サウンド9.5 カヤック艤装!超簡単アンカートローリーシステムを自作

サウンド9.5にアンカートローリーシステムを取り付ける方法

先日モンベルで購入した私の6代目の愛艇、パーセプション社のサウンド9.5(シットインフィッシングカヤック)に、今回は‘‘アンカートローリーシステム‘‘を超簡単に取り付けてみます。

アンカーは以前自作したチェーンアンカーを使用。

カヤックフィッシングに最適なチェーンアンカーを自作してみた

チェーンアンカー以外にも、シーアンカー(パラシュートアンカー)やフォールディングアンカーでも有効な艤装ですので是非お試しを。

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アンカートローリーシステムとは?

これは私の拙い文章でお伝えするよりも、分かりやすく解説してあるサイトを見ていただいた方が間違いなく理解できますので、そちらから一部引用します。

アンカートローリーシステムとは、シーアンカーやフォールディングアンカーをカヤックのバウ(前側)やスターン側(後ろ側)から流すためのギミックです。

アンカーは真横から流してしまうと横から風や波を受ける形になってしまうので、万が一、大きな波を受けてしまうとひっくり返ってしまう可能性が高まってしまいます。

また、シーアンカーの場合は横向きだとカヤックの側面は風を受ける面積が大きくなるので流されるスピードが速くなってしまうという一面もあります。

そこで、アンカートローリーシステムを組むことで、シーアンカーやフォールディングアンカーを前や後ろから流すことができつつ、回収時だけは手の届くサイド面からおこなうことができます。

例えばシーアンカーを前にかけると、カヤックの先端は風上を向きます。そうすると艇は風に対してバックするような形になるので、バーチカルの釣りが非常にやりやすくなります。

逆にシーアンカーを後ろ側にかけると、カヤックの先端は風下を向きます。背中から風を受けながら追い風でキャストをしていくことができます。

シーアンカーはカヤックで使う小型のものだと艇を止める力はさほど強くないです。シーアンカーをかけてもいても流されます。でも、この「風に対する姿勢を一定に保つ」効果があるわけです。

引用元:kayak55

カヤックはちょっとした風でもガンガン流されるため、カヤックのバス釣りにおいても狙いたいポイントをじっくり撃っていきたい場合では、このシステムが‘‘必要‘‘だと言っても過言ではないでしょう。

アンカートローリーキットなるもの

「自作なんて面倒だな~」といった方には朗報です。

世の中ではアンカートローリーシステムの‘‘キット‘‘なるものが販売されています。確かモンベルでも取り扱いがあったかな?

スライドトラックス アンカートローリー ( 品番 #1855893 )

ただし、上記リンク先から商品を確認してもらうと分かるのですが、‘‘ロープ‘‘と‘‘リング‘‘と‘‘カラビナ‘‘と‘‘滑車‘‘だけでその値段って、、、。

あと私は「カヤックの本体にはなるべく穴を開けたくない」人間ですので、滑車を本体にビス留めするのにも抵抗がありますし、そもそも滑車なんて必要あるのかと。

私がカヤックに穴を開けたくない理由はこちらの記事をご覧ください。

トライブ11.5にScottyのトリプルロッドホルダーを装着!カヤック艤装

なので今回の艤装は「本体に穴あけ無し」で「安く」をテーマにやっていきましょう。

カヤック本体にロープを取り付ける

前置きが長くなりましたが、ここから艤装を開始します。

まずはメインの作業から、カヤック本体にロープを取り付けます。

ドンッ!はいこれで完成!!まじで一瞬です。

カヤックの左舷側にロープが通っているのが分かりますか?

ではその種明かしを。

まずはバウの取っ手(グラブループ)にロープを通して、

コックピットの縁の溝にロープを沿わせてバウ側から、

リア側まで、

そしてスターンの取っ手を通してロープを折り返したら、

片方にはカラビナ、もう片方にはステンレスのリングを結んだロープを接続するだけ。

ねっ、超簡単だったでしょう?

カラビナを外すとこんな感じでロープは簡単に取り外しも出来ます。

動作確認してみる

陸上ですが、このアンカートローリーシステムがちゃんと動くのか?を確認してみます。

まずは自作のチェーンアンカーをバウ側に。

コックピットに座って、リングがついていない方のロープをするする引っ張ると、ちゃんとリングの位置が動く=アンカーの位置が変わります。

滑車がなくても特に問題なく、スムーズにアンカーをスターン側まで移動させることが出来ました。

大成功ですね。

まとめ

今回はサウンド9.5のその恵まれた本体形状のおかげで、カヤック本体に穴をあけることなく簡単にアンカートローリーシステムを取り付けることが出来ました。

今回購入したものは、

ゴーセン(GOSEN) 万能ロープ 10m IN-81

釣具屋で半額セールにかけられていたこのロープと、

ステンレスリング線径6mm × 内径80mm 【 5個入 】

ホームセンターで買ったステンレスの溶接リングのみなので、アンカートローリーシステムキットを購入するのに比べると数分の1の金額で収まりましたね。

※カラビナは手持ちのものを使用しました。

使用したロープの長さですが測ってみると約5m、両端を結んでいることを考えると5.5m程あれば足りるかと思います。

おそらくサウンド10.5でも同じ方法でアンカーとローリングシステムの取り付けが可能かとは思いますが、その場合はロープの長さが変わってくると思われますので要注意。

100均で買ったビニールポーチに、チェーンアンカーと本体に取り付けるロープをまとめて入れて、シートの後ろに積んでみましたがピッタリ収まっていますね。

あとは実践で使用してみて、これが‘‘本当に使えるアンカーとローリングシステム‘‘なのかを検証してみたいと思います。

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