オフショアでブリスト5.10LH
2017年5月4日
この日は私の釣りの師匠SS氏と熊本県は上天草の湯島沖へボート釣行へ。
師匠SS氏はそろそろ調子の良さそうな春の真鯛狙い、私はフィッシュマンのパックロッド「BRIST 5.10LH」が‘‘オフショアのバーチカルゲームにどれぐらい対応してくれるか‘‘を調査するのが狙いでした。
ブリスト5.10LHの簡単なインプレは以前書いたこちらの記事をご覧ください。
ブリスト5.10LHは3本継ぎのパックロッドにも関わらず、メーカーが「1mもしくは10kgの魚を獲ることを開発コンセプトに進め、それを達成しております。」と言っておりますので、出来れば今回の釣行で実際に10kgの大物を掛けてみて、ロッドの素晴しさ(強さ)を体感してみたいところです。
上天草 湯島沖へ
いざ、ベタ凪の湯島沖へ!!
画像中央やや下、ボートの先端に薄っすら見える島が湯島です。
師匠SS氏の運転で海図アプリを頼りに湯島の右側、水深が30mから150mへ急に駆け下がるポイントを目指します。
パックロッドでジギング&鯛ラバ
今回のタックルはこんな感じ。
ロッド:Fishman ブリスト 5.10LH
リール:アブガルシア ビッグシューターコンパクト
リールは以前書いたこちらの記事でハンドルカスタムしたものです。
ライン:シマノ パワープロZ 3号
ラインは以前書いたこの記事で巻いたやつですね。
リーダー:シーガー プレミアムマックスショックリーダー 16lb
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このリーダーは本当にしなやかで使いやすいですね。
PEライン3号に対してフロロリーダー4号って細過ぎない?とお思いでしょうが、これには以下のような考えがあり、このバランスにしてます。
PE3号にしたわけ
バーチカルな釣り(ジギングや鯛ラバ)だけではなく、カヤックフィッシング時は同じタックルでのキャスティングも視野に入れているため、PEライン×ベイトリール特有のライントラブルを少なくしたいために出来るだけ太いものを巻きたい。
リーダーがフロロ4号なわけ
これまでソルトのカヤックフィッシングではベイトリールにPEラインは巻かず、オールフロロライン4号でジギングも鯛ラバもやってきて、特に不自由を感じたこともなければ不満もなかったためにこの号数です。そしてPEラインよりも極端にリーダーの強度を落とすことにより、ルアーが根掛かりした際は出来ればスナップ結束部もしくはリーダーの途中で切れて欲しいという淡い期待を込めています。※ノット部で切れると悲しいのです。
要するに対カヤックフィッシング用に組んだラインシステムのテストですね。もし水深100mで10kgの魚を掛けてもこのラインシステムで揚げることが出来るのか!?楽しみです。
このタックルでまず最初に試したルアーはこちら。
イカ型ジグ40g+鯛ラバスカート
どうですかこの‘‘釣れそう具合‘‘は!水深50mぐらいまではこの軽めのルアーを落としていきます。本当はちゃんとした鯛ラバを使えば一番良いのですが、私はどうも‘‘スナップで簡単に交換出来ないルアー‘‘は手返しが悪くなるので嫌いでして、しかし世にある‘‘釣れる鯛ラバ‘‘と謳われているものはそのほとんどが‘‘誘導式‘‘、そう一旦ラインをカットしないとルアー交換が出来ないのです。なのでこの‘‘スナップで簡単に交換出来る自作の鯛ラバスカートを装着したジグ‘‘が私にとっての鯛ラバなのです。それにこの重さのルアーであればブリスト5.10LHだとフルキャストも余裕で出来ますし、浅く広く探るのには最適です。
このイカ鯛ラバでボトムを探っていくと、
やはり居ましたね、アカハタでしょうか。30cmちょいぐらいの食べ頃サイズで掛けてすぐはかなり引いてくれました。このサイズだとまだまだロッドパワーに余裕があり、感度もまずまずで「コッココッ」というアタリも取れたしフッキングも決まったしブリスト5.10LH、良い感じです。
水深が深くなってきたのでルアーチェンジ。
ダイワのジグだったと思いますが名前は失念、重さは100gです。これにまた鯛ラバのスカートを装着し、
更にスナップとジグの間にジグサビキを追加しました。これで大物も小物も一網打尽大作戦です!
そして釣れたのがこの小物(カサゴ)、ジグサビキの方に掛かってました。
このサイズだとブリストが曲がらない、、、
早くデカイノツリタイ、、、
そう思ってあれやこれやルアーを変え、ポイントもちょこちょこと移動し、落としては巻き、投げては巻き、その時間の私はきっと鬼の形相だったと思います。
しかしこの後が全く続かず、最終的な2人の釣果はこれだけ。
数も釣れず、サイズも小さく、結構な時間釣っていたにも関わらずの貧果でした。
潮が悪かったのか←何かのせいにしてみる。
というわけで、1日ブリスト5.10LHをオフショアゲームで使ってみての感想(大物とのファイト感を除く)にいってみましょう。
ブリスト5.10LHはオフショアでどうなの?
まず結果から言うと最高です。
まず陸っぱり時では「ちょっと長いな~」と思うグリップ長さがソルトのバーチカルゲームでは非常にちょうど良く、脇にしっかり挟める長さです。それでも通常のジギングロッドや鯛ラバロッドに比べるとかなり短いので、ルアーのキャスティングもやりやすいですね。
そしてルアー表記が7-28gなのにも関わらず、40gのジグをフルキャストしたり100gのジグをシャクったりが余裕でした。本気のジギングのようにガンガンシャクるなら60-80gぐらいがちょうど良い感じで、スロージギングのようにゆっくりシャクるならMAX130gまで試しましたが全然いけます。
鯛ラバは師匠SS氏の80gを借りて使いましたが、かなり使いやすかったですね~まるでちょっと張りの強い専用の鯛ラバロッドのような使い心地でした。一度だけ鯛のアタリがあったのですが、それもしっかりと取れて掛ける事が出来ました。※すぐバラしましたけどね。
小さいですが根魚のフッキング直後の突っ込みにも余裕で耐えてくれますし、深場で掛けた魚のアタリも取れる感度の良さ(PEラインの功績も大きいと思いますが)も持っています。
バーチカルゲームとキャスティングゲーム、その両方を1本でこれほどまでにこなせる万能なロッドが他にあったでしょうか!?その使用感はまるで2刀流、使う人間を宮本武蔵な気分にさせてくれます。
軽いルアーは8gぐらいからストレス無く投げることができましたのでこれからのトップチニングにも良いでしょうし、真夏のシイラや青物のキャスティングゲームに使うのも楽しみですね。
大きい魚が釣れなかったのでその辺のインプレは出来なかったのですが、これからも引き続き色々と試してみてます。
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