ここ最近、私の中でブームが再燃しつつあるのがカヤックに乗りながらのバス釣り。
そう、カヤックバスフィッシングです。
しばらくバス釣りは陸っぱりばかりだったのですが、なんと暦の上では冬となる11月の末からまたハマってしまいました。
このブログ《江津湖カヤックフィッシング!サウンド9.5はやっぱり最高だった》で紹介した釣行が、かなり久しぶり(半年振り)のカヤックフィッシングでしたね。
その後はこの釣行《ゾディアス158ML-2はカヤックフィッシングで最高のロッドだった!》でNewロッドとなるゾディアス158ML-2の素晴しさを実感したり、この釣行《ジャークベイト開眼!ゾディアス×阿修羅925で急に釣りが上手くなった話》ではジャークベイトの釣りに開眼し急に釣りが上手くなったりと、そこそこな頻度で冬の水面に浮けている今日この頃。
寒くないか?と聞かれると、寒いです!と力いっぱい答えたいほどに冬のカヤックフィッシングは過酷なアクティビティなのですが、浮けば寒さを吹き飛ばしてくれるほどの釣果と感動と興奮を与えてくれるのがカヤックフィッシングの良いところなのです。
しかしながら、陸っぱりや設備の整ったボートで行う釣りに比べると、やはり不便なことが多いのがカヤックフィッシングの特徴でもあります。
カヤックは水面に浮かぶ笹の葉の如く風が吹けばすぅーっと流されますし、とどまることを知らない時の流れと同様に、川の流れに対して留まることを知りません。
それが逆に「自然の中で釣りをしている清々しさ」を感じ得る部分でもありますがね。
そんな自然の力に対してほぼ無力であるカヤックでも、どうにか快適な釣りを行うべく、私の愛艇サウンド9.5には現在このブログ《カヤックフィッシング!艤装したカヤックでバス釣りするとこうなる》で紹介した内容の艤装を施しているのですが、この中で唯一うまくいっていなかった部分が最近気になって仕方がありません。
それが《サウンド9.5 カヤック艤装!超簡単アンカートローリーシステムを自作》このアンカートローリーシステムの部分。
超簡単に艤装できたにも関わらず、カヤックフィッシングの最中にアンカーをバウ(フロント)側からスターン(リア)側まで問題なく流すことができるので、機能してるっちゃ機能しているのですが、なんとなくストレスが溜まる使用感にちょっと不満があります。
そのせいか、最近カヤックバスフィッシングを行う中で「アンカーがあったら釣りやすいだろうな~」という場面に出くわしても、決してアンカーを打つことはありませんでした。
しかし、海の釣りと違ってバス釣りではピンポイントをうまく攻めることが即釣果UPに繋がるため、アンカーを上手に使えればもっと釣れるようになるのは火を見るよりも明らかです。
そこで!
どんなアンカートローリーシステムだったら使いやすいのか?
どうしたら気軽にアンカーを打てるようになるのか?
以前施した艤装をベースにして、ちょっと色々と試してみたいと思います。
初代アンカートローリーシステムの使いにくかった部分
初代のアンカートローリーシステムではバウとスターンの持ち手を利用してロープを張っていたため、リアラゲッジの上をロープが通ってしまいます。
本邦初公開、熊本地震でカヤックの保管場所を失った私が、友人の尽力を得てなんとか確保できた一時保管場所での撮影。
バウ(フロント)の持ち手にロープを通して、
サウンド9.5ならではのコックピット横の溝にロープを這わせ、
スターン(リア)の持ち手にロープを通す。
そうするとほらっ、がっつりリアラゲッジが潰れてしまいます。
リアラゲッジに何も積まないのなら特に影響はないのですが、ここは荷物やドーリーを積んでおくために確保したいスペースではあります。
あと、座ったままこの位置のロープを触ろうとすると、なんとなく体に近過ぎるんですよね。
そこで、リアラゲッジに干渉せず、尚且つロープ操作がやりやすいであろう位置へ、どうにかロープをずらせないものかとやってみました。
バウ(フトント)側の位置変更
サウンド9.5のバウ側は持ち手を利用する以外、本体に穴を開ける(アイレットを取り付ける)しかなさそうです。
しかし、カヤックに穴を開けてしまった後に「しまった~、やっぱりアンカーなんか全然使わんかった~」と後悔しても遅いので、とりあえずは穴開け無しでやってみます。
そのためにまずはここ、カヤックのフットブレイスを固定している純正のビスを利用します。
まずは一旦ビスを取り外して、
コーキングをぷちゅっ。
そこに適当なロープ(今回は4mmのパラコード)を結んで輪っかにしたものを、先ほど一旦取り外したビスで固定します。
その輪っかにしたロープに適当なカラビナ(今回は100均で2個入りのもの)を取り付けると、なんとなくそれっぽくなりましたね。
![]() |
こういったステンレスの滑車(プーリー部は樹脂)を使用した方が、ロープを前後させる操作がスムーズになるのは確実なのですが、これまでの経験上、カラビナに直接ロープを通しただけでも、かなりスムーズにロープを操作することができます。
スターン(リア)側の位置変更
スターン側も持ち手を利用する以外、穴開けが必要でしょう。
しかし今回の目的はあくまで使いやすいロープ位置(仮)を探ること。
そこでリアラゲッジのバンジーコードが通っている、最初から開いている穴を利用します。
一旦バンジーコードを抜いて、そこにロープを通し結びこぶを作って、
バンジーコードを元に戻します。
画像では分かりにくいですが、これは先ほどのロープの端を逆側のバンジーコードの穴まで回し、同じように通して固定したの図。
そのロープの途中には、予め輪っかを作っておいて、
その輪っかにバウ側と同じくカラビナを設置。
するとほいっ、こっち側もそれっぽくなりましたでしょ。
仮アンカートローリーシステム完成
初代のアンカートローリーシステムに比べてロープの位置をぐっと下げることができました。
ちょっとバウ側へのアンカーの移動距離がもの足りませんが、
スターン側は結構、後ろ側いっぱいまでアンカーを移動させることができます。
初代はカヤック本体に穴を開けることなくワンタッチで着脱可能なことが最大のメリットだったのですが、実際に試してみて今回の仮ロープ位置がもし良い塩梅だった場合、アイレットを留めるためのビス穴を開けないといけないんでしょうね~。
![]() |
その場合、こういったキット物を買った方が早いのか、それとも一点一点パーツを吟味して揃えた方が良いのか、そこも悩みどころです。
まぁ、とりあえずは実釣でアンカーを打ってみて、それが自身の釣りのスタイルと合うのかどうか、またはアンカーを打つことで釣果が伸びるのかどうか。
それが一番大事ですね。
まずは今回のアンカートローリーシステムの仮艤装を一度試してみることにしましょう。
↑ブログランキング参加中です。