ビッグユーターコンパクト試投
2017.3.30(木)
今日の熊本県はとても良い天気だったので仕事の合間に江津湖バス釣りに行ってきました。
今回は13Revoのビッグシューターコンパクトに同じく13Revoパワークランク5/6の純正スプールを装着し、どれぐらいルアーの飛びが変わるのかチェックする事が目的です。※あわよくばバスも釣りたいと思っています。
ビッグシューターコンパクトとパワークランクのスプール互換性はこの記事で確認済みでしたね。
先日ビッグシューターコンパクトにシマノのPEラインを巻いてルアーの飛距離を測った記事を書きましたが、スプールとライン以外のタックルはその時と同じものを使用します。
タックル
ロッド:フィッシュマン BRIST(ブリスト) 5.10MXH
リール:アブガルシア 13Revo ビッグシューターコンパクト
スプール:アブガルシア 13Revo パワークランク5/6純正スプール
ライン:シーガー R18 フロロリミテッド 14lb 100m
ルアー①:ダイワ モアザン クロスウェイク 111F-SSR 18g
ルアー②:イマカツチャター 3/8oz + デスアダー6インチ 約24g
ルアー③:EVERGREEN コンバットクランク TC-60 18.5g
ビッグシューター×PEラインのインプレ記事はこちら。
まずパワークランクのスプール、メーカーホームページによると「14lb-100m」の糸巻き量なので、最近愛用している信頼と実績のシーガーR18フロロリミテッド14lbを100m巻いてみたのですが、
見事にスプールにパンパンです。このラインを巻く場合は10~20m程少なめに巻いたほうが良さそうですね、シーガーさん是非フロロリミテッドの160m巻き80mマーカー付きを販売して下さい宜しくお願いします。
飛距離計測開始
前回と同じようにメカニカルはゆるゆるにしてマグネットブレーキのみで調整します。
ダイワ モアザン クロスウェイク 111F-SSR 18g
最近の減水&普段から水深激浅の江津湖にはもってこいのシーバスルアーです。
ブレーキのセッティングを出す為にまずはブレーキMAXでえいやっ!おおっ、これでもそこそこ飛んだぞ。とりあえず5クリックブレーキを弱めてサイドえいやっ!
シューシュルルルルルルルルルルrガッ!
!!!!!!!!!!?
なんとここでバックラッシュ!キャスト直後のスプールからラインが浮きまくります。ラインは3日前に巻いてスプールになじませていたつもりですし、フロロリミテッドはフロロ界ではしなやかな方だと思うのですが、、、
おいおいまだ2投目だぜ、やはりラインをスプールいっぱいまで巻いたことが原因か?ラインをカットしようか?でもフロロリミテド高いからもったいないしな~しょうがないのでブレーキを2クリック強めます。
えいやっ!
シューシュルルルr
うおっ、あぶねーあぶねーこれでもラインが若干浮きます。今回はサミングで対応しバックラッシュは回避しましたが、これだけブレーキ強めでこれってどういうこと?ブレーキ利いてないの?
そうして色々試してみた結果やっと落ち着いたブレーキセッティングは、
MAXから1クリック弱めたところ、そうなんです、ほぼブレーキMAXです。これだとフルキャントでもピッチングでも着水直前のサミングのみでOK。もうワンクリック弱めるとキャスト毎に気をつけてサミングすればいいのですが、それはストレスフリーとはいえませんね。私のようなガサツな人間はキャスト毎に気を使うなんて繊細な作業は出来ませんので、なるべくストレスフリーなセッティングが心地良いのです。
あと色々試している間に気付いたのですが、ラインの巻き過ぎだけが原因ではなくどうもスプール重量が大幅に軽くなったことでキャスト直後のスプール回転初速が上がりすぎる為にラインが浮くっぽいです。
ビッグシューターコンパクトスプール=16.1g
パワークランクスプール=10.1g
あくまでビッグシューターコンパクトのブレーキはビッグシューターコンパクト純正スプールに合わせたブレーキセッティングで作ってありますのでそりゃそうですね、ちょっと考えれば分かりそうなことですが私は試してみるまで全く考えもしていませんでした。
ビッグシューターコンパクトのブレーキユニットですがまだ2箇所マグネットを追加する場所が残っています。これが世にいう「マグネットチューンナップ(マグチューン)」の必要性なのですね、勉強になりましたありがとうございました。
とりあえずブレーキのセッティングが出たところで飛距離計測の続きです。
改めまして、
ダイワ モアザン クロスウェイク 111F-SSR 18g
こいつはさんざん投げてハンドル45回転程に落ち着きました。前回同様ハンドルひと巻きを75cmで計算すると飛距離は約34mです。
お次はこいつ、
イマカツチャター 3/8oz + デスアダー6インチ 約24g
これは前回ビッグシューターコンパクト×PEラインで約41m飛んでくれた組み合わせですが、今回はなんとハンドル47回転程、飛距離は約35mです。随分下がりました。
最後はこれ、
EVERGREEN コンバットクランク TC-60 18.5g
これもクロスウェイク同様にハンドル45回転程、飛距離は同じく約34m。
まとめと感想
なるほど!
これがマグネットブレーキは「安定して効く」ということなんですね!ブレーキほぼMAX状態で投げた重量の違うルアー達の飛距離がほぼ足並みを揃えたのはそういうことなのでしょう。
ということはマグネット(磁力)を強くして、ブレーキ自体の効きは弱くしておいて、うまいことスプールの初速あたりを抑えてあげるようなセッティングが出せればルアーはもっと飛んでくれるのか?というかそんな事が可能なのか?
でもそう考えるとやはり「シマノの遠心(SVS)」だったり「ダイワのSVスプール」だったりはルアーの飛距離アップに非常に効果的な仕組みだったんですね。恥ずかしながら30を超えて初めてその恩恵を知ることが出来ました。
今回みたいに重量のあるルアーの投げるだけならメカニカルブレーキを併用してマグネットブレーキを弱めてあげればまだまだ飛距離は伸びたと思うのですが、私はリールの物理ブレーキ(SVS含)をあまり良しとは考えておりませんのでどうにかマグチューンをしてみて飛距離を伸ばせるよう頑張ってみたいと思います。
あっあと釣果はいつもの如くボウズでした。
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後日ビッグシューターコンパクトのブレーキチューンやってみました!