出来れば毎日釣りに行くための自作ベッドガード
釣り人であれば皆思うでしょう。
「出来れば毎日、そうでなくてもなるべくたくさん魚釣りにいきたい」と。
週に5~6日は朝から晩まで仕事をし、休日や仕事終わりの短い時間を利用して魚釣りに行くのが普通であり、月に4~5回も行ければ多いほうで、月に1回とか2回しか行けない、なんて人も多いのではないでしょうか。
※これはその人が船釣りメインとか、近所の陸っぱりがメインとかでだいぶ変わります。
「今週の休みは○○〇に△△△を釣りに行くぞ~。」
とその日を楽しみにそれまでの仕事を頑張ったのにも関わらず、前日になっていきなりこんな事を言われた経験はありませんか?
「ねえパパ、子どもが怪我をしたみたいなの。一人じゃ心細いから出来るだけ早く帰ってきて。」
おぉぅ、、、。
なんということでしょう、たまの休日の釣りに向けてラインを巻き替えたり、ルアー(仕掛け)を揃えたり、小物を用意したりしていたのに。
これを言われてしまっては、もう釣りには行けません。
しかし家族の怪我は放ってはおけません!
うわあぁぁぁ釣りにいきだいい”い”ぃ!!
とこうなる前に、家族の怪我や事故は未然に防いでおきたいもの。
釣り人は‘‘家族の安全を最優先させること‘‘が、釣りに行ける回数を増やすコツなのです。
赤ちゃんがベッドから落ちる危険
我が家には、現時点で生後9ヶ月の可愛い赤ちゃんがいます。
この可愛い赤ちゃんですが、少し前からハイハイで自由に動き回ることができ、何かに掴まってからであれば立つこともできるようになりました。
子どもの成長って早いですね。
健やかに育ってくれているのが嬉しいような、段々と成長して赤ちゃん感が薄れていくのが寂しいような、そんな心境です。
夜はベッドで川の字になって寝ています。
青が私、赤が私の可愛い奥さんK子ちゃん、緑が私達の可愛い赤ちゃんです。
この枕の位置に寝ていたはずの赤ちゃんは、
朝方に目が覚めてからは元気よくベッドの上を動き回り、
だんだんとベッドの端まで移動して、
いつかこんな感じでベッドから落ちて、怪我をしてしまうのではないかとヒヤヒヤです。
そうなってからでは遅い、可愛い赤ちゃんが心配だ!
(そうなったらしばらく釣りに行けなくなっちゃう!)
ということで、ベッドから赤ちゃんが墜落する危険を未然に防ぐべく、最強のベッドガードを自作してみたいと思います。
用意したもの
今回ホームセンターで仕入れてきたのはこちら。
結構いっぱい買いましたね~。
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関連記事:ナマゾンネット購入インプレ!バス釣りに最適なランディングネット
全部合わせると、最近私がブラックバス兼大物(シーバス、鯉、ナマズ)用に購入したランディングネットと同じぐらいの金額でした。
痛い出費ですが、可愛い赤ちゃんの安全を考えれば安いもんです。
これは矢崎化工のイレクターパイプという商品ですが、‘‘ヤザキのイレクター‘‘という愛称で有名なDIYのお役立ちアイテムです。
関連記事:ヤ〇オクで買った格安カヤックをエンジン付きに改造してみる 完結編
私が以前、カヤックに船外機(エレキモーター)を装着するために自作した、エンジンマウントの材料として使ったのもこのヤザキのイレクターでしたね。
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色はブラックを選びましたが、私が行ったホームセンターには他にアイボリーとダークグリーンがありましたので、各々我が家のインテリアの雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
私が購入したのは200cm×3本、150cm×1本です。
そしてジョイント(継ぎ手)達。
パイプもそうですが、作りたい形状やサイズによって用意するジョイントの数が変わってきますので、簡単でも良いので設計図をつくってから買い出しに行くことを強くおすすめします。
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沢山種類がありますので、不安な方は自身が書いた設計図をホームセンターの店員さんに見てもらい、必要であろうジョイントの種類と数を教えてもらってください。
ちなみにこれが今回私が作成した完璧な設計図(笑)です。
イレクターのパイプとジョイント以外に購入したのがこちら。
イレクター用接着材と、ベッドガードをベッドに固定する為のサドル、そのサドルをベッドに打ち付けるビス、イレクターをカットするためのパイプカッター、取り付け位置調整用の木片です。
このパイプカッターの選択が、後にあんな悲劇を生むなんて、、、。
イレクターでベッドガードを自作していく
それではDIYスタート。
まずは設計図に合わせてパイプをカットしていきます。
何度かやってみてコツを得たのですが、最初はパイプカッターの刃を軽くあてて2~3周軽く回して薄い線を引き、
それから徐々に力を入れて(刃を強く押し当てて)いくと真っ直ぐ切れるようです。
こんな感じですね。
こうやって台の上にパイプを乗せて切ると、いくらか楽に作業ができます。
ただ3カット目に気が付きました。
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SK11 パイプカッター (PC-32) 藤原産業 パイプ用カッター パイプ用カッター パイプ パイプ用 カッター 切断機 |
このパイプカッターではダメです!
安かったから、という理由で選んだのですが、圧倒的にパワーが足りません。
4カット目になると、
なんということでしょう、パワーの足りないパイプカッターをかなり強く握って動かさないといけないせいで、中指の付け根下あたりにマメ(水脹れ)ができてしまいました。
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今回は高価なため敬遠した‘‘ヤザキのイレクター専用のパイプカッター‘‘ですが、実物を見てみるとその専用さ加減が分かります。
これ、めちゃくちゃデカイんです!
なのでパワーがあるのでしょう。
今後イレクターで色々と自作してみようと思う方には、絶対にイレクター専用のパイプカッターがおすすめです。
私は開始早々両手ともに限界がきたので、それからは金属ノコギリを使用しましたが、これが非常に早くて楽でした。
結局パイプカッターいらんかったじゃん、、、。
※ただ金ノコだと、切り口があまり綺麗じゃないので‘‘バリ取り‘‘とか余計な作業が増えます。
あと、パイプをカットする長さを決める際は、必ずジョイント分を計算に入れてください。
例えばこの角に使うジョイントの全幅は33mm。
パイプを差し込める深さは30mmです。
なので、例えば100cm幅の造作物の両端にこのジョイントを使用したい場合、パイプの長さは
(ジョイント幅3.3cm-ジョイント深さ3cm)×2-完成幅100cm=99.4cm
となりますね。
長い分には切り直せば良いだけなので、切り過ぎに注意が必要です。
あとは切ったパイプとジョイントを、パコンパコンとはめ込んで仮組みします。
そうしたら土台も作りましょう。
固定方法はベッドマットの下に入れ込むとか、床置き式にするとか、ネットで調べてみると他にも色々あるようですので、好きな方法を選んでください。
私の場合はより強固に、より簡単に、とベッドに直接打ち付ける方法をとりました。
この木の板は何なんだって?まぁまぁちょっと待ってください。
自作ベッドガード完成
先ほど作った土台に、仮組みしたベッドガード部分を取り付けます。
おお~、これはまさにそびえ立つ壁!
そこら辺の巨人では太刀打ちできないはず!!
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ベッドの頭側は、
おお~。
足側もおお~。
ベッドの幅いっぱいいっぱいで作ってあるので、余計な隙間がありません。
これが既製品になると‘‘ベッドとぴったりサイズ‘というものが売っておらず、両端にできるであろう余計な隙間が嫌だったので、頑張って自作してみて良かったです。
赤ちゃん視点(ベッドの中から)で見てみるとこんな感じ。
ちょっと下の隙間が大きいかな?
そんな時は土台から本体を取り外して、
脚の高さを切って調整しましょう。
そうして納得のいくサイズに仕上がったら、最後は専用の接着剤で接着していくと完成です。
ちなみに土台の後ろに追加した木の板は、こんな感じでベッドガードの脚とマットレスが干渉しないようにするためのスペーサーでした。
まとめ
使い方をマスターしておけば何でも作れるヤザキのイレクター。
例えば釣具用の棚を作ったり、ロッドスタンドを作ったり、自動車の荷台にベッド(棚)を自作したりと本当に何でもいけますので、一度ベッドガードでも作ってみてその使い方に慣れておくと、今後の釣り人生の糧になってくれるでしょう。
パイプカッターが専用のものだったらもっと楽に作れたと思いますので、出し惜しみせずに買っときゃよかったぜちくしょー。
あとは完璧な設計図(笑)を用意することで、無駄な材料を買う必要がなくまります。
私の完璧な設計図(笑)に沿って用意した材料の余りはたったこれだけ!
凄いですね~、ほぼ無駄がありませんでした。
自作ベッドガードのおかげで、我が家の可愛い赤ちゃんの安全、私の可愛い奥さんK子ちゃんの安眠は確保されました。
これで、今後釣りに行ける回数が倍増したはずです。
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