江津湖ヘビキャロ!BL+7011HRB × タトゥーラCTタイプR のインプレ

、、、。

また買ってしまった、、、。

というのも、つい先日「魚がスレていないであろう沖へノーシンカーワームを遠投したい」という一心で導入してみたスピニングタックル(ロッド:BL+671MLFS、リール:16セルテート2004)でしたが、

ここ数年バス釣りにはベイトタックルばかり使ってきた私にとって、かなり久しぶりとなるスピニングタックルの取扱いは非常に難しく、

スピニングタックルに超ライトリグの遠投性能を求めていたはずが、別途所有中のベイトフィネスタックル(ロッド:BL+661M/MLFB、リール:スティーズSV TW)にすらその飛距離が及ばないという驚愕の事実が判明してしまったのです。

その時の心境をどう言葉で表現すればよいのか悩むところですが、強いて書くなら「orz」というアルファベットの文字列が一番しっくり来ます。

性能が良いタックルを使えば小さなワームも遠くに飛ばせるし、そうしたら周りが釣れていない状況でも自分だけ爆釣だぜ!

ヒャッハァァァァァァァァ!!

なんて、久しぶりに購入を決めた&高価だったスピニングタックルに対して過剰な期待を抱き、さらには自分の腕の無さを棚に上げまくり、魚釣りという自然相手のアクティビティを完全に甘く考えていた自分が超恥ずかしい。

ああ~ロッドとかリールを選んでいた時(約1ヶ月前)に戻って、自分で自分をぶん殴って諭してあげたい気持ちでいっぱいです。

やっぱり、魚が居れば食うであろう魅力的なノーシンカーリグを、誰もルアーを投げていないであろう沖に届けるだなんて、そんなの夢のような話だったんですね。

っと、ここで途絶えてしまうかに思えた「魚がスレていないであろう沖へノーシンカーワームを遠投したい」という計画ですが、失意の中で色んな方が書いた釣りブログを読みあさっていると、何やら良さ気な方法があるではありませんか、、、。

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ヘビキャロという名のぶっ飛びリグ

釣りは下手なくせに歴だけは無駄に長い私ですが、恥ずかしながら今回ご紹介の「ヘビキャロ」というリグを今まで詳しく知りませんでした。

キャロライナリグはシンカーとワームの間にリーダー(間隔)をあけたリグの事を指します。正式には「サウス・キャロライナリグ」と言い、リグが発祥したアメリカのサウスカロライナ州から、この名がついたと言われています。

キャロライナリグは、シンカーとワームが分離している為、シンカーが着底してしまえば、ワームがシンカーに引っ張られる事なく、ワームの自重だけでゆっくりと沈んでいきます。

引用元:TSURIHACK

↑の記事を参考にさせていただきましたが、どうもこの仕掛けであれば重たいシンカーを使うためノーシンカーワームを遥か沖までぶっ飛ばすことができそうです。

これだ!これがやりたかったんだ!!

間違いありません、私がやりたかったのはスピニングタックルでのノーシンカーリグの遠投ではなく、実はヘビキャロだったのです。

主に琵琶湖のような広大なフィールドで多用されるリグのようで、私の住む熊本県にはそれほど大きな規模のポイントは無く、そのためあまり必要ではないリグかに思われますが、逆に考えると「あまり人がやっていない釣り」であればあるほど魚はスレていないはずなので、その辺も期待に胸が膨らむところではあります。

※実は熊本でもヘビキャロやってる人が沢山居て、コミュ症な私が知らないだけだったらすいません。

ヘビキャロ用に揃えたタックル

冒頭の画像を見てお気付きでしょうが、つい先日高価なスピニングタックルを買ったばかりの低所得アングラーが、一丁前にベイトタックルを新調してしまっております。

中古釣具屋かオークションを利用し、次のオーナーの元へ旅立ってもらった方がスピニングロッドもリールも幸せな一生を送れることでしょう。

と自分に言い聞かせ、今回は高い勉強代を払って学ぶことができたと考えることにしました。

そして今回購入を決めたタックルも、またまたロッドもダイワ、リールもダイワ。

いや~、我ながらなぜここまでダイワばっかりなのかが知りたいほどのダイワ党っぷりです。

ブラックレーベルプラス 7011HRB

悩みに悩んで購入を決めたのがこのロッド。

7011HRB

カバー攻略を制する7’超えのヘビーパワーモデルにありがちなオーバースペック仕様とは異なる、繊細さと軽さの中にもパワーを内包した新次元のパワーロッド。ピッチとキャスティングを両立したグリップレングスがリーズ周りでのジグ・テキサスやパンチショット・ヘビーテキサスによるマット撃ちのみならずグラスエリアでのフルサイズのキャスティングジグ、そして3/4oz.以上のヘビースピナーベイトのスローロールにも対応し、掛けた後はバット部の3DXが今まで以上に魚をリフトアップし、余裕をもったやり取りを実現する。

  • 全長:2.16m
  • 継数:1本
  • 自重:134g
  • ルアー重量:7g-42g(1/4oz-1・1/2oz)
  • ナイロンライン:14lb-30lb
  • カーボン含有率:98%
  • テーパー:ファースト
  • X45
  • HVFナノプラス
  • 3DX
  • メーカー希望本体価格:44,500円

引用元:ダイワ公式HP

やはり軽くて扱いやすいですね、買って正解でした。

自重134gは別途所有中のBL+6101MHFB-G(自重137g)と比べても若干軽く、プラスシリーズではない無印ブラックレーベルの同程度のパワーであると思われるBL 721MHHFB(自重155g)と比べると20g以上も軽いという超軽量っぷり。

実は7011HRBを購入する前に6101MHFB-Gでヘビキャロができないものかと何度か試してみたのですが、普通に比べると張りが強いとはいえやはりグラスコンポジットロッドではボトムにスタックしまくるシンカーをうまく外すことができず、専用ロッドの必要性を感じる結果となったのです。

しかし「○○専用」というタックルを良しとしない私なので、もちろんこの7011HRBもヘビキャロ専用ロッドという枠に留めることをせず、スピナーベイトも投げればビッグベイトも投げますし、苦手なボトムの釣り(テキサス等)にも使います。

あまりやりませんが、軽めのフロッグとかにも良いでしょうね。

棒のようなロッドではなく軽く曲がりますが張りは強いので、ウィードをブチブチ切るような釣りも得意なはず。

かなりバーサタイルな活躍をしてくれるでしょう。

さらにはソルトのロックフィッシュにもピッタリなのではないかと目論んでおります。

ダイワ HRF(ハードロックフィッシュ) 73MHHB

中古でかなり安く手に入ってガイドがPEライン対応で自重も同程度のHRF 73MHHB(ロックフィッシュ用ロッド)と最後の最後までかなり悩んだのですが、HRF 73MHHBよりBL+7011HRBの方が若干パワーが上だったことと、今年に入ってから愛用しているブラックレーベルプラスシーリーズであることが購入の決め手でした。

7011HRBの良いところ

先述しましたが、かなり軽いです。

自重134gという数字だけを見ると異常に軽いというわけではありませんが、ロッドの造り(バランス)が素晴しいのでしょう。

小柄で華奢なおっさんである私(身長165cm/体重55kg)がヒュンヒュン振り回せます。

それでいて強い。

エバーグリーンのエスドライブの自重が、ちょうど7011HRBのルアー重量上限の42gと同じだったので試しに投げてみましたが、ビックリするぐらい余裕でした。

同じくルアー重量上限が42gの6101MHFB-Gでエスドライブを投げる時は、キャスト時ラインの垂らしを長めにとってサイドキャストで「どっこいしょ」な感じなのですが、7011HRBではラインの垂らしを特に必要とせず、普通に10gとか20gとかのルアーを投げる要領でバビュッとキャストすることが可能でかなり遠投できます。

エスドライブの試投中にコンビニの袋とウィードをダブルで針に掛けてしまいましたが、巻き上げ時に全くパワー不足を感じることがありませんでした。

※水中のゴミ袋を釣ると水圧のせいでかなり重たいんですよね。しかしながら釣り場(自然)にゴミを捨てる輩は日本もしくは地球から早目に出ていっていただきたいものです。

あとは超高感度。

シンカーをキャストしてボトムをずる引いてみると、今は砂地、今はウィード、おっここはハードボトムだぞ、といった情報がかなり大量に手元に伝わってきます。

後述しますが、魚が掛かった時の「ビクンビクン」感は最高にエキサイティングでした。

7011HRBの悪いところ

7011HRBの悪いところ?

ないない、そんなのないに決まってるじゃないか。

と言いたいところですが、ちょっと感じたことだけ書かせてください。

これはO.S.Pのヤマト。

3フック、全てにラインが絡んでいますね。

腕の問題もありますし、大体からしてジグ用ようなスペックのロッドでトップウォーターなんか投げる私が悪いのですが、ちょっとルアーにアクションをつけたつもりがロッドが強過ぎるためか動きすぎるんです、ルアーが。

グラスコンポジットである6101MHFB-Gでは「チョンチョンチョン」と軽くロッドを操作してやるとペンシルベイトは「チャッチャッチャッ」とリズミカルに首を振ってくれるのですが、同じ感覚で7011HRBを操作すると「ジュバッ、ジュバッ、ジュジュバッ」とうまくドッグウォークをしてくれません。

そのためバーサタイルといっても、細かいアクションを必要とする系のトップウォーターは難しいのかな~みたいに思ってみたりしました。

しかし、タダ巻き系トップウォーター(クローラーベイトなど)であれば問題ないでしょう。

タトゥーラCT タイプR 100XSL

これも相当悩んで決めました。

タトゥーラ CT TYPE-R 100XSL

バスフィッシングの本場アメリカ生まれのタフコンセプトベイトリール「タトゥーラ」をより小型・軽量化して操作性を向上させたCT(=コンパクト)バージョン。強度と軽さで定評のある超々ジュラルミンスプール、ブレーキには信頼と実績のマグフォースZなど、基本性能はタトゥーラと同等ながら、スプール幅を27mmから24mmにサイズダウンし、ギヤ側サイドプレートを樹脂製にすることでボディを約15g軽量化。ハンドルには操作性の高い90mmクランクロングハンドルを採用。タフさではオリジナルモデルに軍配があがるものの、より軽くて小さくなったボディがもたらす高い操作性が特長。シーンに応じてオリジナルのタトゥーラと使い分けることでさらに戦略の幅が広がる。

  • 巻取り長さ:86cm
  • ギヤー比:8.1
  • 自重:205g
  • 最大ドラグ力:6kg
  • 標準糸巻量14lb:115m
  • 標準糸巻量16lb:100m
  • ボールベアリング:7
  • ローラーベアリング:1
  • Φ34mm超々ジュラルミンスプール
  • ZAIONスタードラグ
  • ダイナリジッドボディ
  • UTD(アルティメットトーナメントドラグ)
  • 90mmクランクハンドル&I型ノブ
  • マグフォースZ
  • 大口径ギア

引用元:ダイワ公式HP

ヘビキャロでは超遠投を目指しているため、ラインは最低限100mは巻きたい。

バイブやスピーナーベイトでウィードをブチブチ切りながら引きたいし、ちょっとしたビッグベイト、あとはソルトのロックフィッシュのことを考えればフロロの16lb以上を巻きたい。

そうなると、必要なラインキャパは「16lb-100m以上」となります。

強い釣りに使うことが多くなると思われるため「メタルボディ」は必須。

しかし、16lbが100m巻けてメタルボディでも、リョウガ1016のように自重が255gもあってはせっかくの軽いロッド(7011HRB)の良さが死んでしまうため、リールはできるだけ軽く、しかしバランスを考えて軽す過ぎもせず、おおよそ「200g前後」が好ましいかと。

ハンドルは後々交換でも良いのですが、余計な出費を抑えるという意味では純正で「90mm以上のパワー系ハンドル」だったら嬉しいです。

遠投するし、ロックフィッシュでも使うなら「できるだけハイギア」の方が良いでしょう。

上記、今回購入すべきリールに求められる条件をまとめると、

  • ラインキャパ:16lb-100m以上
  • ボディ素材:メタル
  • 自重:200g前後
  • ハンドル:90mm以上のパワー系
  • ギア比:できるだけハイギア

となります。

これらの条件を全て満たす最もベストなリールは、

ダイワ スティーズ A TW 1016SHL

そう、すでに1個所有しているスティーズA TWなのですが、如何せん高すぎる、、、。

それに一応ソルト対応ではありますが、こんなに高価なリールを、確実にベイトリールの寿命を縮める海水域で使う強いハートは持っておりません!

中古でも未だ安くて35,000円はしますしね。

よってスティーズA TWはパス。

ダイワ タトゥーラ 100SHL-TW 左ハンドル 17モデル

次に白羽の矢を立てたのがこちら。

無印タトゥーラなのですが、これは今年追加された「100」番で、従来の「103」番のラインャパ16lb-85mに対して16lb-100mと深溝化されており、尚且つハンドルも80mmだったものが90mm化されているという優れもの。

ボディーもメインフレームとハンドル側サイドプレートがメタルなので剛性も高いでしょう。

しかし、今年発売の番手ということで中古市場にほぼ出回っておらず、従来のタトゥーラ103が中古で10,000円も出せばいくらでも手に入る中、ラインキャパとハンドル以外同じリールのたかが番手違いに2万円近く(新品)も出したくありません。

タトゥーラ100の新品を買うお金があれば、ジリオンTWの中古が買えそうですしね。

よってタトゥーラ100もちょっとパス。

ダイワ タトゥーラ HDカスタム 153SHL-TW 17モデル

そしてちょっと気になったのがこのタトゥーラHDカスタム。

これも2017年に追加された新番手で、従来の「150」番に比べるとラインキャパ20lb-100mとちょうど良い感じに減り、無印マグフォースだったのが「153」番ではマグフォースZへと進化しています。

ハンドルも100mmだし、メタルボディだし。

それにΦ36mmスプールなので近距離のキャストには全く向きませんが、遠投のみに重きを置いた場合にその恩恵は大きいでしょう。

しかしこれ、2万円超えなんですね!

高いよ~、例によって出たばっかりなので中古が全然見付からないし、ミドルクラスちょい下のタトゥーラに2万数千円かぁ~、と考えます。

従来の無印タトゥーラHD150は、中古で1万円ちょっと出せばいくらでも手に入るほど市場に溢れていますので、153の方はなんだか割高に感じてしまって手が伸びにくいですね。

これこそジリオンTWの程度の良い中古品が買える金額ではありませんか。

ダイワ 15ジリオン TW 1516XXH

ラインキャパ16lb-100m、スプール径36mmで遠投仕様、ソルトに強いマグシールドベアリング搭載、ギア比9.1のなんとハンドルひと巻き102cmのモンスターリールです。

発売当時は人気で高かったのですが、今はジリオンSVの登場もあってか中古で2万円以下、うまくいけば15,000円程度で手に入るようになりました。

気になる自重も215gとそこまで気になる重さでもなさそう。

よし、これでいくか!

と思っていたところで偶然見付けたのが、今回購入の16タトゥーラCTタイプRだったんです。

新品でしたが不人気なのでしょうか?相当安く買えました。

確かに2016年発売と比較的新しいモデルにしては、すでに店頭に在庫を展示している実店舗は近所にはありませんでしたし、ネットで販売しているお店もほとんど見付かりませんでした。

元々USダイワで発売されていた無印タトゥーラCTがタイプRにバーションアップし、それが2016年にタイプRのみ日本のダイワで正式に発売され、たった1年で店頭やネットから姿を消してしまうほどに販売に力を入れていなかったのか、ただ売れなかっただけなのか、、、。

真相は定かではありませんが、ラインキャパ16lb-100mと申し分なく、一応メタルボディ(ハンドル側サイドプレートのみ樹脂)だし、XSはギア比8.1でハンドルひと巻き86cmだし、90mmハンドル標準装備だし、自重は205gだし。

それに加えて安い=ソルトで気兼ねなく使える金額なので、これは良いリールを見付けたものだと今回の購入に至った次第です。

タトゥーラCTタイプRの良いところ

随分前に無印タトゥーラを所有していたことがありましたが、その頃はあまりタトゥーラに対して良いイメージがありませんでした。

が!

今回入手したCTタイプRはとても素晴しい。

その辺の女子並に手が小さい私が3フィンガーでしっかりとパーミングできるコンパクト感。

すっぽりと手の中に納まっているのが画像から見て取れますでしょうか。

別途所有中のスティーズSV TW、スティーズA TWと比べてみても、パーミング性能に特別な劣等感は感じられません。

そしてそこそこ飛ぶ。

今回のインプレッションは台風22号の影響による強風下で行われましたが、

家に余っていた20lbフロロカーボンラインをスプールにパンパン(約80m)に巻いた状態&強風下のため強めのブレーキダイヤル12で1ozのスピナーベイトをフルキャストすると、ラインの隙間からうっすらとスプール軸が見えたので60m~70mは飛んでいるかと思われます。

当初より予定しているフロロ16lbに巻き変えればまだ飛ぶでしょうね、そうしたら風があまり吹かない日を狙ってちゃんと飛距離を測ってみます。

フルキャストの際に「ブゥゥーン」とそこそこ大きな音がしますが、これは非スピードシャフト構造(スプールに長い軸が付いている)からくるものでしょう。

しかしこれはデメリットとは考えず、「剛性」に重きを置くのであれば多少のスプール重量増の代償としてスプールにしっかりとした軸が入っていることはプラスになると考えています。

軽量ルアーばかりを投げるのであれば気にする部分なのかもしれませんが、今回私が必要とする用途では何の問題もありません。

おそらくΦ34mmスプールからくる遠投と近距離キャストのバランスも悪くないと思われるため、1タックルであれもこれもをやりたい私のような人間には、タトゥーラHDカスタムやジリオンTWなどのΦ36mmスプールモデルよりも扱いやすいでしょう。

実際、今回投げたスピナーベイトではフルキャストもピッチングも、どちらも同じブレーキダイヤル12で快適に投げることができました。

あと、無印タトゥーラでは硬い硬いと思っていたクラッチも改善されたのかな?それとも個体差だったのかな?カチッと感はあるが決して苦になる硬さではありませんでした。

それに加えてお値段以上の巻き心地の良さ。

これは是非スティーズユーザーに体験して欲しいですね~。

スティーズ(SV TW、A TW共)は非常に軽くサラサラとした巻き心地なのですが、それより若干のヌルヌル感が有る程度でほとんど同等と言っても過言ではない巻き心地の良さです。

特にスティーズA TWと同じハンドル長90mm、そして同じ形のハンドルノブなので、目をつぶって巻いたらどっちがスティーズでどっちがタトゥーラか、100%言い当てられる人は少ないのではないでしょうか。

というぐらい、軽くて滑らかな巻き心地です。

安くて強くてコンパクトで、それでいて巻き心地が良くて太いラインが沢山巻けて、良い意味で「普通のリール」に必要な性能を全て高水準でクリアしていると思われます。

良いリールじゃありませんか、タトゥーラCTタイプR。

タトゥーラCTタイプRの悪いところ

そんな良いリールにも、欠点というか、私との相性が悪い部分がありました。

私はパーミング性が良いリールは3フィンガーのままキャストします。

そうするとどうでしょう、画像を見ていただくと人差し指がマグネットブレーキ調整ダイヤルに当たっているのが分かるかと思います。

このままの状態でフルキャストすると、

人差し指が知らず内に、ダイヤルを「ブレーキを弱める側」に回してしまい、

その結果、そこそこのバックラッシュを誘発してしまうのです。

まだ「ブレーキが強まる側」へ回ってくれる分には飛距離が落ちるだけなので良いのですが、弱まる側に勝手に回ってしまうので性質が悪いです。

はじめにこの症状に気付いた後、相当気をつけて投げていたつもりでも、1日の内で計3回も同じ症状が起きてしまいました。

これはキャスト時の握りを変えるか、キャスト毎に相当意識していく他ないでしょうね。

これはスティーズA TWのブレーキダイヤルなのですが、ダイワの人も今回のダイヤルが勝手に回る症状に気付いているのではないでしょうか?

スティーズA TWではしっかり握りこんだままキャストしても勝手にブレーキダイヤルが回らないような造りになっているではありませんか。

これが唯一の不満だったのですが、結構致命的な部分ではあります。

あとは悪いところとは関係ないのかもしれませんが、ボディーに多目に配色された鮮やかな赤色で好き嫌いが分かれそうではあります。

パッと見、

ダイワ 14スティーズLTD SV103H-TN

マシンガンキャストことO.S.P代表の並木さんモデルのスティーズリミテッドにそっくりなので、T.NAMIKIファンにはたまらないかもしれませんが、私のような軽いおっちゃんなアングラーにはちと派手過ぎる。

そして、

ブラックレーベルプラスのコルクグリップにはなんとなく似合っていないような気がします。

江津湖でヘビキャロを試してみた

さあ、前置きが長くなりましたがいよいよ実釣です。

2017年10月29日(日) 熊本市 下江津湖釣行

台風22号の影響で午前中は雨予報だったため、止むのを待って遅めのAM10:00に到着。

「よ~し、激シャロー(江津湖は水深1mもない場所がほとんど)な江津湖で場違い感たっぷりのヘビキャロを試すぞ!」と意気込んでいたのですが、

画像では分かりにくいですが、台風の影響による結構な強風で、水面がかなり波立っていました。

「あれっ、これはワームなんか投げてる場合じゃないぞ!!」

とすぐにスピナーベイトにチェンジ。

我らがミラクルジムも「風が吹いたらスピナーベイト」だと仰っていましたしね。

こんな日は、強風時にそのポテンシャルを最大限発揮する(と私は思っている)信頼と実績のO.S.Pハイピッチャー1ozを投げるほかありません。

するとどうでしょう、フィールドに着いて10投もしない内に答えが返ってきました。

いえぇぇぇぇぇぇぇいぃぃぃぃぃぃぃぃ!

久々バス釣ったったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

下顎ですが、しっかりとフッキングが決まっております!

っと思ったら、よく見たら口の端っこにギリギリだったみたい。

あぶね~、獲れて良かった~。

そこそこデカそうだったので珍しくメジャーで測ってみましたが、なんとジャスト40cm!

これが本当のヨンマルです。

江津湖のバスにしては良いサイズではないでしょうか。

自身のブログを読み返してみると、9月24日に立岡池でキーホルダーみたいな豆バスを釣った以来、実に約1ヶ月振りとなるブラックバスとのご対面でした。

いや~、ヘビキャロに拘らんで良かったばい!

しかし良いですね、7011HRB。

重いスピナーベイトをピュッと遠投でき、ゆっくり巻いても強い引き抵抗にロッドが負けることはなく、それでいて全く曲がらないわけでもなく、ブレードの回転がしっかりと手元に伝わってきて、魚が掛かった瞬間の違和感も瞬時に手元で感じ取ることができました。

さらに魚が食ったことを感じ取ってすぐに強いアワセを入れた後、必至に抵抗しようとする魚の「ビクンビクン」が面白いように手元に伝わってくる。

軽くて張りはあるが程よく曲がり粘りも感じるロッドなのですが、感度は相当高いようです。

ハイピッチャーも良い仕事をしてくれました。

画像右が1ozのハイピッチャーで、左が1/2ozのDゾーン。

ハイピッチャーの方が自重が倍ほど重たいにも関わらず、軽いDゾーンに比べて相当コンパクトなのが見て取れるでしょう。

このコンパクトさが釣れる秘訣なのではないかと考えています。

とりあえず1匹釣ったしそろそろヘビキャロの試し投げでもしてみるか、とここからやっとヘビキャロを投げてみます。

いずれ詳しくご紹介しますが、「あらゆるルアースナップで簡単にチェンジしたい私」がヘビキャロ用に作ったリグがこんな感じ。

ダウンショットリグだって、

スプリットショットリグだって、全てスナップでリグチェンジできるようにしています。

そうしておくことでリグ(ルアー)の交換が苦にならず、適所に最適なルアーを投げることができるようになり、結果として釣果が上がるのだと考えています。

早速「簡単にルアー交換出来るヘビキャロ仕掛けの作り方」を書きました!

そしてしばらくヘビキャロの扱い方を練習していると、

出ました!

かなり小さいバスですが、私にしては珍しく狙った釣り方で釣れた非常に嬉しい1匹でした。

レインズのGテールサターンという、安いのによく釣れるワーム。

通常Hクラスのベイトロッドでキャストすら気すら起きない極小ワームですが、こいつをヘビキャロで50m以上遠投し、ウィードの上のフワフワ泳がせることで釣れた1匹でした。

レイン Gテールサターン 2.5

これですね。

よし、ヘビキャロ釣れるぞ!

と広範囲を探りますがその後の反応は特に無し。

未だ風は強く、水面がかなり波立っている状態なので、もしかすると小さいワームに魚が気付いていない?

と心配になった私は同じワームの4インチモデルにチェンジします。

するとすぐに、

ティップ「ブルルンッ」

私「キター、ロッドを天に向かってバシッ」

ワーム「スポッ」

orz、、、。

確実に魚のアタリだったのに、まさかのすっぽ抜け。

画像上が使用後、下が使用前。

ふと気付けばGテールサターンのテールの先っぽのみが食いちぎられ、「Gテール」ではなく普通のカーリーテールになっていました。

そしてその後もバラし2回を追加。

普段ワームの釣りをあまりやらないためか、ワームを食い込ませて(バスの口の中に送り込んで)からのフッキングというものができない身体になってしまったのでしょう。

しかしながら、激シャローで水中には所狭しとウィードが生い茂っており、お世辞にも使いやすいとは言えないヘビキャロという名のリグで何度も魚からの反応を得られたという事実。

これは更なる期待を持たずにはいられません。

今後やり込んでみる価値ありありですね、ヘビキャロ。

しかし、この日は強風の影響で上流から大量に流れてくる水草がリグに絡まりまくってかなりやり辛い状態でしたので、とりあえずヘビキャロの試し投げはここまでとしました。

ヘビキャロタックルの使用感まとめ

今回揃えてみたヘビキャロタックルは超大正解だったようです。

悩んだ甲斐がありました。

ダイワ ブラックレーベルプラス 7011HRB

ブラックレーベル プラス 7011HRBと、

ダイワ TATULA CT タイプR 100XS

タトゥーラ CT タイプR。

思えば夏が終わり、秋に入った途端に魚が釣れなくなったことで、なんとかその状況を打破しようと導入を決めたスピニングタックルは結果として失敗ではありましたが、その経験はこうして(今さらですが)ヘビキャロという新しいリグと出会うきっかけとなりました。

ありがとうスピニング、忘れないよ、スピニング。

それと今回2匹ではありましたが、秋に入って江津湖のバスはやっぱり沖に居ましたね。

どちらも岸から40~50m離れた場所で掛けた魚でした。

となると、ますますヘビーキャロライナリグが有効になるのではないのかと考えます。

しかし、シンカーがウィードにスタックしまくるせいで、思うようなワームのアクションは出せていないはず。

そこで、今後は激シャローでウィードだらけな江津湖でも快適に扱える「江津湖仕様ヘビキャロ」でも考えてみるとしましょう。

あとは使うシンカーの重さを限界まで増やしてみて、夢の100m遠投なんてのもやってみたいなと考えていたりします。

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