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釣果を左右する偏光グラスのすすめ
魚釣り、その中でも特にルアーフィッシングにおいて、もはや無くてはならないアイテム、それが‘‘偏光サングラス‘‘です。
雑誌や映像で見るプロアングラーの方々は、皆かけていると言っても過言ではないでしょう。
憧れのプロがかけている偏光グラスが格好良くて、真似して同じメーカーの同じモデル(又は似たような見た目のもの)を買っちゃった!なんて人も多いのではないでしょうか。
実は私がそうなんです。
随分前ですが、私が人生初の偏光グラスを購入する際に参考にしたのが、その当時アメリカの広大なフィールドで、日の丸(ジリオンJドリーム)を背負って戦う清水盛三さんがかけていた、真っ黒だけどギラギラしている大き目のサングラス。
クランクをゴリゴリ巻いて釣ったデカバスを片手に、「ふぅぁっふぁっふぁぅあーい」と大きく笑うその姿が格好良くて、形と色だけ真似たような安物を買い、盛三さんな気分に浸っては楽しんでいました。
ただその時に買ったものは完全に見た目のみ、掛け心地の軽さやレンズの可視光線透過率なんて一切考慮していませんでしたので、今考えるとそれはそれは酷いものでした。
かけて30分もすればコメカミが痛くなり、その30分後には頭痛がしてくる。
レンズはただ黒いだけで水中の様子はほぼ伝えてくれず、曇りの日には昼間にも関わらず日没10分前のような視界の暗さのみを提供してくれていました。
ま~その時買った安物の偏光グラスが「見た目だけで選んだらダメ」、ということを教えてくれたんだと考えると、無駄な買い物ではなかったのかもしれませんが、できれば最初から使い心地が良いものを選びたいですよね。
そこで今回は‘‘どんな偏光サングラスが良いのか?‘‘、あとは‘‘どんなメリットがあるのか?‘‘を考えてみましょう。
快適な偏光サングラスのフレーム
いきなりで申し訳ないのですが、こればっかりは‘‘何が良い‘‘というものがありません。
十人十色、人それぞれ顔の大きさも違えば鼻の高さも違いますので、とにかく自分にフィットする形状やサイズというものを、試着しまくって探すしかありません。
ただ、大手有名メーカー品になると「日本人の顔形に合う掛け心地を重視したフレーム」だったり、「よりフェイスラインに沿うフォルム」とか、「調整可能なノーズパッドで長時間快適に装着可能」みたいに、万人が快適にかけていられるようなフレーム設計が成されています。
そう考えると、快適なフレームは大手メーカーのものから選ぶのが良いでしょう。
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サイトマスター(Sight Master) セブンツー ブループロ ブルー スーパーライトブラウン 775015753100 |
言わずと知れたフィッシング用偏光グラス界の大御所‘‘TIEMCOサイトマスター‘‘です。
沢山のプロが愛用し、中には陸っぱりのプリンス川村光大郎さんモデルや、日本最強の呼び声高い青木大介プロモデルなんてものもあります。
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【送料無料】zeal optics(ジールオプティクス) VERO(ヴェロ) 2nd ガンメタル×オレンジ トゥルービュースポーツ F-1304【SMTB】 |
これも有名ですね。愛用しているプロも多い‘‘ZEAL‘‘です。
確か清水盛三プロが現在愛用してるのがこのモデルだったかな?狙ったわけではありませんが、私が現在愛用してる偏光グラスもZEALのものです。
サイトマスターとZEAL、どちらのブランドもその中にそれぞれ沢山のモデルがありますので、その中から好きなものを選べば快適なフレーム選びは間違いないと思います。
予算を下げるのであればL.S.D designsのものかな~。
とにかく安く種類が豊富、ある程度大きい釣具屋にはどこでも置いてあるので、色々と試着してみて相性の良いものがあればそれも良いでしょう。
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L.S.D.Designs Lab By-focal 老眼度付き 2.50 マットブラック/ライトグレーグリーン(東日本店) |
そして偏光グラスのフレームに求められる(私が勝手に求める)最重要な性能、それは‘‘どれだけ軽量であるか‘‘ということです。
せっかく自分の顔にフィットするフレームを見付けたのに、重たかったらそれはストレスにしかなりません。
長時間重たいフレームをかけていることで、耳の上だったりコメカミだったり鼻だったり、どこかしらが必ず痛くなってきます。そして釣りの最中に下がってきたり、ズレたりもします。
なので選ぶのはとにかく軽量なフレームが吉、試しに試着した状態で顔を左右にブルブルと振ってみて、それでもズレないものが顔にフィットしているものと判断する基準となります。
釣りに適した偏光グラスのレンズ
これも沢山種類があり過ぎて迷うところですよね。カラーはブラック、グレー、ブルー、オレンジ、イエロー、グリーン。レンズはプラスチックかガラスなどなど。
ただ、これは私の少ない経験と頼りない知識で言い切ってしまいます。
ずばり、TALEX(タレックス)レンズの‘‘トゥルービュー色‘‘か‘‘イーズグリーン色‘‘です。
トゥルービューの特徴
水面のギラつきを確実に抑えつつ、視野にあるすべてのものの色彩を忠実に表現します。エリア・水質を問わず一瞬掛けているのを忘れるようなその視界は、様々な水中の変化を普段と同じ感覚で見極める事が可能となり、目へのストレスを最小限に抑えます。バランスのとれた偏光度と可視光線透過率は急な天候変化にも対応し、狙うべきポイントを見逃しません。
トゥルービューは読んで字の如く「真実の視界」を得ることができます。そのカラーは全天候型であり、あらゆる条件下においてその性能をオールマイティーに発揮してくれます。
私はTAREX者の回し者でも何でもないのですが、トゥービューは本当に凄いですよ。
日中の釣りが多い、船(オフショア)の釣りが多いなど、とにかくギラギラとした水面を覗き込むのには、これが一番だと思います。
あとは、目線が水面に近くなるカヤックフィッシングにも超おすすめです。
イーズ グリーンの特徴
曇天~雨天時そしてマズメ時と、光量の少ないローライトと呼ばれるシチュエーションで圧倒的な明るさを保ちながら水面の反射をカットします。可視光線40%がもたらす明るい視界は、ウィードや葦、そしてブッシュが形成するシェードにおいて、ロッドに伝わらないパイトを取るために必要不可欠です。特にクリアウォーターでは過去に見過ごしたであろう僅かな変化を再発見できるはずです。
これまでにいくつかのレンズを試してきて、最終的に私が辿り着いたのがこのイーズグリーンです。
私は初代の偏光グラスのあまりの視界の暗さがどうもトラウマになってしまっているようで、実はあまりサングラスをかけるのが好きではありませんでした。
なので、このイーズグリーンに出会うまでのサングラス達は‘‘ココ一番‘‘という時にだけかけるようにしていて、基本的には肉眼でいることが多かったのです。
だって視界が暗くなるのが嫌だから。
それがどうでしょう、このイーズグリーンだけは常時かけていても、視界が暗くなったと感じてストレスを感じることが全くなく、下手したら「あっ、そういえば偏光グラスかけてたんだった」と思わされるほど。
トゥルービューに比べるとドピーカンには弱いかもしれませんが、朝一の薄暗い状態から日暮れ直前まで、ずっとかけっ放しでいられるという点では、私はこのイーズグリーンの方がオールマイティーだと思って使用しております。
適度に光を遮りたい、視界が暗くなるのが嫌だ、仕事が忙しくて日中の釣りなんてほとんど行けないよ、って方はイーズグリーンの方が良いでしょう。
TALEXレンズの何が凄いのか?はこのサイトが分かりやすいです。
偏光サングラスをかけることで得られるメリット
さあ、快適なフレームも決まったし、自分好みのレンズも選んだ。
これで魚釣りに行ったら水中の様子や泳ぐ魚が丸見えなので、きっと爆釣間違いなしです。
私も先日偏光グラスをかけてバス釣りに行ったのですが、この時はワームを追ってくる魚の動きを肉眼で確認しながらアクションをつけることで、結果として釣ることができました。
関連記事:バス釣り!O.S.Pマイラーミノー+偏光サングラスでサイトフィッシング
これは偏光サングラス無しでは獲れなかった魚なので、やはり魚釣りでは偏光グラスは必須だと言えます。
更に、偏光サングラスをかけることで得られるメリットは他にも沢山あります。
メリット1:肌の日焼け防止になる
えっ、サングラスをかけるだけで日焼け防止になるの?
っと不思議にお思いでしょうが、これがなかなか効果的なようです。
帽子をかぶり、長袖長ズボンを着ているにも関わらず、人間は日焼けをしてしまいます。
これがなぜなのかというと、人間は目に紫外線の刺激(ダメージ)を受けると、脳が「日差しが強い」と判断し、その防衛反応として肌に対して「メラニン色素を作りなさい」と命令することが、肌の露出がないにも関わらず日焼けをしてしまう原因なのです。
そこで偏光レンズの出番です。
特にTAREXは、レンズを通して飛び込んでくる紫外線や照り返しによる反射光など、有害な光だけを取り除き、目に優しい光だけを透過させる‘‘雑光カットフィルター‘‘を備えていますので、肌の日焼け防止にとても効果的だと言えます。
メリット2:目の健康を守ってくれる
目は他の臓器と違い、唯一外部にさらされています。そのため直接的な紫外線によるダメージを受けやすいのですが、その蓄積されたダメージは様々な目の病気を引き起こします。
紫外線による目への悪影響について、知られているところでは‘‘急性の紫外線角膜炎‘‘や‘‘慢性の翼状片‘‘、‘‘白内障‘‘などがありますでしょうか。
怖いですよね。
目とは一生の付き合い、できればずっと目には健康でいたもらいたいものです。
偏光サングラスをかけていれば余分な紫外線は防げますので、釣りの最中だけでなく、普段から日中に出掛ける際もかけおいて損はないでしょう。
メリット3:目の老化を防いでくれる
目も老化するって知っていました?
私は知らなかったのですが、目の水晶体で防ぎきれなかった紫外線は、長い年月をかけて網膜の中心にある‘‘黄斑部‘‘という部分を酸化変性させるそうです。
これは中高年期以降の失明原因の一つであり、‘‘加齢黄斑変性症(かれいおうはんへんせいしょう)‘‘という病気とのこと。
自覚症状として、物がゆがんで見える、視野の中心が欠ける、ぼやけて見えるなどがあるそうで、日本でも年々増えている病気だそうです。
怖いですね~怖いですね~、そうなってしまってはもう魚釣りどころではなくなりますね。
できれば若い内から偏光グラスをかけるクセをつけて、目の水晶体に余分な紫外線を届けないことで、黄斑部の酸化(目の老化)を遅らせるようにしましょう。
メリット4:目が疲れなくなる
屋外では、晴れの日だろうが曇りの日だろうが雨の日だろうが、常に可視光(目に見える光)や紫外線、赤外線が降り注いでいます。
それらの光がギラギラと反射することで光のノイズとなり、そのノイズが目を疲れさせる原因のひとつだと言われているのです。
メリット1の項で書いたように偏光レンズ、特にTAREXはレンズを通して飛び込んでくる紫外線や照り返しによる反射光などの有害な光だけを取り除き、目に優しい光だけを透過させる‘‘雑光カットフィルター‘‘を備えていますので、偏光サングラスをかけていれば自然と目の疲れを防いでくれますよ。
メリット5:魚釣り以外にもたくさん使いどころがある
例えば自動車やバイクの運転中にかけておけば、周りの光量が強くてギラらついた道路標識がハッキリ見えたり、道路が濡れて見え辛くなった白線が見えやすくなったりします。
ゴルフ中にかけておけば、コース上の凹凸や芝の状態、飛んでいくボールがよく見えるようになるでしょう。
スキーやスノーボード中には、雪に乱反射した雑光を防いでくれるので、正確なコース状況を把握することができるようになります。
私の偏光グラスはZEALのCAVARO
ついでに私が愛用している偏光サングラスを紹介させてください。
ZEAL(ジール)のCAVARO(カヴァロ)。
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とにかく軽く、フレームが柔らかいのでコメカミを圧迫せず、まるでかけていることを忘れさせてくれるようなソフトなかけ心地を得られるフレームです。
かけた状態で、どれだけ頭を左右にブルンブルンと振りまくっても全くズレません。
スポーティー&シンプル&主張しないデザインなので、30歳を超えた私でもスマートに装着することができます。
レンズ込みの自重は驚愕の27.6g!なんと1ozのルアー1個分の重さしかありません。
そしてレンズ色はおすすめのイーズグリーン。
これは夜にスマホのカメラでリビングの照明を撮影した画像。
こっちはイーズグリーンのレンズ越しに、スマホのカメラで同じ照明を同じように撮影した画像です。明暗のコントラスト和らげてくれた感じでしょうか、非常によく見えますね。
では数あるZEALの偏光サングラスの中で、なぜCAVAROを選んだか?
そりゃ~もうあれよ、あれ。
(他のモデルに比べて少しだけ安かったからなんて恥ずかしくて言えない、、、。)
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