マグフォースVを扱いやすく(トラブルレスに)する超簡単0円カスタム①
そもそもダイワのマグフォースってなんなの?
マグフォース
磁石によって発生する磁界にスプールに取り付けられたインダクトローターを通過させることによりブレーキをかける機構。ブレーキ特徴は、ブレーキ力がスプール回転に比例するため、キャスト後半までしっかりとブレーキを利かせることができるため、向かい風のキャストやビッグベイトやクランクベイト等の空気抵抗の大きな投げにくいルアーのキャスティングに向いている。また、外部から容易にブレーキ力を調整できること、非接触ブレーキであるため雨や油などの外部環境に影響を受けないこともメリットである。引用:ダイワの公式ホームページ
ふむふむ実に分かりやすい説明ですね。噛み砕いて読むと
「しっかりしたブレーキを最後まできっちり安定してかけることが得意です。それとシ〇ノのリールと違ってサイドプレートをわざわざ開けなくても簡単にブレーキ調整できるし、遠心S〇Sブレーキと違って物理的にブレーキをかけているわけではないので、水やベアリングのオイルがブレーキにまわってしまったとしても、ブレーキの効きは変わりませんよ!そう、マグフォースならね。」
という事ですね、分かりますダイワさん。
マグフォースVのVはコンバトラーVのVとは違うの?
違います。
これもダイワの公式ホームページにお邪魔すると、
マグフォースV・マグフォースZ
マグフォースのマグネット構造はそのままに、スプールに取り付けられたインダクトローターをスプールの回転数に応じて出し入れさせることにより、キャスト前半のブレーキを強くし後半を弱くすることが可能となり、遠心同様の伸びのあるキャストフィールが得られる。ブレーキ力の調整のしやすさ、外部環境に対する強さなどマグフォースのメリットはそのままに遠心ブレーキの良さを併せ持った画期的なブレーキ機構である。引用:ダイワの公式ホームページ
ほうほう、そういうことですか。
昔から世の中には「ダイワ派」と「シマノ派」が存在します。その中でもことベイトリールのブレーキシステムの違いにおいても「マグ派(ダイワ)」と「遠心派(シマノ」に分かれ、両者はこれまでに血で血を洗う戦いを繰り広げてきました。
シマノ派(遠心派)が良く使う言葉には「ダイワ(マグブレーキ)のリールは最後の伸びがないよね」というものがありますが、これは初代マグフォースの「キャスト後半までしっかりとブレーキを利かせることができるため」という部分を攻撃するものです。実際にシマノのSVSは最後のもうひと伸びを得る為に、スプールに働く遠心力が小さくなるにつれてブレーキをかける力を弱めることが出来るという(当時としては)画期的なブレーキシステムでした。
そんなシマノの後半が伸びるSVSに対抗すべく、ダイワが満を持して戦場に送り込んだ新兵器がマグフォースV・マグフォースZなのです。
※このふたつはスプールの断面がV字か真っ直ぐかの違いだけで内容は同じです。
それを踏まえて改めてダイワ公式のマグフォースVの説明文を見てみると、「スプールに取り付けられたインダクトローターをスプールの回転数に応じて出し入れさせることにより、キャスト前半のブレーキを強くし後半を弱くすることが可能となり、遠心同様の伸びのあるキャストフィールが得られる」とかなりシマノの遠心ブレーキ(SVS)を意識した事を書いていますね。相当効いてたんでしょうね、シマノ派からの攻撃が。しかしこれでダイワのリールもようやく後半の伸びを得たのです。
インダクトローターって何のこっちゃ?
という方は私の書いた過去記事の中の画像を見てみてください。
スプール改造
前置きがだいぶ長くなりましたが、これからミリオネアCV-Z103のマグフォースVスプールを使って、マグフォースVを扱いやすく(トラブルレスに)する超簡単0円カスタムを行っていきましょう。
続きはこちらの記事をご覧ください。
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