ホビーカヤック レボリューション11の重さを実際に量ってみる

レボリューション11は驚愕の重さだった!?

カヤックフィッシングで使用するカヤックを選ぶ際に、カヤック本体の重量って大事だと思いませんか?

岸からだいぶ離れた沖や波風の荒いフィールドを攻める場合を除き、私は経験上、カヤックの本体重量は軽ければ軽いほど良いカヤックだと考えています。

なぜ‘‘軽いカヤックが良いカヤックなのか‘‘はこちらの記事をご覧ください。

関連記事:トライブ11.5の艤装とインプレ 熊本でカヤックフィッシング

しかしカヤックは安いものでも軽く数万円はしますので、なかなか「ちょっと試しに買ってみるか」というわけにはいかず、それでいてカヤックの現物を複数台展示しているようなお店もほとんど無いので実際に気になっているカヤックをさわれる機会もほぼなく、多くの場合はカタログや販売店のホームページに記載のスペックを参考にして購入することになると思います。

私もその一人です。

そうしてやっとの思いで決断して注文したカヤックが実際に手元に届いてみると「あれっ、思ったよりも重たくて持ち運びが難しいぞ」となるのは嫌ですよね。

私はこれまでに6台のカヤックを乗り継いできましたが、そんな私にとってホビーカヤックのレボリューション11がまさしくそういうカヤックでした。

※ちなみに私が購入したレボシューション11は2015年モデルですので、それ以前のレボリューション11とは異なる点があるかもしれません。

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レボシューション11のカタログ重量

それではまず、いくつか販売店のホームページに記載してある重量を調べてみましょう。

  • A店:ハル重量 26kg
  • B店:船体重量 29kg/完成重量 37kg
  • C店:船体重量 29kg
  • D店:船体重量 25.85kg

4店舗ほど調べてみましたが、きれいに26kgと29kgに分かれましたね。

ちなみにA店表記の‘‘ハル‘‘という言葉を初めて聞いたので調べてみると、

ボートの船体そのものを「ハル」と呼びます。エンジンや上部構造物(キャビンなど)を除いた純粋に「船体」だけを指します。ミニ・ボートなどは代表的な「ハルだけ」の構造と言えるでしょう。

引用元:AOKIDS

ということでした。

これをレボリューション11で考えると、シートはもちろんリアラダーやハッチ、カヤック内部に納められている浮力体(スポンジ)等もろもろの装備を取り外した、純粋に‘‘カヤック‘‘だけにした状態がレボ11の「ハル」ということですね。

ということはA店とD店の約26kg表記は装備が一切取り外された状態での「26kg」で、B店とC店はワンタッチで取り外せるシートとミラージュドライブ以外(リアラダー、浮力体、ハッチ)が装備された状態を「29kg」と表記しているのだと考えられます。

そしてB店の「完成重量 37kg」はミラージュドライブとシートを装着した状態のことなんでしょうね。

ふむふむ、そうするとどこの店舗も間違ったことは書いてない。

しかし、各店舗ともなぜもっと分かりやすく書いてくれないのでしょうね。もしかしてホビー社の英語のカタログを見て転記しているだけなのか?いやいや、販売店だったら取り寄せたカヤックの重量を実際に量ってからホームページに書くのが親切なんじゃないだろうか?

リアラダーやハッチ、シート取り付け用のステーなんかはカヤック本体にビス留めされていますので、「持ち運ぶ時だけ取り外しておこう」とか絶対に無理です。なので「ハル重量」なんて載せてなんの意味があるのでしょうか?

26kgだったらなんとか一人でカートップ出来ますが、29kgとなるとそうそう簡単にはいきません。もし販売ページに26kgと表記してあるカヤックを購入してみて、実際にカートップしないといけない状態のカヤックが実は29kgあったら困ります。

私はどこの販売店でネット購入したのか忘れてしまいましたが、なぜか頭の中では「レボリューション11は26kg」だと認識していました。恐らく購入した店舗の販売ページの重量表記が26kgだったのでしょう。

購入前はただでさえ情報が少ないホビーカヤックだったので、カートップの事を考えてギリギリ26kgだったらいけるかな、とかなり時間をかけてレボリューション11に決めたのですが完全にやられましたね。実際に持ってみて「本当に26kgか!?絶対にまだ重たいだろう!!」と強く思ったのは言うまでもありません。

しかし29kgと言われても、それよりまだまだ重たい気がする、、、。

レボリューション11の実際の重さ

気になりましたので実際に量ってみました。

この状態のレボリューション11の重さを量ります。

  • ハッチ(中央のハッチ内には純正タックルケース入り)
  • リアラダーと操作レバー類
  • シート取り付け用のステー
  • ミラージュドライブの挿入口を塞ぐカバー
  • バンジーコード
  • その他ビス等

これらが装着されていますが、これが基本的にレボリューション11を持ち運びする際の状態です。

まずはレボ11の手前に置いた体重計に私だけで乗ってみると、

51.9kgです。また痩せたかな?

※親指に生えた毛はあまり気にしないようにしましょう。

そしてレボリューション11を抱えた状態で一緒に体重計に乗ります!

85.6kgです。

85.6kg - 51.9kg(私の体重) = 33.7kg

えっ!33.7kgもあるの!!!?

ちょっと待って!B店C店が記載している29kgより4.7kgも重いじゃないか!!

ちくしょー、嘘ばっかりだよ。

ということはB店記載の「完成重量37kg」も嘘なのか?

何が本当で何が嘘なのか、確かめてみましょう。

ミラージュドライブとシートの重量

先ほど重さを量った状態のレボ11に、あとは「ミラージュドライブ」と「シート」を取り付ければ恐らくそれが「完成重量」となるはずです。

まずはシートから量ってみます。

3.3kgです。

背面にバッグを取り付けているので500g程引いて2.8kgとしましょう。

ミラージュドライブはというと、

3.0kgです。

シートとあまり変わらないのはかなり意外でしたね、もっと重たいかと思っていました。

タニタ 体重計 「FitScan」 FS‐102‐WH (ナチュラルホワイト)

ちなみに今回使用した体重計は信頼と実績の「タニタ製」なので誤差は少ないはずです。

それではこれまでの結果を足してみましょう。

カヤック重量33.7kg + シート2.8kg + ミラージュドライブ3.0kg

= 完成重量39.5kg

いやいや全然「完成重量37kg」でもないし。

重たい重たいとは思っていましたが、まさかこれほどまでとは、、、。

関連記事:レボリューション11で初出艇の感想 熊本でカヤックフィッシング

見た目が良く、機動力と安定性が高く、両手がフリーな状態で移動できるのでトローリングも出来きて流し釣りも出来る、これ以上カヤックフィッシングに最適なカヤックは他に無い!という程に素晴しいカヤックだとは思いますけどね。

ただ私には(スペックを見て買ってみたはいいが、その表記に嘘があり、実際には数キロ重たいものをギリギリ持てる重量だと思い込んで持ち運びしてはみたものの、やはり)重過ぎました。

まとめ

みなさーん

レボリューション11の本体重量は33.7kgですよー。

本体重量26kgとか29kgとかは嘘ですよー。

シート等含めた総重量は40.0kgもありますよー。

一人での乗り運びにはかなりの力が必要ですよー。

ホビーカヤック取扱店の雑な商品説明ページに騙されたらダメですよー。

あ~スッキリした。

カヤック(ポリ艇)は水を吸うので経年の変化で重みが増すのは分かりますが、私このカヤック、たったの2回しか乗ってないですからね。

たった2回の使用でカタログスペックより4.7kgも重たくなるなら、あと10回も乗ればどうなるんでしょうね。

恐ろしいですね~恐ろしいですね~。

このブログがホビーカヤック(レボリューション11)の購入を検討している方の参考に少しでもなれば幸いです。

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