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サウンド9.5 これまでの艤装をテストしてみた
私の6代目の愛艇はモンベルで取扱っているシットインカヤック、パーセプション社の‘‘サウンド9.5‘‘です。
止水域で気軽にバスフィッシングを行えるカヤックとして大人気のサウンド10.5のダウンサイジング版ですが、このサウンド9.5も人気があり過ぎてどこも品薄な状態が続いていますね。
関連記事:【画像大量】サウンド9.5の画像検索中の人必見!カヤック外観インプレ
上の記事で書きましたように、私は運が良かったです。
そんなサウンド9.5をこれまで複数回にわたり艤装してきたのですが、今回はこれまでの艤装を振り返るとともに、その使用感を実際にフィールドでテストしてきました。
これまでのカヤック艤装を振り返る
まず、私は‘‘カヤックにはなるべく穴を開けたくない‘‘と考えています。
その理由はこちらの記事に書いているのですが、現時点ではサウンド9.5への穴あけ加工は一切無し、尚且つ‘‘簡単で安くできる艤装‘‘をモットーとしております。
リアラゲッジスペース艤装
まず気になったのはリアラゲッジスペースが使いにくい、というところ。
関連記事:サウンド9.5艤装!カヤックのリアラゲッジを使いやすく改造する
カラビナ2個とロープの切れ端だけで簡単に使いやすくすることができました。
トローリーアンカーシステム自作
風に流されやすいカヤックフィッシングで、1ヶ所をじっくり狙いたい場合に必ず必要になるのがアンカーです。
そのアンカーの設置位置をバウ側からスターン側まで動かすことが出来る既存のシステムを、簡単に自作してみました。
関連記事:サウンド9.5 カヤック艤装!超簡単アンカートローリーシステムを自作
ちなみにこのアンカーも自作したもの。
関連記事:カヤックフィッシングに最適なチェーンアンカーを自作してみた
カヤックのバス釣りにはこのチェーンアンカーが最適かと思います。
フロントダッシュボードにボックスを設置
サウンド9.5に標準装備のフロントダッシュボードにピッタリなボックスを発見しました。
関連記事:サウンド9.5のフロントダッシュボードにピッタリなタックルボックス
防水ケースなので、水に濡らしたくないものを入れておいても良さそうですね。
シート後ろのスペースを使いやすくした
かなり広いわりに仕切りもなにもないせいで、特に使い道がなかったシート後ろのスペースを使いやすいようにしました。
関連記事:100円で簡単に出来るカヤック艤装!サウンド9.5のシート後ろを改造
おかげでちょっとした小物を気軽に置けるようになりました。
パドルを置いた際に出る音を小さくした
パドルをカヤックに仮置きする時に出る「ゴンッ」という音で魚を驚かさないように、安いゴムシートを貼りました。
関連記事:サウンド9.5艤装!カヤックフィッシングで魚を驚かさない為の改造
これで魚が音にビックリして逃げていくことが無くなるはずです。
なんとサウンド9.5は艤装無しで魚探の設置が可能だった
さあ、いざ実釣、、、とその前に、凄い発見をしてしましました。
実はここ最近、カヤックバスフィッシングでの釣果に恵まれない私ですが、「今回は魚探でもかけてみるか」と軽い気持ちでサウンド9.5にホンデックスPS-501CNをあてがってみると、
なんと、ダッシュボードのくぼみにピッタリ!
純正のバンジーコードでワンタッチ且つしっかり固定もできる!
なんということでしょう、サウンド9.5(おそらくサウンド10.5も)は艤装パーツ一切無しでホンデックスの魚探が設置可能だったのです!
関連記事:HONDEX(ホンデックス)PS-501CN 魚探にピッタリなケースを発見!
気になる振動子の取り付けは?というと、
コックピットの縁の溝にコードを沿わせて、
リアラゲッジまで持っていき、
スカッパーホールからカヤックの底面に出します。
関連記事:カヤックのスカッパーホールを利用し3秒で魚探振動子を固定する方法
実はこれ、以前書いた上の記事で紹介した方法(トライブ9.5に振動子を簡単に固定する方法)と全く同じやり方がそのまま使えました!
船底からみるとこんな感じです。
ギリギリカヤックの底面よりも引っ込んだ位置に収まりますので、このままの状態で陸上でカヤックを引きずったり、よっぽど岩礁に乗り上げたりしない限り、振動子のセンサー面に傷がつくことはなさそうです。
サウンド9.5は元の造りが良過ぎて、ゴテゴテとした艤装を施さなくても快適に釣りができる、本当に良いカヤックですね。
全国的に品薄なのも納得です。
カヤックフィッシングに持って行くもの
私がカヤックでのバスフィッシングに持って行くもの達を紹介します。
荷物を全て積んだ状態を遠目から見るとこんな感じ。
まず、パドルは海でも川でも必ず必要です。できれば予備のパドルを1本積んでおくと、沖に出た後にパドルが破損しても、予備のパドルを使って陸まで帰ってくることができます。
シートの右側のスペースにはdepsのタックルボックスがジャストフィットでしたので、これにルアーやワーム、フックやシンカーをまとめて入れました。
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バーサス(メイホウ)でもサイズが一緒なのでOKです。
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そして左側は、
これもピッタリ収まっています。
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このボックス、カヤックフィッシングでかなり使えます。オール樹脂製なので錆びることがなく、カチっとしたロック式なので不意に蓋が開く心配もなく、軽くてそこそこの収納力があります。
このサンコーのハンディボックスMTにはラパラのプライヤー、ボガグリップ30lb、ビルジスポンジ(カヤック内部に溜まった水を吸わせる為のスポンジ)、カヤックを軽く洗うためのブラシを入れています。
シート真後ろには飲料と防水ケースを。
※以前は100均のボックスを置いていましたが、家に余っていた小さい水汲みバケツ(ピンク)を収めてみるとピッタリだったので入れ替えました。
右後ろには自作チェーンアンカー入れたバッグを置きました。
リアラゲッジスペースには特に置くものがなく、なんだか寂しかったので、とりあえずプランター受け皿にメジャーステッカーを貼った自作スケールをセット。
本当はこんなクーラーボックスを積むと冷やした飲料や食料を入れておけるので、カヤックフィッシングがもっと快適に行えるんですけどね。
左後方の純正ロッドホルダーには、以前の記事で紹介したランディングネットシャフト+ルアーリトリーバーのルアー回収機を。
関連記事:もう陸っぱりでルアーをロストしない!ランディングネットのルアー回収機化
正直陸っぱりではあまり持って行きませんが、カヤックフィッシングでは大活躍してくれることでしょう。
右後方のロッドホルダーには、オールマイティーに使える‘‘カヤックフィッシングの1本‘‘ことダイワのブラックレーベルプラス661M/MLFBに、同じくダイワのスティーズSV TWを装着したものを。
関連記事:陸っぱりの1本はこれだ!ブラックレーベルプラスBL+661M/MLFB購入
関連記事:スティーズSV TWは本当にバックラッシュしなかった!飛距離インプレ
やはりカヤックフィッシングではワンタックルが気楽で良いですね。
萩尾溜池でカヤックバスフィッシング
2017年6月11日 熊本 萩尾溜池
この日は夕マヅメ狙いで16:00頃からカヤックを出しました。
いざ!
おお~魚探が良い位置にあって画面が見やすいです。
ボタンも楽に押せる距離感、しかもバンジーロープで押えてるだけなのに、かなり安定していて不意に脱落するとかの心配が一切必要ありません。
これはパーセプション社かホンデックス社から、表彰して貰ってもいいくらいの発見ではないでしょうか?
アンカートローリーシステムも簡単に自作したわりに、ちゃんと機能してくれましたよ!
前から後ろまでアンカーの支点を簡単に移動させることができます。
ただちょっとここで問題が、、、。
いえ、自作のチェーンアンカーとかアンカーとローリングシステムは悪くないのですが、そもそも‘‘アンカーを下ろす‘‘という作業自体が私にとっては非常に困難であり、面倒であり、邪魔くさくもあり、ストレスでもありました。
なので使い勝手を試すより前に、私自身がアンカーの取扱いに慣れる必要があるようです。
実はこの日は結構な強風だったので、普通のカヤックフィッシャーの感覚で言えばアンカーは必須な状況でしたが、私はあまりのストレスにアンカーはカヤックに上げっ放しでした。
なので風裏に非難し、しばらくの間止まない風が止むのを待ちます。
しかし、あまりに風が止まず退屈なので、
こいつの使い勝手を試してみることに。
ビヨーン。
おおっ、これは良いぞ!!
実際にこういった木の枝にルアーを引っ掛けることは多いのです。
もう少し高い枝だった場合はその木の下までカヤックを漕いで行き、そのあとは不安定なカヤックに立ってルアーを回収しないといけない、といった危険な状況もこれまでに多々ありましたが、このルアー回収機があれば安全且つ確実にルアーを回収することができます!
ルアーを回収する能力が高くなった=ルアーをきわどい場所にバンバン投げれる
これは‘‘ルアー回収機のおかげで釣果が倍増する‘‘といっても過言ではないでしょう。
あとはこのパドルを仮置きした際に出る「ゴンッ」音を低減させてくれるゴムシート。
これも思ってた以上に効果ありです。
そこそこラフにパドルを置いても「コッ」ぐらいの音で済むようになりました。
ただ、元々ゴムシートに貼ってある両面テープの耐久性が不安なので、使い込んでみて「これで良い」と思ったら、コーキングなりボンドなりで貼り付けることにします。
まとめ
おや?魚の写真が一枚の無いのにまとめとな?
そうなんです。
もはや最近のカヤックフィッシングでは恒例のボウズをくらいました。
というか風が強過ぎてほぼ釣りにならなかった(いい訳じゃなくて)んです。
アンカーの使い方に慣れてさえいれば、こんな日でも快適に釣りをすることができたんだろうと思いますが、そもそも風が強い日に無理してカヤックを出すもんじゃないな~、とも思います。
自然相手のことなので風が吹いたり魚が釣れなかったり、そんなこともあるかとは思いますが、できればそろそろ釣りたいな~。←切実
ただ、全て簡単に艤装したわりには使えるものが多かったのには我ながら驚きでした。
というか市販の艤装パーツはひとつも買っていないのに、かなり快適にカヤックフィッシングが行える状態に仕上がっていると言っても良いでしょう。
サウンド9.5のポテンシャル、恐るべしです。
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初めまして、埼玉でカヤックバスフィッシングをやっているみかんと申します。
私はモデルチェンジ前のサウンド10.5を使用しているのですが…艤装、かなり参考になりました(^^)
これからもちょこちょこブログ覗かせてください、よろしくお願いします(^^)