新年、明けましておめでとうございます。
2019年に平成が終わりますが、次の年号は何になるんでしょうね!
※世間に疎い私は2019年1月1日に新たな年号が発表され、即日変更になるものだと思っていただなんて、、、ここだけの秘密です。
思えば2018年は仕事や家のことでバタバタで、全然ブログを更新できませんでしたし、釣りにもあまり行けませんでした。
↑約10ヶ月半ぶりに更新したブログに忙しかった内容をちょこっと書いてます。
しかしながらコツコツと忙しさと戦った結果として、少しづつですがバタバタも落ち着いてきましたので、今年は良い釣りの年にしたいと思っています。
今年は沢山魚釣りに行くぞ!
ブログも沢山更新するぞ!
そういったところで、皆様どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
目次
ジリオンSV TWのインプレ←今更
ジリオンSV TWが発売されて約3年が経ちますが、高剛性ボディ×TWS搭載による大飛距離×SVのトラブルレス×オールマイティーな34Φスプール、という、なんとも魅力的なコンセプトがたっぷり詰まった素敵なリールにも関わらず、実はこれまでの長い間、購入を見送っていたんですよね、私は。
それがちょっと思うところがあって、最近になって急に欲しくなり、実際に購入して何度か使ってみましたので、その際に感じた使用感等をファーストインプレッションとして書いていきたいと思います。
※長い間ジリオンSV TWの購入を見送ってきた理由は後ほど。
サンデーアングラーが「ちょっとジリオンSV TW投げてみた」程度の簡単なインプレです。
やっぱりボディ剛性は高かった
ダイワ派のアングラーであれば「ジリオン」と聞くと、「高剛性」や「堅牢」といった言葉がパっと思い浮かぶと思います。
長くダイワ派の私は「ZILLION」と書いてあるのについつい「tough」と読んでしまう、そんなレベルです。
2018年に引退した清水盛三プロも、長い間「アメリカで勝つためのリール」としてTDジリオンを使っていましたが、過酷なトーナメント生活を送るうえで何より、リールには「堅牢性」を求めていたそうですね。
清水盛三プロ、長い間本当にお疲れ様でした。
私は、「ファッファッファッファウァッアー」と豪快に笑い、いつも満面の笑みで楽しそうに釣りをしている清水盛三プロの姿が好きで、MODOのルアーを買っては遠くアメリカの地にいるあたなを微力ながら応援している気持ちでいました。
D-ZONEにはこれまで相当数のバスを釣らせてもらいましたよ!
今後は日本でゆっくりと、そして楽しくバスプロ人生を過ごしてほしいですね。
そんな「ジリオン」の名を冠した16ジリオンSV TWですが、巻いてみると確かにカッチリとした印象を受けることができました。
O.S.Pのビッグスピナーベイト「タイフーン」、この巨大なブレードを備えていて唯でさえ引き抵抗の強いルアーを、更にウィードの中を通してグリグリ巻いてくるのって、結構リールに負荷が掛かると思うんですよね。
これまで投げたことがあるリールの中で、アルファスSVやスティーズSV TWでは、そんな使い方をすると手元に若干キキキっ、というか、ミミミっというか、感覚的な話ですが、なんとなくリールが無理してる感が伝わってきてたんですよね。
![]() |
※めちゃくちゃ釣れそうなルアーですが、悲しいかな未だにノーフィッシュです。
それがジリオンSV TWだとガンガン巻いてこれました。
ルアーの引き抵抗が強かろうが、ルアーにウィードが絡まろうが、構うことなくガシガシ巻いてこれます。
そのうえボディからキキキっとした感覚を感じることもありません。
やはりジリオンは高剛性なんですね、そんな印象です。
ちなみにアルファスSVもスティーズSV TWもジリオンSV TWも、全てSH(スーパーハイギア)なので、ギア比による巻き感の違いはありませんから、これはボディ剛性の違いからくるものだと考えられます。
ただその3機種は、そもそものコンセプト(使い所)が全然違いますので、ちょっとビッグスピナーベイトをウィードに絡めてゴリゴリ巻けないからといって、決して「軟弱なリール」というわけではありませんし、なんならオープンウォーターであればグリグリ巻けます。
あくまでジリオンがタフコンセプトなだけです。
そして、そのコンセプトに恥じない使い心地であると感じました。
思ってたよりも結構飛ぶ
ひとつ前の15ジリオンTWは36Φスプールを搭載し、ブレーキシステムもトラブルレスに重きをおいたSV(ストレスフリーバーサタイル)ではなく、マグネットブレーキ界では飛ばし重視なマグフォースZでした。
どちらも飛距離を意識した造りですね。
そんなジリオンTWが、スプール径を遠投から近距離キャストまでをオールマイティーにこなす34Φへ変更し、Zを捨てSVブレーキを備えてジリオンSV TWとなりました。
ということは、飛距離よりもトラブル回避に大きく性能を振ったのか?
↑これが私がジリオンSV TWを買おうとしなかった最大の部分です。
随分前にジリオンがTWを搭載し、太糸が巻けて高剛性かつぶっ飛びリールとしてデビューした時に、欲しいな~と思いつつも購入しなかったのですが、それは手が小さい私では絶対にパーミングがきついそのボディサイズのデカさが原因でした。
その後、ジリオンTWに比べてボディがコンパクト化された新型が出るよ~という情報を聞きつけた私は「それは買いだ!」と期待こそしたものの、蓋をあけてみると糸巻き量は減り、ブレーキは制動が強くなり、スプールは万能化されたものが載る、というもの。
太糸でルアーをぶっ飛ばせる強いリール、そんな尖ったスペックのままダウンサイジング化されたジリオンが欲しかったのですが、それが叶わなかったのです。
![]() |
※更に言えば、このジリオンTW HDがまんまダウンサイジング化されると最高だと思っています。
っと、随分前置きが長くなりましたが、購入前は心配していた飛距離について。
それが意外や意外、実際にルアー投げてみると、結構飛ぶんですね。
重めのルアーしか投げていないので当然っちゃ当然なのかもしれませんが、ブレーキにルアーが引っ張られるとか、キャスト後半で急に失速するとか、そんなネガティブな感覚は全然ありませんでした。
良いですね、ジリオンSV TW。
そこで今回は、先述したOSPのビッグスピナーベイト「タイフーン」、ブログトップ画像に使用しているぶっ飛びペンシルベイトことエバーグリーンMODOの「シャワーブローズ」、遠投界のソフトルアー代表として、
ゲーリーヤマモトのファットイカをそれぞれ投げてみて、糸ふけをとってから回収にかかるまでのハンドル回転数×SHの巻取り長さ(77cm)を以下にまとめてみました。
ちなみに合わせたロッドは、私の中でヘビーバーサタイルな1本として重宝しているブラックレーベル+6101MHFB-G、
巻いたラインは、
![]() |
デュエル カーボナイロン4号 をスプールパンパンに約80mです。
ハンドル回転数 | 飛距離(約) | |
タイフーン | 45 | 35m |
シャワーブローズ | ※70 | ※54m |
ファットイカ | 50 | 39m |
どうでしょう、結構飛んでますよね。
空気抵抗の大きなビッグスピナーベイトやノーシンカーワームでも軽く30mオーバー、これだけ飛べば野池や小さな河川では十分です。
というか、ファットイカはもう少しラインを細く、そしてブレーキを適正にすればまだまだ飛ぶでしょう。
それと、実はシャワーブローズに関しては、投げていた場所が狭かったせいで、対岸に届いてしまうギリギリ手前までしか飛ばせなかったため※マークを追加していますが、もっと大場所で投げればまだ飛ばせます。
軽量ルアーの場合も、ロッドとラインをそれ相応にセッティングすれば、TWS/SVコンセプトなのでストレスなく投げることができそうです。
購入前に勝手に思っていた、34Φスプール×SVブレーキの「ジリオン」の名を冠するリールにしては飛ばないだろうという勝手なイメージは、私の場合、ヘビーバーサタイルな陸っぱりの1本に合わせることで、必要にして十分な飛距離を得ることができると感じました。
まだボディがデカいかな
ここからはネガティブな部分を少々。
16ジリオンSV TWのパーミング時の画像を見て分かるとおり、15ジリオンTWに比べて横幅がダウンサイジングされてはいるものの、私のように手が小さいサンデーアングラーではしっかりと握り込むことができません。
2フィンガーで頑張って握ってみてこんな感じでちょっときつい。
先日インプレしたシマノのバンタムMGLの方が、糸巻き量が多い割にはパーミング性はかなり高いです。
手袋をしているせいで余計にそう感じるのでしょうか?
似たようなサイズのタトゥーラCTタイプRは良い感じでパーミングできていたはずなんですが、なぜでしょう。
もしかすると、スティーズSV TWのような超コンパクトボディに慣れすぎてしまい、パーミングが下手になってしまったのかもしれません。
あとちょっと小さければな~。
ブレーキ強さが勝手に変わる
これはリールが悪いわけでは、、、と言いたいところですが、上位機種であるスティーズ系や18ジリオンTW HDでは改善されているため、ダイワ的にも分かっている部分だと思い、ネガティブな部分としました。
それはここ、ジリオンSV TWのブレーキダイヤルなのですが、しばらくキャストを続けていると、これが弱い側に勝手に回っていることがよくあるんです。
正確に言うと、2フィンガーとか3フィンガーで握ったままキャストすると起きる現象です。
更に言うと、ジリオンSV TWだけではなく15ジリオンTWとその派生モデル、SV TW含むタトゥーラ系も同様です。
先述したように、上位機種であるスティーズSV TWやA TWでは、上の画像のようにブレーキダイヤルの下半分をカバーで覆うことでこの誤作動を防いでますよね。
ジリオンTW HDはこんな感じ。
引用元:ダイワ公式HP
同じく「ジリオン系」である18ジリオンTW HDでさえも、ブレーキダイヤルの下半分をカバーで覆う造りに変更しているため、ダイワとしても「あんまり良くない部分」だと認識しているのだと思います。
逆に考えれば、スティーズSV TWまでのほとんどの機種が剥き出しのブレーキダイヤルで、やはりキャストを続けるとブレーキ強さが変わることが多々ありましたので、ジリオンSV TWが普通と言えば普通なんですが、、、。
しかしながら、ジリオンはダイワの中堅リール内では上位の機種ですし、そこはどうにかして欲しかった部分ではあります。
おまけに元旦フィッシュ!
1月1日、そう元旦に2019年の釣りはじめに行ってきました。
午前中に初詣やら墓参りやらの正月っぽい用事を済ませ、フィールドに着いたのは14時頃だったでしょうか、短時間の陸っぱり釣行です。
ここ数年の釣りはじめは、「冬にトップで釣れればその年の釣運は絶好調になるはず」大作戦を決行してはいるのですが、悲しいかな、いつもトップでは釣れません。
私が持つデカトップ達、シャワーブローズ、ヤマト、アベンタクローラー。
冬なので他に投げてるアングラーも居ないでしょうから、釣れると思ったんですけどね~。
釣り開始から結構投げたんですけどね、カスリもしませんでした。
釣れないし、寒いし、日没までそんなに時間もないし、で、
トップには見切りをつけ、思いのほか結構飛ぶジリオンSV TWの飛距離を堪能すべく、ジャッカル TN70にルアーチェンジ、そして遠投ジャカ巻きを繰り返していると、
よし、来ました!2019年の初バスです!!
それに加え、以前に比べ釣りに行く回数が激減した中でそこそこ久しぶりに釣った魚だったので、そんなに大きくないバスですがこれはマンモスウレピー1匹!!!
![]() |
周囲に人が居ないことを確認しつつ、小さくガッツポーズをして嬉しさを噛みしめました。
完全にルアーを喰ってきていますねこれは。
実はバイブレーションを選択したのには少し理由がありまして(釣った後だったら何とでも言える)、それはこれ。
投げる度にこんな感じになります。
それもそのはず、投げていたポイントは、普通はバイブレーションなんて選ばないであろうどシャロー×ウィードが濃いエリア。
上の画像を見てもらうと分かるとおり、キャスト毎にフックがウィードを拾いまくって釣りにならないレベルですので、誰もそんな場所でバイブレーションなんか投げない=バスがルアーにスレていないだろう、という思いからのチョイスでした。
本当は、スピナーベイトの方がウィード掛かりが少なく使用感が良いかなと思っていたのですが、1年の釣りはじめということで、この日はどうしても1匹が釣りたかったため、陸っぱりからではルアーが届きにくい、遠く離れた場所にいて警戒心が薄いバスを狙うため、より遠投が効くバイブにしたんです。
![]() |
素人考えですが、結果釣れて良かった!
いや~、おかげで今年は良い年になりそうです。
ファーストインプレッションまとめ
ちょっと思うところがあって急遽購入してみたジリオンSV TWですが、実釣面で、スティーズのコンパクトさに慣れた私にはボディサイズがやや大きく、ブレーキダイヤルが勝手に動くことを除けばかなり満足度の高い買い物でした。
おそらく、SV×G1スプールなので軽量ルアーへの適応力も高いでしょうし、細いラインを巻けば準ベイトフィネス的な使い方もできるかもしれません。
が、ジリオンではやっぱり大き目ルアーをガンガン投げたいですよね。
純正スプールだとちょっと糸巻き量が少ない(16lb-80m)感じですが、フロロもしくはナイロンの150m巻きを75mずつ2回に分けて巻くのにはピッタリですので、太糸で巻きに撃ちに、ヘビーバーサタイルに使うのにちょうど良さそうです。
![]() |
よくタトゥーラSV TWと比較されているようですが、G1ジェラルミン製の34mmスプールでスピードシャフト搭載のジリオンSV TWの方が遠/近距離ともストレス無くキャストできて、陸っぱりの釣りでは使いやすそうですけどね。
![]() |
ボートの釣りが多いとか、軽目のルアーを投げることが多いとか、小場所でショートキャストばっかりするとかだと、タトゥーラSVもアリでしょうか。
あとは、私が最近「ちょっと思うところ」がジリオンSV TWでうまく機能するといいのですが、、、。
近々試してみましょう!
↑ブログランキング参加中です。