Fishmanブリスト5.10LHでベイトフィネスは可能か!?投げてみる

Fishmanでベイトフィネス

フィッシュマンのブリスト5.10LHでベイトフィネスは可能なのか?

ブリスト5.10LHについて詳しく書いた記事はこちら。

カヤックフィッシングにFishmanのパックロッドは最適なのか?

簡単にスペックをだけ書きます。

  • レングス:5ft10inch
  • マテリアル:4軸カーボン
  • 自重:LH147g
  • ガイド:チタン+ステン
  • 継数:グリップ着脱の3ピース
  • 仕舞い寸法:75cm
  • グリップ部:41.5cm
  • ルアーウェイト:7-28g
  • ライン:PE1.5-5号
  • 販売価格:LH¥46,800

まず5.10フィートというロッド長さがマニアックで良いですね、背の低い私にはとても使いやすいレングスです。さらに3ピースのパックロッドでその仕舞い寸法は驚愕の75cm!これは海外遠征の際にスーツケースに入れて持ち運ぶことを想定しての設計らしいのですが、海外遠征どころか魚釣りで県外に出ることすらない私にとってはまさに豚に真珠です。70リットルのスーツケースに収まるらしいのですが、それは飛行機の場合機内持ち込み可能なサイズなのかな?海外に持ち出す機会は無いにしても「一緒に旅が出来るロッド」なんて、男心をくすぐられます。

そして今回注目したのは「ルアーウェイト:7-28g」の部分。ブログ冒頭にリンクを貼ったブリスト5.10LHインプレ記事では、ルアーMAX28gのロッドにも関わらずジョイクロ178F(56g)を意外にもキャスト出来てしまったことを書いております。そうなると次はルアーウェイト下限の7gは実際ではどうなのか?気になりますよね。

ブリスト5.10LHでベイトフィネスをしようなんてさらさら考えはおりませんが、どれぐらい軽いルアーまで快適に投げることが出来るのか、そこは気になりますので検証してみました。

※今回のブログに記載の「ベイトフィネス」とは「軽いルアーを投げること」という意味で使用しております。

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リールはパワークランク5

今回Fishmanブリスト5.10LHに合わせたリールはアブのパワークランク5です。

普段はビッグシューターコンパクトを合わせることが多く、そのためブリスト×アブのロープロリールの組み合わせを見慣れているのか、見た目は合格です。

ナイロンの16lbを巻いているのでベイトフィネスに向いたセッティングとは言えませんが、実はこのパワークランク、ベアリング込みの重量が10.1gとかなり軽量なスプールを備えたリールでして、別のロッドと組み合わせるとナイロン16lbでも3gから快適にキャスト出来てしまうという意外と軽量ルアー向きなリールなのです。

3gから快適にキャスト出来るロッドはこちら。

バスロッドでシーバス攻略!江津湖シーバス釣りのタックル紹介

多分‘‘10lbを50mしか巻かない‘‘とかにすれば、更に軽量ルアーを投げやすくなると思います。ただその場合はブレーキチューンを施したほうが良いかもしれません。

マグチューンの手順を書いた記事はこちら。

アブ レボ パワークランク5のマグネットチューンとサイドカップ水没

それとパワークランク5の自重は174gです。

よく「ブリストには重たいリールが合うよ、カルコン200とか最高だね。」と聞くのですが、私の場合だと重たいリールを合わせるよりもよりも遥かにパワークランク5を合わせた方が快適にロッドを振ることが出来ます。

※最初はダイワZ2020(265g)を合わせていましたが、タックル総重量が凄いことになるからかすぐに疲れてました。

いくつかルアーを投げてみる

それでは実際にルアーを投げていきましょう。

エバーグリーン プロップマジック75 8g

これはルアーウェイト下限の7gに近い8gのルアーなのですが、このプロップマジックはマグネット重心移動システム(キャスト時にルアー内部のオモリが尻尾側にカチッと移動して重心が変わる)を搭載してるおかげでかなり投げやすく、そして飛びます。

メカニカルブレーキはゆるゆる、マグダイヤルもバックラッシュしないところまで弱めます。

そうして何回か遠投してハンドルを巻いてみると、このルアーの飛距離は60回転でした。

パワークランク5のハンドルひと巻きが55cmなので、今回は5cm引いてハンドルひと巻き50cmで計算してみます。

そうするとプロップマジックは30m飛んだことになりますね。

プロップマジックが優れているのか、ブリスト5.10LHが優れているのか、それともその両方なのか、8gのルアーが予想よりもかなり飛びました。

ジャッカル マッドサッカー90 8g

先ほどのルアーと同じ8g、しかしこのマッドサッカーは重心移動システム無しです。

ただこれぐらいの重みがあれば、ロッドにしっかりとルアーの重みが乗って、その反発を利用した気持ちの良いキャスト出来ます。

そして飛距離はハンドル58回転で29mです。ペンシルは空気抵抗が少ないので飛びますね。

せっかくナイロンラインで投げましたのでペンシルのアクションを楽しむべくロッドをピッピッ、ロッドをピッピッ、ロッドをピッ、、、

ブランクスの調子はかなりトッププラグ向きだと思うのですが、グリップが長過ぎて腕に当たってやり辛いったらありゃしない。それとロッドが重くて連続したアクションはきついかな、要筋トレです。

VIVA スピンバイアス 5g

私の持つルアーの中で、1番バスを釣ってくれているルアーです。

どれぐらい釣れているかというとこちらとかこちらとかこちらとかこちらの記事をご覧ください。

しかしちょっとこれは軽すぎる、、、

と思ってしばらく投げていたのですが、ちょっと慣れてくるとハンドル50回転=25mも飛ぶようになりました。飛距離だけ見ると実釣可能な範囲ですが、ただこれはかなり着水点の精度に欠けましたので、実践では使い物にならない飛距離です。

もっとラインを細くすればもう少し飛ぶだろうし、キャストの練習をすれば精度は上がるでしょう。なので‘‘投げれないことはないルアーの重さ‘‘がこの辺なのかもしれません。

DAIWA ハイドロハンド 5.5インチ

めちゃめちゃ釣れそうなこのワーム、未だに1匹も釣れたことがありません。

【期間中最大ポイント25倍】ダイワ ハイドロハンド 5.5in (バスワーム)

この商品説明文を読んでみてもらえると分かると思うのですが、これで釣れない意味が分からない!と思って買ってみたんですがね。

そんな釣れそうなワームをノーシンカーでいっちゃいましょう。重さは量っていないので定かではありませんが、スピンバイアスと同等かそれ以上はある感じです。

それではキャスト!

うん飛びませんね、ハンドル25回転=12.5mです。飛距離だけ見るとギリギリ小場所では使えそうな感じですが、キャスタビリティの「キ」もありません。

なので1/8oz(3.5g)シンカーを追加してスプリットショットリグにして投げてみます。

ルアーの総重量は結構あると思うのですが、空気抵抗が多いのか飛距離はあまり伸びず、ハンドル37回転=18.5mです。

狙ったところにキャストが決まったり決まらなかったりしますが、ちょっと練習すれば実践で使えるレベルになると思います。

ブリスト5.10LHでベイトフィネスまとめ

ルアーウェイト上限の28gを大きく超えたジョイクロ178F(56g)は‘‘どっこいしょキャスト‘‘ですが、しっかりと投げることが出来て実践で使える範囲でしょう。

ルアーウェイト下限の7gを少し下回るルアー(スピンバイアス5g)だと飛距離は結構出ますが、精度に問題があるので実践では使えないでしょう。

やはり下は7gがこのロッドの限界かと思います。ただそれぐらいのルアーだと空気抵抗の大小で投げやすさと飛距離がだいぶ変わってきますので、実践で使う下は10g位あると飛距離も精度も安定するんでしょうね。

ただ軽いものを投げるだけが‘‘ベイトフィネス‘‘だとは思いませんが、そもそもボトムの釣りに向いているロッドでもないと思いますので、無理してブリスト5.10LHでベイトフィネスなんかやるもんじゃないかなと感じました。

やっぱりブリストはレギュラーサイズのルアーをスーパーフルキャストして巻いてくる釣りが似合っています。

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