久しぶりのスピニング!ベイトフィネスジグは釣れるスモラバだった

いや~、久しぶりでした。

スピニングでバスを釣ったのは一体何年ぶりでしょうか?

このブログは去年の2月に書き始めたのですが、過去の記事を見てみてもスピニングタックルでブラックバスを釣ったものは見付かりませんでしたし、もはや記憶を辿ってみても思い出すことができません。

このブログを書き始めて丸1年の間で唯一、

陸っぱりのスピニング(グリッサンド72 × 13セルテート3012PE-H)でロックフィッシュを釣ったのみ。

そうすると過去1年間の私の釣果は魚種不問でみても、99%以上がベイトタックルで獲ったものとなります。

去年の秋にスランプに陥った際、打開策として揃えてみたスピニングタックル(BL+671MLFS × 16セルテート2004)では、悲しいかな一度も魚をかけることはできませんでした。

そんなこともあって、勝手な苦手意識であまりスピニングの釣りをやらないのですが、

この冬(特に晴天ピーカン時)の釣れない時間をどう釣っていくか、という問題に対して真剣に取り組むことにしたスモラバ(ラバージグ)の性能を最大限活かすため、再度スピニングタックルにチャレンジしてみることにしたんです。

ただ、やはり久しぶりに振るスピニングロッドは細くしなやかなので取扱いに気を使いますし、リールのスプールエッジに傷をつけないようにと常にヒヤヒヤですし、巻いたラインも普段ベイトに巻いているラインの1/3~1/4の強度の細糸なので、色んな部分がとにかく不安でしょうがありません。

しかし、世間のスピニングアングラーの方々が渋い時間帯でも釣果を得ていることも事実。

使いこなせれば大きな武器になるのは間違いないでしょう。

取扱いに関しては慣れもあるでしょうし、とりあえず使い込んでいない内から「苦手だ、苦手だ」というのはもう止めました。

そんなわけで、今回はスピニングワンタックルでカヤックバスフィッシングをやってきました。

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スピニングタックル

今回使用したタックルはこちら。

スティーズ ヘルファイヤー

まず、ロッドは STEEZ STZ 601LFS HELLFIRE です。

旧ヘルファイヤーですね、ネットで中古美品を安く見付けました。

オールラウンドを極める事は全ての要素を想定し、そのスタイルを確実に実行できる事。

基本的な事で在りながらも非常に難しい。あらゆる状況下でポテンシャルを発揮させる為に軽さと感度を武器にしたSVFカーボンを採用。

ダイワの先端テクノロジーを注ぎ込み実現したブランクは掛けたバスを確実に足元まで引き寄せる。

TINフレームSiCガイドを採用で得られた、シャープな振り抜き感は、年々軽量化するリグのキャスティングにも充分対応可能。

  • 標準全長:6フィート(1.83m)
  • パワー:ライト1ピース
  • 標準自重:100g
  • 先径:1.4mm元径:8.9mm
  • 推奨ルアーウエイト:1/32oz~1/8oz
  • 推奨ナイロンライン:4lb~8lb
  • 推奨フロロカーボンライン:2.5lb~5lb
  • カーボン含有率:98%SVFカーボン

推奨ルアー:ミノー、シャッド、ダウンショットリグ、ジグヘッドリグ、ノーシンカーリグ、ジグヘッドワッキーリグ、スプリットショットリグ、ワッキーリグ、ライトキャロライナリグ

引用元:ダイワ公式HP

型は古いですが、「オールラウンドさ」をダイワがハイエンドレベルで追求した1本です。

推奨ルアーの幅が広いですね。

トーナメンターが実際に大会で使用するスティーズシリーズのほとんどは、「汎用」という言葉よりも「特化」という言葉が似合うスペックのロッドが多いのですが、そのスティーズシリーズの中にあって「オールラウンド」をこれだけ前面に押し出しているのですから、本当にオールラウンドなのだろうということで決めたロッドでした。

というのも、これは今年で2歳になる息子(もしくは元々釣りをやらない奥さん)が使う予定で選んだロッドなんです。

だから型の古い中古、でもスティーズです。

こんなロッドでデビュー(予定)できる私の息子は幸せ者ですね。←親バカ

15ルビアス2506

リールは15ルビアス2506。

スピニングリールに求められるもの、それは軽さ、回転、そしてドラグ性能。

ルビアスには軽量エアローターを採用、さらなるリール自重の軽量化とハンドル回転の軽やかさを手に入れた。

またドラグもイグジストとほぼ同セッティングのATD(オートマチックドラグシステム)を搭載。

メインシャフト部にはボールベアリングも追加され、高いライトライン性能を実現している。

勿論、耐久性においても前作同様ダイワ独自の防水・耐久テクノロジー、マグシールドを搭載。

ジュラルミン製マシンカットデジギヤをしっかり保護し、精緻で滑らかな巻心地を長期間維持してくれる。

また、新たにダブルハンドルモデルも追加され、さらに選択の幅が広がったことも見逃せない。

クラスを超えた高性能、それがルビアスのアイデンティティ。

更なる深化を遂げたルビアスは、これからも、シリアスアングラーのためのハイスタンダードとして君臨し続けるだろう。

  • 巻き取りの長さ(cm/ハンドル一回転):72cm
  • ギヤ比:4.8
  • 自重:200g
  • 最大ドラグ力:3kg
  • 標準糸巻量ナイロン(lb~m):4~170、6~100
  • ベアリング(ボール/ローラー):8/1

バスを中心としたフィネスフィッシング対応モデル。

フィネス(単板ドラグ)仕様のATDは、魚の引きの変化にも滑らかに追従してラインブレイクを防止し、独特の粘りで魚に主導権を与えない。

山上湖のディープに潜むファイターにフロロ2lbで対峙するための大きな武器となるはずだ。

また、従来モデルからさらに軽量化されたことで、ロッドバランスもこれまで以上に向上、リグの操作性や感度向上に大きく貢献してくれる。

ハンドルノブは、軽くつまめ、手首の回転でラインスラックをスムーズにとりやすいコルクIシェイプ仕様。

引用元:ダイワ公式HP

発売から3年が経つため近いうちにモデルチェンジの可能性があるリールですが、中古市場での玉数も多く、これも中古美品を安く手に入れることができました。

これもヘルファイヤーと同じく、息子(もしくは奥さん)のバス釣りデビューリールなので、やはり息子は幸せ者ですね。

ルビアスとそう値段の変わらない17セオリーと最後の最後まで迷ったのですが、ルビアスはメイドインジャパン、セオリーはメイドインチャイナ、この差はとても大きい。

それとルビアスに決めた最大の理由が、

右のルビアスは、ダイワ独自の『イオンプレーティング技術』を用いていますので非常に強い。

しかしセオリーでは特にコーティングや別素材を用いているような感触は無し。

引用元:釣具のキャスティングブログ

スピニングリールで一番気を使うスプールエッジ部分はできるだけ頑丈な方が良いので、その部分のコーティングの有無でした。

あとはネット上で、「ルビアスのボディはストラディックやツインパワーのように、ギアを収める側がメタル、蓋側(リールフット側)がザイオンのハイブリッドボディであり、なおかつ金属のエンジンプレートでギアを保持しているから剛性が高いのではないか」という旨の文章を見付けることができたこともルビアス購入の決め手です。

17セオリーのイグジストを超えた自重の軽さは女子や子どもが使うのにはピッタリだと思うのですが、やはり強度や耐久性という点であと1歩、ルビアスに及ばなかった感じです。

もしまた自分用にスピニングリールを購入することがあれば、私は絶対に剛性の塊であるセルテートを選びますがね。

番手も2004と2506で随分悩みましたが、リールが小さくなって自重が減るよりも、スプール径が大きくラインに癖が付き辛い=トラブルが少ないであろうということで2506をチョイス。

ヘルファイヤーのバットガイドは大きいのでラインが叩くことも少なそうです。

今回は使用タックルはこんな感じでした。

ちなみにラインは、

クレハ シーガー R18フロロリミテッド 100m 4lb

これまで8lb、10lb、12lb、16lb、20lbを長い期間使用してみて、高価だがしなやかさで強く耐久性も高いことを思い知らされた、信頼と実績のフロロリミテッド 4lbを50m巻きました。

江津湖でカヤックのバス釣り

2018年2月3日 下江津湖 カヤックバスフィッシング

愛艇のサウンド9.5で出撃です。

ただこの日は午前中は仕事が入っていたため、午後からの短時間釣行でした。

最高気温は1桁後半、曇り、そして午後からは風が吹く予報です。

しまった、天気予報も見ずにてっきり晴天ピーカンだと決め付けていた私はスピニングのワンタックルしか持ち込みませんでしたが、この天気だとベイトタックルでハードルアーを投げた方が釣れる気がします。

それと、昼からの短時間釣行だということでアンカーも積んできませんでした。

風が強い中、アンカーでカヤックを固定してジャークベイトで広範囲を探る。

江津湖ではこれが一番釣れるのです。

まぁ後悔してもしょうがいないので、とりあえず水面に浮かび、バスが居るであろうポイントへ漕ぎ進めることに。

そこは普段よく釣れるウィードの濃いシャローエリア。

見えバスは見付からないので、深場(といっても水深2m位)やウィード周辺を今回のメインルアーとなるスモラバで探ってみることに。

はじめはウィードの上を、1.8gスモラバ+トレーラーのスイミングで広く探ります。

が、ノーバイト。

「広く探る」とは言っても、以前検証したように軽いルアーは「スピニング×細ラインで投げれば飛ぶ」ということはなく、飛んでもせいぜい10~15mといった程度。

遠距離から任意のポイントへルアーが届かないことが多いため、カヤックを漕いで狙いのポイントまで近付いてからキャスト、カヤックが風に流されたらまたそのポイント周辺まで漕いで移動しキャスト、の繰り返し。

なんとなく想像はしていましたが、これでは効率が悪過ぎます。

スモラバは魚が居る場所を通せば食うルアーなのでしょうが、ハードルアーのように「遠くの魚を寄せる力」はあまり持っていないでしょうから、どうしても人間側の努力(移動)が必要です。

分かってはいましたが、キャストする度にパドリングが必要なのはとても面倒ですね。

しかしこの日は諦めません。

なんとしてもスモラバの優位性を見付けるための釣行です。

そこでちょっとスモラバのサイズを上げ3.5gに、これで飛距離はだいぶ稼げるようになりました。

フォールも早くなりボトムも狙いやすくなったので、お次はウィードの切れ目を軽いシェイクを入れながら丁寧に探っていくことに。

するとその数投目に、

キィイタァアアアアアアアアアアアアア!

30cmちょいの元気がいいバス(でも体に沢山の傷が、、、)でした。

着底後に軽いシェイクを入れながら、中層まで泳いだらまたボトムまで落とす。

そんなアクションを加えていたのですが、結局回収時の早巻きに狂ったように食ってきました。

まぁアクションで誘って、リアクション(早巻き)で食わせたと思うことにしましょう。

しかしながら嬉しい1匹でした。

スピニングタックルで釣ると、ロッドが曲がるやらドラグが鳴り止まないやらで、小さいバスでも十分エキサイティングなファイトを堪能することができるんですね。

普段使っているベイトタックルであればランディングまで一瞬ですが、

バスがネットインするまでずっとハラハラドキドキさせれくれます。

私にしてはうまくフッキングできたようで、上顎に綺麗にフックが刺さっていますね。

このおかげで、久しぶりにスピニングで掛けた魚をオロオロしながらネットまで誘導してもバレないでくれたのでしょう。

本当に最高の1匹でした。

ただ、この後風が強くなりカヤックがガンガン流される状況に。

アンカーさえ持ってきていれば、、、と言いたい所ですが、吹く風がとても冷たく、着込んでいるとはいえとても寒くて釣りが続けられないほどでした。

寒さに耐える精神とアンカーさえ持ち合わせていれば、冷たい北風が吹いたぐらいで水温が下がらない江津湖のバスは活性が上がるはずなので、釣れる状況ではあったんですけどね。

後ろ髪を引かれる思いでしたが、ここで納竿としました。

ヒットルアーはベイトフィネスジグ

釣れたスモラバはティムコのベイトフィネスジグ ファイン 3.5g。

バージグのアピール力とテキサスリグのスナッグレス性能の融合

PDLベイトフィネスジグはシリコンスカートの巻かれたヘッド部とオフセットフックをリングで繋いだフレキシブルヘッドが特徴です。

ラバージグのようなスカートのアピール力を持ちつつ、テキサスリグと同じオフセットフックを採用することでネガカリのリスクを最小限に抑えています。

また、フック交換が容易なため、トレーラーに使用するワームのサイズに合わせたフックを装着することが出来ます。

常に鋭くフレッシュなフックが使用できるのも釣果に直結するメリットです。

ロッドパワーやラインの強さに応じたフックを選択出来るため、ベイトフィネスタックルによるカバー撃ちには最適なジグです。

引用元:ティムコHP

メーカーは、スモラバというよりジグとして販売している感じかな?

それに「ベイトフィネス」って名前ですが、1.8g~3.5gまではLパワーのスピニングにばっちりなウェイトでしょうし、MLであれば5gもいいですね。

ティムコ PDL ヘイトフィネスジグ ファイン 3.5g

これに、

エコギア ロックマックス 3インチ

エコギアのロックマックス3インチをトレーラーにセットしたもの。

これはロックフィッシュコーナーに置いてあるワームですが、ノンソルト素材なのでスモラバのフックを錆びさせず、丈夫なのでウィードの中にバンバン入れても身切れしない使いやすいワームです。

実際に釣れましたしね。

1.8gのベイトフィネスジグにも同ワームをセットしましたが、そちらではフォール時のテールのアクションは無く、3.5gにセットすると良い感じでフィールでテールがピロピロとアクションしてくれて良い感じです。

そして素晴しいのがティムコのベイトフィネスジグ。

これは有名ですが、このスモラバはジグヘッド部分とフック部分が分かれています。

フックは好きなものに交換可能なので、サイズも種類も思いのままです。

スピニングで投げる時は細軸のフックに、ベイトでカバーの中に入れるのであれば太軸のフックに交換するなどするといいでしょう。

標準ではデコイのキロフック#1が装着されています。

根掛かりしやすいルアーの代表と言っても過言ではないスモラバというルアーですが、ベイトフィネスジグはオフセットフックなのでテキサスリグのように全然根掛かりしません。

これは、ベイトタックル+太ラインであれば多少の根掛かりがあってもルアーを回収することができますが、スピニング+4lbラインでは濃いウィードに根掛かったスモラバすら回収するのが難しいだろうと根掛かりしにくいスモラバ無いものかと探していたところ、釣具屋で偶然発見したものでした。

あとでネット上の評判を調べてみると、かなり良いみたいですね。

ヘビーカバーに入れるため、という言葉がよく目につきましたが、オープンウォーターでもボトムを積極的に攻めることができます。

オフセットフック仕様のスモラバを自作してはいるのですが、今回はスモラバの修行ということで、変に自作ルアーを使わずに市販品で練習したかったところなので、これは良いスモラバを発見したものだと1.8g、3.5g、5gを1個ずつ購入しました。

それと私がベイトフィネスジグを推す理由はここにも。

画像では分かりにくいですが、ジグヘッドにプリントではなく、しっかり刻印された重さの表記があるのです。

上の画像のものは3.5の表記があります。

スモラバって、重さが書いていないものが大半なのでしばらく使わなかったり、大量に持ち過ぎてしまった時に「あれっ、これ何グラムだっけ?」という現象がよく起きます。

書いてあっても、プリントだと塗装と一緒に剥げてしまったり。

特に私のように、忘れっぽい人間にはこれは致命的です。

特に拘りを持たずに数社のスモラバをまとめて保管したりすると、どれがどのメーカーだったかすらもよく分からなくなるのがスモラバですが、ベイトフィネスジグは形状も独特でサイズ表記もしっかりされているため、先述の「根掛かりしない」というメリットと同等もしくはそれ以上に「管理しやすいから使いやすい」というメリットも持ち合わせているスモラバだと言えます。

よく根掛かりするスモラバは自作で大量生産するものだとばかり思っていたのですが、このベイトフィネスジグは根掛かりしないので買って使っても損はないですね。

まとめ

今回はローライトで若干の風があったので、魚の喰い気が全くない状態ではなかったはず。

そのためスモラバを練習しようと思ったきっかけである「晴天ピーカン時の食いが渋い時にどう釣るか」という状況ではありませんでしたが、釣りたいルアーで得た嬉しい釣果でした。

しかも、相当久しぶりのスピニングでの1匹でしたしね。

ハードルアーばかり投げている私は、スモラバ(ラバージグ)は魚の居る場所が分かっている場合に投げるもので、広く探るのには向いていないと敬遠していました。

しかし、私が釣れていない時に周りのアングラーのヒットルアーを盗み見すると、スモラバだったことが多いのは薄々感付いていました。

食わせる力は強いが寄せる力は弱い。

勝手にこんなイメージを持ってあまり投げてこなかったのですが、今回の1匹をきっかけに、もっとスモラバを使い込んでいって自分のものにしていきたいと思います。

タックルのインプレは、もう少し使ってみてからブログで紹介できればと思います。

奥さんに聞いたら「暖かくならないと行かないから寒い間はお父さんが使ったら良いよ」と言ってくれているので、冬の間はしばらくスピニングの釣りをやり込んでみようかな?

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