これは2016年4月に起きた熊本地震によって破壊された、当時の我が家の実際の写真です。
玄関横の壁が見事に剥がれ落ちてますね。
買ったばっかりの50インチのテレビがこれもんです。
古い借家でしたが庭に池があったり、どうも「昔の良い家」だったようで、広い玄関スペースを利用してロッドやリールなどの釣具をまとめて保管していました。
壁に設置したロッドホルダーに立掛けていた釣竿は数本が倒れ、更にそこに倒れてきた家具によってその内の2本の穂先が折れました。
リールはこうやって壁に吊って保管していたのですが、何個かは地面に落下して壊れました。
よりによって私の所有する中で最高級のスピニングリール、ダイワの13セルテートが被害にあうとは、、、この当時は涙で前が見えませんでした。
この棚がロッドを折った犯人ですね。
崩れ落ちた壁と穂先が折れたロッド達。
左は確かスティーズのブリッツだったかな?被害を知った時は本当に膝から崩れ落ちました。
釣具を地震から守る必要性
まず、地震発生時は自身と家族の安全を最優先に行動して下さい。
実際に私が釣具の安否を確認しに家に戻ったのは、地震発生から数日が経ち、家族が安心して寝ることができる場所を確保した後でした。
しかし、命あっての魚釣りだとは思うのですが、そのひとつひとつが高額であることが多いのが釣具というもの。災害に見舞われようとも出来る限り被害は最小限に抑えたいものです。
例えば、今の私がバス釣りでメインに使用しているベイトリールは、定価でいうと5万円を超える超高価な代物(ダイワ スティーズSV TW)です。
魚釣りで生計を立てている人以外、釣具なんて何の利益も生まない趣味の道具です。
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スティーズSV TWを1台買うお金があれば、上手に使えば利益を生んでくれるパソコンが買えてしまいますね。
しかし、ただの趣味の道具にこれだけ高いお金を払っているということは、本気でその趣味を楽しんでいるということでもあります。
短い人生の中で本気で打ち込めることなんていくつあるでしょうか。
せっかく本気で釣りを楽しんでいる人生を歩んでいるのであれば、道具は大事にしていきたいものです。
地震に強いリールの保管方法
熊本地震で13セルテートを失った私はとても考えました。
私の場合、落下によるリールの破損だったので、今後は生身で置いておくのではなく「クッション性の高いケースに入れて保管する」という方法に辿り着きます。
そこで購入したのがこちら。
スーパー格好良いリアルツリー迷彩のバッグのようなリールケースです。
全体的に分厚くクッション性の高い素材で作られています。
縦は25cm。
横は36cmもあり、リールケースとしてはかなり大型の部類です。
仕切り板も同じく分厚くクッション性の高い素材で、位置を自由に変更することができますので、5~8台程でしょうか、うまく詰め込めば相当な数のリールを収納することができます。
ケースごとの持ち運びがしやすいので、遠征の釣りにも最適でしょう。
本当に分厚い素材なので、もしまたリールが落下するようなことがあっても、よほどの事がない限り傷も入らなければ変形することもないと思います。
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ちょっと楽天で同じものを探してみましたが、上の商品のように似たようなものはあれど、全く同じものはもう売っていないようでした。おすすめなのに残念です。
地震に強いロッドの保管方法
熊本地震で2本の高価なロッドを失った私は一生懸命考えました。
それがこちら。
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この「壁にロッドを掛けて固定する方法」が地震に対して一番強いと思います。
上のロッドスタンドの更にロッドの先端側をバンジーコードなどで固定してやれば、地震が来てもロッドが地面に落下しない=折れる心配がないという図式です。
落下しにくくするために、リールは外した状態で掛けておくのが良いでしょうね。
ただ現在、仮設住宅に住んでいるので実際に購入してはいないのですが、いつか自分の城を建てた暁には、リビングの一番目立つところにこのロッドスタンドを設置しようと計画中です。
まとめ
地震に対する備えは大切です。
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いつ来るか本当に分からないのが地震の怖いところなので、こういった防災セットは必ず家族の人数分を常備しておきましょう。
そうすることで人間側の備えはできますね。
リールやロッドは釣りをやらない人からすれば「たかが趣味の道具」なのですが、釣り人にとっての釣具という存在は「苦楽を共にしてきた戦友」だと言えます。
その戦友は自分の身を自分で守ることができないので、守ってあげられる釣り人側が出来る限りのことをして地震から守ってあげましょう。
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