リールにラインを巻く量は?デプスチェッカーがあれば糸巻き量は完璧です

みなさんはリールに新しいラインを巻く際、どれぐらいの量を巻いていますでしょうか。

超遠投を視野に入れて、漢は黙ってスプールエッジまでパンパン派?

それとも無駄にスプール重量を増やさないために、必要な量だけを巻きたい派?

そのリールの使用目的によって変わる部分だとは思いますが、そういう私はどっちも派です。

例えば12lb-100mのスプールに50mだけラインを巻きたい場合、下巻きを入れてスプール径を調整し、最終的にラインがスプールエッジちょい下まできっちり巻かれるようにします。

詳しく書くと、

  1. リールに新品のラインを必要な量巻く
  2. そのラインのカットした端を一旦セロテープで留める
  3. その上から余ったPEラインをスプールエッジ下まできっちり巻く
  4. PEライン(下巻き部分)を空のスプールに巻き戻す
  5. 最初に巻いた新品のラインを空のスプールに巻き戻す
  6. 下巻き部分のPEラインをリールに巻く
  7. シールテープで下巻き用PEラインを固定する
  8. 下巻きの上に一旦巻き戻した新品のラインを再度巻く

この8つの工程を経ることで、必要な量のラインをリールにきっちり巻くようにしています。

ただこれ、結構大変なんですよね。

ちなみに7の「シールテープ」とは、このブログ《ビッグシューターコンパクトにPE「パワープロZ」3号を巻いてみる》で紹介している本来水道管工事で使うテープのことで、これは無駄にスプール重量を増やさないしベタつかないしで超おすすめの方法です。

そんな大変な8つの工程の中で最も難しい部分が、実は「1.リールに新品のラインを必要な量巻く」ことだったりするんですが、これは釣り人であれば皆ご存知のことでしょう。

私はこれまで「このリールのハンドルひと回転は85cmだから~、50m巻きたいんだから~、え~と、5000cm÷85cmで~、ハンドル59回転だな。いや待てよ、スプールにパンパンにラインが巻かれた状態でのハンドルひと回転が85cmだから、あれっ、巻きはじめはひと巻き何cmになるんだろう?ん~、よく分からんからなんとなく5cm引いて、ハンドルひと巻き80cmで計算してみるか。そうすると5000cm÷80cmだから~、ハンドルを63回転巻けばオッケーだろう。」などと、実際リールに何メートルラインを巻けているのかを、フワっとさせたままやり過ごしてきました。

そうすると困るのが、

クレハ シーガー R18 フロロリミテッド 100m

フロロであればほとんどこれを巻いているといっても過言ではないほど愛用しているシーガーのフロロリミテッド。

この100m巻きで50m部分とかにマーカーがないタイプのラインを巻く場合ですね。

これでマーカーがあれば何も問題ないのですが、100m巻きだと最初の50mを間違って60m巻いてしまった場合、二度目が40mしか残っていないことになってしまいます。

50mも巻いてあれば遠投もこなせますし、何度かカットしてもそこまでシビアにライン残量を気にする必要はないのですが、40mしか巻けていないとライン残量が気になってすぐに巻き変えないといけなくなる気がして、精神衛生上あまりよろしくありません。

別に10mぐらいいいじゃないか、っとお思いかもしれませんが、そうすると間違ったライン巻き量に合わせた下巻きのせいで、次に新しいラインを巻く際にきっちり巻けなくなります。

理想は最初にラインをきっちり50m巻けて、それに合わせて下巻きをする。

しばらく使ってラインが痛んだら、下巻きよりも上のラインだけを新しいものに巻き変える。

これが一番簡単です。

そのため私はいつも、

最初にラインを巻いたあと、こうして何回転ハンドルを巻いたかをスプールに書いておき、二度目のライン巻き替えの際に答え合わせをするのですが、これが未だに正解だったためしがありません。

これだから難しいんですよね~、リールにラインを何メートル巻けたか?ってやつは。

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デプスチェッカーとは?

しかしながら、そんな悩みもこのデプスチェッカーがあれば一瞬で解決します。

えっ、デプスチェッカーとはなんぞやとな?

これは商品名を読み取ってみると分かるのですが、

デプス(Depth)=深さ

チェッカー(checker)=チェックする係

そう、本来は水深を計測するための道具なのです。

しかし、その機構をそのまま利用してリールの糸巻き量を計測したり、投げたルアーの正確な飛距離を計測したりするのにも使える優れものなんですよ。

使い方は超簡単。

本体をロッドに固定、そしてオレンジのローラーにラインを巻きつけてリールを巻くだけで、デプスチェッカーを通過したラインの長さをきっちり計測することができます。

デプスチェッカーを実際に使ってみた

さぁ、それでは実際に、ラインをリールに巻いていきましょう。

画像のロッドは結構太いブランクスなのですが、難なく取り付けることができました。

それもそのはず、パッケージに記載のロッド対応直径は15~25mmとかなり幅があります。

ちなみにこのブログ《オカッパリの1本!ヘビーバーサタイルなBL+6101MHFB-G実釣インプレ》で紹介したグラスコンポジットロッドです。

第一精工のラインリサイクラー2.0に巻きたいラインをセット。

今回はシーガーのフロロハンター10lbをきっちり50m巻きたいと思います。

リールはダイワのタトゥーラSV TWですが、画像を見てお分かりのとおり、冒頭でお伝えした8つの工程の内、すでに1~7までを済ませています。

料理番組で「10分煮込んだものがこちらです」と言って、奥からそこそこ仕上がったものがスッと出てくるのと同じような感じですね。

セットした様子はこんな感じ。

ちょっと画像では分かりにくいですが、このオレンジのローラー(プーリー)にラインを1回転くるっと巻きつけています。

そしてハンドルを巻いていくと、はいこれで完成、良い感じの糸巻き量に仕上がりました。

カウンターの数字が「950」を示した状態がラインを50m巻けたことを表しているのですが、これは最初「000」を示していたものが「000…999…998…997…996…995…994…」と通常とは逆に数字が進んだものです。

なぜならばデプスチェッカーの本来の目的は水深を計ることで、リールから出て行くラインの長さを計ることを基本としており、その際は「000…001…002…」と順通りに数字が進みますが、逆にリールにラインを巻きとる場合は逆通りに数字が進みますが、それさえ分かっていれば特に使用には問題ありません。

デプスチェッカーの使用感まとめ

これで100m巻きのラインをきっちり50m×2回に分けて巻くことができるようになりました。

ベイトフィネス用途だったりカヤックバスフィッシング用途だったり、あまり飛距離を必要としない釣りでは100m巻きのラインを33m×3回に分けて巻いても良いですね。

これで相当ライン代の節約ができますし、巻き替えが気軽に行えるようになりました。

PROX デプスチェッカー
PX846W

ちょっと見てみると、ネットだと安く買えるところが多いようです。

売れているのか?実店舗では在庫をあまり見かけませんでした。

ただしこのデプスチェッカー、一点だけ気になるところがあります。

それがこのラインを巻くローラーなのですが、画像の通りオールプラスチックです。

まぁ別に素材は何でも構わないのですが、ちょっとバリが気になるというか、表面がザラついているというか、なんともラインに優しい感じがしないのです。

ローラーのラインが通る部分をラバーで保護するとかしてくれたら良いのに、、、。

そのため太めのフロロとか、強いラインだったらそんなに気にしなくてもいいのでしょうが、細くて繊細なラインに使用するのはかなり気を使いそうですね。

まぁ買ってしまったものはしょうがない。

というか私が気にし過ぎなだけで、ラインに悪い影響なんて一切無いのかもしれませんし、釣り小物に強いプロックスのものなので、まずは信用して使ってみることにします。

ラパラ ライテッドラインカウンター

購入前に相当迷ったラパラのラインカウンターがどうなのかが気になるところですが、しばらくしてデプスチェッカーが壊れたらこっちを試してみることにしましょう。

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