マグフォースVのインダクトローターを固定して飛距離を測ってみた①

ミリオネアCV-Z103ブレーキチューン

ダイワの名機ミリオネアのマグネットブレーキを改造していきます。

「マグフォースVは飛距離は出るけど扱いがピーキー、だからインダクトローターを出っ放しにして、ブレーキの効きを一定にしてやれば若干の飛距離は落ちるけど、バックラッシュは減るしピッチングもやりやすくなるよ。特に無印ミリオネアの場合、マグブレーキの調整はサイドプレートを外さないと出来ないし面倒だから、重さの違うルアーごとにわざわざマグブレーキいじりたくないよね。だったら尚更インダクトローターを固定して、マグブレーキの効きを安定させてやるとだいたいダイヤル4固定でオールマイティーに使えるようになるよ。」

これは世のDAIWA派な方々には馴染みの深い台詞ですよね。

SHIMANO派の方々には何の事だかさっぱりでしょう。

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インダクトローターの固定とは?

上の写真の中の赤い四角で囲った部分がインダクトローターであり、スプールが回転していない(回転数が低い)時は常にこの状態で、これが「一番引っ込んだ状態」である。

そしてスプールが高速で回転すると、遠心力によりインダクトローターが矢印の方向にニュッと飛び出ているのがお分かりでしょうか。これが「一番出っ張った状態」である。

そしてインダクトローターを固定するということは、インダクトローターを画像2枚目の「一番出っ張った状態」で固定してあげるということなのです。

なんでそんなことするの?

冒頭に書いたように「マグフォースVは扱いがピーキー」だとよく言われたり言われなかったりします。

これは遠心力によってインダクトローターが出たり入ったりすることで、インダクトローターが受ける磁力(ブレーキ)の強さを可変させる仕組みが原因なのですが、それがどういうことなのかというと、

私A「よし、陸っぱりで40m先のポイントを遠投狙い撃ちしちゃうぞ」

~3分後~

私A「 おっ、近くで魚が跳ねたぞ!ピッチングで狙っちゃうぞ!」

私A「 あれまっ、バックラッシュしちゃったぞ、くそっなんて日だ!」

というように、遠投用に合わせたブレーキセッティングのままスプール回転数が上がらないキャスティング(ピッチング)を行ったことにより、インダクトローターが飛び出さないためにブレーキが利かず、バックラッシュをしてしまったというお話です。

※これを防ぐにはメカニカルブレーキを調整してやると良いのですが、未だにメカニカルブレーキを利かせる事に抵抗があり、常にゆるゆるでやっちゃいます。

もうそんな思いはしたくない!でもブレーキ調整もこまめにはしたくない!

そんなわがままをかなえる為、インダクトローターを常時出しっ放しにし、常に一定のブレーキが掛かるようにしてやることで若干の飛距離を犠牲にしてでもトラブルレスを目指すというチューニングを行うのですよ釣り人ってやつは。

アブのリールのマグネットチューンも似たようなもんですかね。

※アブの場合純正状態でブレーキが弱過ぎor強過ぎな場合にマグネットを抜いたり追加したり厚みを調整したりすけどね。

ミリオネア CV-Z 103(105)が今回のドナーです

ダイワが誇る名機 ミリオネア CV-Z103 L

※CV-Z105はスプールが浅溝になる(糸巻き量が減る)だけで他は一緒です。

  • ギヤ比:5.8
  • ドラグ力:4kg
  • 自重:240g
  • 糸巻量(lb-m):12-110/14-90
  • 最大巻上長:61cm/ハンドル1回転
  • ベアリング数:10

これに安物のナイロン12lbを約80m巻いてテストしました。

合わせたロッドはメガバスの

F4-60XGti FLAT BACKER Evolution(フラットバッカー エヴォリューション)

6‘0‘‘ 1/4-3/4oz Lure 8-20LB Line

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