最強の釣り車!ハイエースの荷台に跳ね上げ式ベッドを自作してみた

釣具をたくさん積みたい。

ポイント移動の際にロッドを折りたたまないで積みたい。

汚れた道具を気にせずそのまま積みたい。

釣りに疲れたら車の中で横になってゆっくりしたい。

車中泊をしながら全国津々浦々を釣り歩きたい。

それらを全て叶えてくれる最強の釣り車は?といえば、トヨタのハイエースがまず頭に浮かぶと思います。

そんな釣り人に大人気のハイエース(200系ハイエースバン3型DX)の荷台に、今回は跳ね上げ式ベッドを自作してみたいと思います。

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自作ベッドの土台

まずは肝心の土台作りです。

ハイエースバンの荷台に純正装備された、荷物固定用のフック取り付け部分を利用します。

これは「ヘキササポート」という、家の床下の柱を支える丈夫な建材(束)です。

家を建てるために使う材料なのでその強度は折り紙つきですし、240mm~385mmまで高さを調整できるようになっていて非常に使い勝手も良好です。

「マラソン中ポイント3倍」エアウォーターマッハ ヘキササポート(スタンダードタイプ) S330 280~380mm

そしてなにより安い!

純正荷物固定フックのボルト穴を利用して、こんな感じで取り付けたいのですが、

荷台の凹凸のせいでヘキササポートがぐらぐらします。

そのため荷台の凹凸に干渉する部分をサンダーでカットして、

切り口から錆が発生しないように適当な缶スプレーで軽く塗装します。

そうしてグラつかなくなったヘキササポートを前後に取り付けて、

こんな感じで2×4材を渡して固定したら、これで土台の片側が完成です。

もう片側も同じように作業しましょう。

2×4材はどこのホームセンターでも置いてあって、そのうえ格安なのでよく使います。

自作ベッドのベッド板

ヘキササポートと2×4材で作った土台に、荷台に合わせてカットした板を載せてみます。

おおっ、この時点ですでにベッドっぽくなりました。

跳ね上げ式にするため、荷台の中央にコンパネの継ぎ目をもってきました。

中央の脚はどうしよう、、、。

とりあえず余った木の棒で支えて仮組みしています。

ざっくり測ってカットした部分が、なかなか良い感じに車体にフィットしました。

自作ベッドのマット

ベッド板がコンパネのままだとなんだか味気ないので、見た目を良くするのと若干のクッション性を与える意味で、表面にマットを貼っていきます。

用意したのは縞鋼板柄のフロアーマットです。

こんな感じで裏返したフロアーマットにコンパネを載せて、

余分な部分をカットしたらタッカーで貼り付けます。

E-Value・ミニタッカー&ホチキス・TH-1

こんなホビー用のタッカーでも、一家にひとつあると結構活躍してくれますよ。

角の処理がとにかく難しかったです。

本職の人はどうやって綺麗に収めてるんでしょうか?

それでもコツコツ頑張ると、ただのコンパネだったものがこんなに格好良い見た目のベッド板に生まれ変わりました。

自作ベッドの組み立て

ここまでの作業で土台とベッド板が完成しましたね。

準備は整いましたので、ここから組立てていきます。

と言いたいところですが、思いのほかここまでの作業に時間が掛かってしまい、辺りが暗くなってきたため、途中の写真を撮らないままいきなりの完成となりました。

最後まで悩んだ中央部分の脚は、ホームセンターで良いものを発見したためそれを使用。

自作でテーブルを作る人のために販売されている、テーブル脚のみの単品なのですが、

先端に高さを微調整するためのアジャスターを取り付けることができるので、これのおかげでハイエースの荷台の凹凸に合わせて脚の高さを調整することができました。

自作ベッドの跳ね上げ機構

ハイエースの荷台にベッドを自作する人はたくさん居ると思いますが、跳ね上げ式にしている人は少ないのではないでしょうか。

なぜ跳ね上げ式にしたかというと、ハイエースの広い荷台いっぱいにベッドを作ると、ベッドの下に置いた荷物の出し入れが大変だと思ったんです。

そこで土台とベッド板の固定部分にステンレスの丁番を使用しました。

そうするとこんな感じの何の変哲もない荷台のベッドが、

パカッ!!っ跳ね上がります。

試しにベッドの下に脚立を入れてみましたが、出し入れが非常にスムーズに行えました。

これでクーラーボックスみたいに通常であれば荷台のスペースを占領する大きな荷物をベッドの下に収納しやすくなったので、ベッドの上をかなり広く使えるようになりました。

そのためちょっと休憩しようかな~なんて時は、気軽にベッドの上で足を伸ばして横になることができますね。

自作ベッドまとめ

さあ、私の構想1ヶ月、製作1日の超大作はいかがでしたでしょうか。

ちなみに今回のDIYに掛かった費用は1万円程度です。

とても安く済みましたね~。

TRAVOIS ハイエース 200系 標準ボディ スマートベッドキット 跳ね上げタイプ DX 黒

もっとお金を出せばこんな格好良い市販品も手に入りますが、自作だからこその頑丈さだったり、愛着だったり、使い勝手(ベッド下の高さ設定など)の良さがありますので、ハイエースバンに載っている釣り人で、未だ荷台にベッドを組んでいない人が居ましたら、このブログを参考にして、是非DIYしてみてください。

実は今回ご紹介のハイエースベッド自作は、2016年4月に起きた熊本地震の直前に行ったものでした。

地震前に車の荷台にベッドを作っていたおかげで、地震で破壊された家を飛び出した後の数日間は、荷台にセミダブルベッドのマットを敷いて、家族で快適に眠ることができました。

ハイエース+ベッドじゃなかったらきつかったでしょうね。

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