魚釣りに欠かせない道具のひとつに「クーラーボックス」があります。
釣った魚を持ち帰る時に使用するのはもちろんですが、その他にも炎天下の中で釣りをする際には冷やした飲料を入れておいたり、日をまたぐ釣行の場合には翌日に備えて食料を冷やしておいたり、と釣り人には無くてはならない存在ですね。
そんな便利なクーラーボックスを釣り場でもっと活躍させるべく、今回はDIYで色々と改良していきたいと思います。
※今回は画像が多いのでお気をつけください。
DAIWA COOL LINE II GU 1600X
今回のドナーはダイワの汎用フィッシングクーラーボックス「クールラインII GU1600X」です。
アジングやメバリング、エギングやライトロックフィッシュなどのライトソルトルアーフィッシングに丁度良いサイズですね。エサ釣りの時に座るのにも丁度良い高さでとても重宝しています。
以前書いた上の記事のような釣りにピッタリのクーラーボックスですね。
しかし、最近ではクーラーボックスにロッドホルダーや小物入れが最初から備わっている多機能なものがあるんですね、釣具屋で見付けてしまいました。
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最初はこれが欲しいな~と随分悩みましたが、この多機能で高価なクーラーボックスは、釣りが下手な私にとって「豚に真珠」であり「猫に小判」であり「馬の耳に念仏」なのであります。要は有り難味の通用しない者に与えても、何の役にも立たないというわけですね。
自分で言ってて悲しくなりますが、せっかくダイワのクーラーボックスを持っていますので、これをどうにか多機能で使いやすいように改造していきます。
ロッドホルダーを取り付ける
まず用意しましたのがこちら。
「3連ロッドホルダー」という名前の商品らしく、その名の通り3つのロッドホルダーが連なっております。これはヤ〇オクで送料込1800円程度で購入することが出来ましたので、クーラーボックスのカスタム既製品を買うよりは、随分安くおさまったんではないかと思います。
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第一精工 EVA ロッドラック 33S 【ホワイト】 / クーラーやタックルBOXに取り付けてロッド等を立てるロッドスタンド 感想(1件) |
本当はこういうのが欲しかったのですが、1個2000円て、、、。
さあ、どこに取り付けましょう?
側面に取り付けようとすると、真ん中のホルダーがクーラーボックスのハンドルと干渉します。
背面に取り付けようとすると、幅はピッタリなのですが、やはりハンドルが干渉します。そして、
蓋を開けるとホルダー部分とがっつり干渉し、蓋が途中までしか開きません!
正面に取り付けるとバックルが隠れるので、これまた開けるのが困難になります。
困りましたね、完全に手詰まりです。やはり私のような貧民も、1つ2000円もするクーラーボックス改造用のロッドホルダーを買わなければならないのか、、、
と諦めかけたその時!
謎の声「・・・・・たまえ」
私「!????」
謎の声「バラバラにしたまえ」
私「なるほどその手があったか!!」
ありがとう、謎の声の人!!
へっへっへっ、切り刻んでやったぜ。
これで取り付け箇所の自由度が上がりました。
まずロッドホルダー2本は正面に向かって右に!
残った1本は左に取り付けました。
ちなにみ本体にビスでがっちり固定していますので、強度は大丈夫かと思います。
それとこのロッドホルダーは穴が貫通しているため、ロッドを挿した状態での持ち運びのしやすさを向上させるべく、その穴を塞ぎます。
そのために用意したのはこちら。
そうなんです、椅子の脚に取り付けて、床に傷がつかないようにするためのゴムキャップなんです。
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これを適当にカットして、
ホルダーの下の穴を塞ぐように、接着剤を塗ってキャップをかぶせました。
そうするとこんな感じでロッドホルダー部分が出来上がりました。
ゴムキャップがギリギリ地面につくかつかないかの位置になるように計算してロッドホルダーの取り付け位置を決めるのが難しかったのですが、結果良い感じに出来ましたね!
これでロッド3本をクーラーボックスと一緒に持ち運べるようになりました。
私は最近陸っぱりのバス釣りに行くことが多いので、クーラーボックスの中には冷やした飲料や食料を、ロッドホルダーには上の記事で紹介しているロッド2本とランディングネット(ルアー回収機)の計3本を挿して持ち運びができるようになりました。
小物入れを取り付ける
お次はフィッシングプライヤーだったり、フィッシュグリップなどの小物を入れるためのサイドポケットを取り付けます。
このロッドホルダーがひとつしかない側のスペースを利用します。
そのためにまず用意しましたのはこちら。
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これは電動ドリル(インパクト)のビットをまとめておくためのホルダーです。ある程度どこのホームセンターでも置いてあり、樹脂製で錆びず、それでいて格安なのでおすすめです。
そのビットホルダーをこんな感じでクーラーボックス本体にビスで固定します。
そこに、
ヒ~シャ~クホ~ル~ダ~。
これはどこの釣具屋でも売ってますね。安価なものだと数百円で買えると思います。
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ダイワのクーラーボックスなので、同じくダイワのヒシャクホルダーを用意した方が見た目に一体感が出ていいかもしれません。
そうしたらヒシャクホルダーをビットホルダーにパイルダーオン!
ジャキーン!
ビットホルダーにヒシャクホルダーのフックを引っ掛けてあるだけなので、簡単に着脱出来ます。こうしておくと、ヒシャクホルダーの中を洗いたい時なんかに便利ですね。
取り付けるパーツをホワイト×ブラックで統一したことで、非常にまとまりの良い見た目に仕上がりました。ここにフィッシュグリップやプライヤーを入れておけばすぐに取り出せるので、いざ魚が釣れた時にバタバタせずにすみます。
あとは釣った魚をすぐに絞めるためにフィッシングナイフを入れておいても良いですね。
これでいつ魚が釣れても大丈夫な状態になりました。
滑り止めを取り付ける
実はこのクーラーボックスには裏面の滑り止めがありません。
こんな感じですね。ダイワの場合、上位機種には純正で滑り止めがついていることが多いのですが、元からついていないものには後付けできるよう滑り止めだけが売ってあったりします。
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ただ1セットで1000円前後だ、、、と、、、。
たかが滑り止め、されど滑り止め、しかし私は滑り止め如きに1000円も出せる程余裕のある財布を持ち合わせておりません。
そこでホームセンターで代用品を探してみると、
やっぱりあるじゃないか!しかも格安!!
直径25mm、厚さ5mmのEVAクッションです。ロッドホルダーの下部に取り付けた椅子の脚ゴムと同じコーナーに置いてありました。
このEVAクッションの裏には両面テープが元から貼ってありますので、剥離紙を剥がして、
この部分に貼り付けて、
ホームセンターで同時購入したステンレスのタッピングビス(3mm×10mm)で、
EVAクッションが外れないように固定。
同じ作業を4箇所行うと、純正品さながらの滑り止めが完成しました。どうでしょう、自作って言われなかったら分からなくないですか?私はあまり「自作自作した見た目」があまり好きではないのですが、これは十二分な見た目に仕上がりました。
まとめ
これで釣りにいつも持っていくクーラーボックスに、ロッド3本とプライヤーやフィッシュグリップを挿して持ち運べるようになりました。
クーラーの中に飲料や食料を入れてオフショアの釣りに持って行っても良さそうですね。椅子代わりにも使えますし、滑り止めをつけたことで船上でも滑らないから快適です。
もちろん海のカヤックフィッシングに積んでいったり、
淡水のカヤックフィッシングでは飲料を入れるために積んでいったり、
陸っぱりで釣った大物を持って帰るのにも大活躍してくれるでしょう。
そして気になる‘‘今回の改造でいくら掛かったのか‘‘をざっくり計算すると、
- 3連ロッドホルダー 1800円
- 椅子の脚ゴムキャップ 200円×3つ
- ANEXビットホルダー 250円
- ヒシャクホルダー ※家に余っていたものなので今回はノーカウント
- EVAクッション 200円
- ステンレスビス 170円
約3000円です。
ヒシャクホルダーを新たに買っても4000円もしませんね。クーラーボックスのカスタム専用ロッドホルダーがひとつで2000円ぐらいしますので、今回の改造がいかに格安で済んだかが分かります。
大成功ですね。
お時間があれば、クーラーボックスのまな板装着カスタムの記事も合わせてご覧ください。
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