベリーまではぐうっと曲がり、バットでルアーの重みをしっかりと受け止めてくれている様子。
これはワンアンドハーフの恩恵なのか?
そして、1.3ozのアベンタがぶっ飛びます。
下半身を動かせないカヤック上でのぎこちないキャストフォームでしたが、それでもリールに50m巻いたラインが30m~40mは出たんじゃないかな?といった飛び具合です。
もちろんメーカー記載の適合ルアーウェイトを超えた使用は自己責任となりますが、~18gの設定はあまりに低過ぎるような気がしますね。
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5g~
18g37gまで投げれるロッドが12000円以下で買えるなんて、、、さすが、太っ腹です。
スティーズSV TWにブレーキはいらない?
ロッドはリーズナブルですが、リールはダイワのハイエンドモデル、スティーズSV TWです。
ラインはフロロ12lbを50m巻き、カヤックのバス釣りでは何でもこれ1台でこなしています。
このリールの恐ろしいところは、
アベンタクローラー(約37g)からビーフリーズ65SP(5g)までを、一切ブレーキダイヤルをいじることなく、それでいてバックラッシュもせず、全くのノートラブルで尚且つ飛距離も出せて、とてつもなく快適にキャストすることができる、というところ。
カヤックフィッシング中は常時ブレーキダイヤル7で固定していますが、どんなルアーを投げようが、どんなキャストを行おうが、ブレーキダイヤルを触る必要性を一切感じません。
それでいて先述の通りアベンタはぶっ飛びますし、ビーフリーズは多分20m(MLのベイトロッドでこれだけ飛べば十分な飛距離)は飛んでいるでしょう。
空気抵抗が物凄いデカハネモノと、本来スピニングで投げるサイズの小型ミノー。
そんなふたつのルアーを同一セッティングで投げることができるなんて、ダイワのSVリールはなんてストレスフリーなのでしょうか。
なんやかんやと忙しいカヤックの釣りで、こういったところに神経を使わなくて済むのは本当にありがたいです。
ラインの太さや巻き量を変えるとさすがにブレーキをいじる必要があります(ライン自重が軽くなるとブレーキを弱くできるorライン自重が重くなるとブレーキを強くしないといけない)が、このリールには12lbを50m巻く!といったように決めておくのであれば、もはやブレーキダイヤルは必要ないのでは?というほどのストレスフリーバーサタイルさ加減です。
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これはさすがに5万円オーバーとかなりお高いですが、発売からちょっと時間が経ったので、そろそろ中古も多く出回ってくるのでは?
おまけにこの日の釣果
2017年12月30日 下江津湖 カヤックバスフィッシング
2017年の釣り収めでした。
っと釣果の前に、前回のカヤック釣行で改善したかった部分を早速改良した件について。
上のブログで「今後改善したい部分①」としていた部分です。
リーシュコードが沢山繋がれていたフロントデッキ周りですが、
こんな感じでスッキリとしました。
ルアーケースのリーシュコードは、ロッドホルダー用のバンジーコードではなく、
コックピット内、そのバンジーコードの結び目に追加したリングに繋ぎました。
以前はフロントデッキ周りに置いていたプライヤーやボガブリップは、サウンド9.5カヤックに純正で装備されているホルダーにINしたことで、フロントデッキ周りをスッキリさせることに成功しました。
ちなみに「今後改善したい部分②」については、
上のブログで改善済みです。
ここから釣果を。
この日は晴天無風、冬にカヤックを漕ぐには最高の良い天気ですが、バス釣りにおいては渋い展開が予想されます。
最近ジャークベイトでばかり釣っていたため、この日は違うルアーで釣りたいと、まずはアベンタクローラー2017をひたすらキャストします。
しかし出ず。
早々に冬のトップの釣りに心が折れたため、最近調子が良いジャークベイト、O.S.Pの阿修羅925SPにチェンジしジャークジャークジャーク。
しかし出ず。
やはりピーカン無風で魚の食いも渋いのか?
こんな時はリアクションなのか?
と無い知恵を振り絞り、クランクの早巻きやメタルバイブのリフトアンドフォールなんかを試してみる、、、が、全くかすりもせず。
ぐぬぬ、、、もはやワームをちょんちょんするしかないのか、、、。
と一瞬、必殺のゲーリーカットテール4インチに手が伸びましたが、もうちょっと頑張ってみようと投げたビーフリーズ65SPに、
やっと出たー!
ブイを繋ぐ水中ロープの際をジャークで通すと食ってきました。
でもちっさ!!
21cmの可愛いバスです。
しかし朝からやって、昼過ぎになってやっと釣れた嬉しい1匹には変わりありません。
本当にありがとうございます。
しかしながら後が続かず、結局はワームを投げることに。
しかし、どこにバスが居るのかも分からない状態でネチネチやっていては、いくら時間があっても足りません。
そこで選んだのが、
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ドライブスティックSPEC2のノーシンカー、そう、こいつのトゥイッチで広範囲を探る作戦です。
岸際に投げて軽くちょんちょんやって引いてくると、凄いですねこのワーム、「惜しい!もうちょっとで食ったのに!」というのが見て取れるシチュエーションが3~4回ありました。
上下左右に不規則にダートするワームの後ろをスィーとついては来るのですが、ただ、あと1歩のところで見切られてしまうんですよね。
スペック2だからなのか?
オリジナルの艶かしい素材感だったら食ってきてたのか?
もしくは自分が下手なだけなのか?
なんて考えながら相当数投げましたが、結局はドライブスティックも不発。
そうして迎えた夕マヅメにやっと、
阿修羅925SPのジャークで、
33cm。
更に、
阿修羅925SPのジャークで、
同じく33cm。
うん、やっぱり阿修羅が一番釣れる!
しかし、冬の夕マヅメのフィーディングタイムは短いのか?
これ以上は後が続かず、片付けの事を考えて日暮れ1時間前に早めの納竿としました。
まとめ
ノーシンカーワーム、小型ミノー、ジャークベイト、ビッグクローラーベイト。
これらをワンタックルで快適に扱えるゾディアス158ML-2 × スティーズSV TWの組み合わせは、カヤックフィッシング(バス釣り)において最高のバーサタイルタックルだと思います。
というかカヤックフィッシングで使いやすい、6フィート以下で気軽に手に入るショートロッドの選択肢が少なすぎるんですよね。
もしゾディアスが無かったら、フィッシュマンとかモンスターキスとかツララとかのちょっと特殊なロッドか、あとはワールドシャウラとかでしょうか。
どれも高価過ぎます。
その点ゾディアスは安く手に入り、それでいてかなりオールマイティー。
158ML-2の使い勝手が思った以上に良かったため、「さすがにアベンタは無理だったか~、しょうがないからワンランク強いゾディアスを買うしかないか~。」と、無理やりにでも理由をつけて1510M-2を買おうと目論んでいたのですが、なんと158ML-2で事足りてしまうという(嬉しい?)誤算が生じてしまいました。
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欲しい気持ちはありますが、確固たる目的が見付りません。
最近カヤックの艤装も進んでかなり快適に釣りができるようになりましたし、タックルも最高の使い勝手です。
あとは釣れない時間をどう釣っていくか。
腕を磨くのみですね。
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