1990年代、空前のアウトドアブームが起こりました。
その中でも特にルアーを使ったバスフィッシングは、当時(もちろん今でも)テレビで大人気の木村拓哉さんや反町隆史さんら有名芸能人が趣味にしていたこともあり、その影響はとても大きくバス釣り人口は爆発的に増加します。
我らがミラクルジムが登場するアニメ、グランダー武蔵もこの頃でしたね。
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ところがその後10数年経った今、バス釣り人口は減少の一途を辿っています。
急激に増えたアングラー達によりメジャーなポイントは一気に飽和してしまい、その結果として、そういったフィールドの魚がスレてしまって全然釣れなくなる。
そうすると、一過性のブームでバス釣りを始めた人達は「釣れない釣りなんか面白くも何とも無い」と、吐き捨てるようにしてバスフィッシングから離れていきました。
さらに、2005年に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」でブラックバスが特定外来生物に指定されたため、バスフィッシング業界自体に「バス釣り=悪」なんて見当違いではあるがなんとなくブラックなイメージがつきまとうようになったことも、バス釣り人気衰退の一因となったと考えられます。
その当時は1個1500円程度のルアーがその人気と品薄さからプレミア化し、カラーによっては10000円を超える高値で取引されていたなんて、最近バス釣りを始めた人達に話しても信じてもらえないかもしれませんね。
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※すいません、こんなこと書いておきなが、ら私もその時代を知らないのでとても信じられません。
そんな中で、その「最近バス釣りを始めた人達」はとても大変だと思います。
「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」と「一部のマナーの悪いアングラー達」のせいで、バス釣りができる場所がだんだんと減り、その中で悠々自適にバス釣りを楽しめる限られた場所には毎週末沢山の釣り人が集まるため、ますます魚がルアーに慣れて(警戒して)しまってなかなか釣れてくれない。
そんな状態からのスタートとなるからです。
「ただルアーを投げているだけで楽しいから、魚なんか釣れなくてもバス釣り最高!」という風変わりな人を除いて、せっかく釣りに行くんだったら誰でも魚は釣れた方が絶対に楽しいですよね。
下手なわりに無駄に釣り歴だけは長い私の場合、2016年秋頃まではバス釣りに10~20回行ってやっと1匹釣れるか釣れないか、というへっぽこ具合。
おかげで何度もバス釣りを辞めてはまた復帰して、を繰り返していました。
その当時の私の中でのバス釣りは、「釣れないのは当たり前で、キャスト練習してる最中にたまに釣れることがある」みたいな位置づけでしたが、そんな私でも2016年冬頃からちょっとづつですが、やっとバスが釣れるようになってきました。
2016年の冬に何があったかって?
そこなんです。
今回のブログでは、ずっと下手くそだった私が如何にしてバスが釣れるようになったのか、その意外で実はとても簡単だった方法を紹介していきたいと思います。
※少しでもバス釣り経験があり、尚且つ釣れてる方にとっては「いまさら?」な内容が大半を占めますので、本当に初心者な方のみ読み進めて頂けたらと思います。
そもそもバス釣りが上手い人は何が上手いの?
肝心なのはここですよね。
以前の私は、釣り情報誌やテレビでバスを沢山釣っている人を見ると、
「釣れる場所でやってるからだろう」
「良い道具を使っているんだろう」
「ボートでやったらそりゃ釣れるよ」
と、完全にひがみ根性丸出しな目で見ておりました。
馬鹿でしたね、おかげで長い時間を無駄に過ごしていたものだと今では非常に後悔しております。
やはりバスを沢山釣る人はそれ相応の知識と技術を兼ね備えており、それは日々の努力と研究によって成り立つものだ、ということを最近になって知りました。
根性が捻じ曲がった当時の私に‘‘それ‘‘を教えてくれたのは、元O.S.Pスタッフ、現ボトムアップ代表の‘‘陸っぱりのプリンス‘‘こと川村光大郎さんです。
※教えてくれた、といってもこっちが勝手にメディアを通して学んだだけですが。
少し前にロッド選びで悩んでいた時に(恥ずかしながら最近になって)川村さんの存在を知ったのですが、その人柄を知っていくうちに、彼のバス釣りに真摯に取り組んでいる姿勢にどんどん惹かれていきました。
ちょっとビックリしたのが、川村光大郎さんのトークショー動画を見ていると、ダイワやO.S.Pの商品の話ばかりになるかと思いきや、恐らく全くスポンサー契約を受けていないであろうメーカーのルアーを、目をキラキラさせながら堂々と勧めている一幕がありました。
スポンサーや会社の機嫌をうかがうのではなく、本当に世間のバス釣り好きのために、自分が釣れると思うルアーを「これが釣れるルアーだ」として正直に紹介してくれたのでしょう。
その一幕を見て「ああ、この人の言葉に嘘はなくて、ただ本当にバス釣りが好きなんだろうな」と素直にそう思わせてくれて以降、川村光大郎さんが喋る内容は私の中にスッと入ってくるようになります。
光大郎氏「ここにバスが居ないわけがない」
光大郎氏「こういう状況ではバスはここに居る」
光大郎氏「こんな日はこんな場所を狙うと良い」
ふむふむ。
光大郎氏「ここに居たバスはこれで喰わせた」
光大郎氏「あそこのバスはこれだったら反応する」
光大郎氏「今のバスはこれがこうだから釣れた」
なるほどなるほど。
そうやって素直に川村光大郎さんの言うことを沢山聞くことで分かってきたことがあります。
そうか、バス釣りが上手い人ってそういうことだったのか!
バス釣りが上手い人が上手い理由
ざっと思いつくことを挙げてみました。
他にも「キャストが上手い」とか「喰わせる技術が凄い」とか「釣れるリグが造れる」とか、細かいことを言い出すとキリがないので、今回は「釣りが上手い人にとっては当たり前の事で、基本中の‘‘キ‘‘過ぎて意識すらしていないかもしれない」と思われる部分です。
※私のような釣り下手人間にはこういう基本中の‘‘キ‘‘が遥かに難解にだったりします。
①バスの習性を理解している
「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」
孫子の兵法でとても有名な言葉ですね。
戦において、敵と味方のことを熟知していれば負ける心配はない。ということを説いていますが、これはバス釣りにおいても同じことが言えると思います。
よく聞く代表的なものとして、
- バスは障害物(ストラクチャー)を好む
- バスは縄張り意識が強く、テリトリーに入ってきた外敵を追い払う
- バスは好奇心旺盛で、食事目的でなくても口を使う
- バスは反射に弱く、食欲とは関係なく口を使ってしまう
などがありますね。
こういったバスの習性を良く理解することで「彼を知り」ましょう。
※「ブラックバス 生態」でGoogle検索してみてください。
そして自分自身の身体能力や性格や考え方、使う道具の特性や効果的な使用方法を知ることで「己を知る」ことができ、結果として「百戦危うからず」な釣りができるでしょう。
②バスの生態を熟知している
これも①とほぼ同じですが、「生態」という言葉には決まった範囲(定義)がないので、ここは「習性はバスの生息場所やフィールド状況で若干違ってくるもの」に対し、「生態は持って産まれた部分」だとして分けて記載します。
人間も「性格」は頑張れば変えることができますが、その人の「性質や本質」は変えられないのと一緒で、バスにもそういった部分があると考えます。
- バスは変温動物なので自分で体温調整ができず、水温から受ける影響が大きい
- 意外にもバスは目が良く、そして動体視力も高い
- バスは耳が良く、かなり遠くの水中の音を聞くことができる
- バスには側線という器官があり、近くの水流の変化を感じることができる
- バスには嗅覚を感じ取れる器官がある
などでしょうか。
バスが認識できる色について勉強すると、ルアーを購入する際のカラー選びが捗ります。
バスが快適に過ごせる水温を知ると、場所選びに役立ちますね。
※「ブラックバス 生態」でGoogle検索してみてください。
③バスの季節ごとの行動パターンを把握している
言うまでもなく、日本には四季が存在します。
私は寒い冬が嫌いで春~秋までは好きですが、私とは逆で冬が大好きだという人も沢山居ることでしょう。
これは、人間はバスと違って自分で体温調整が出来るからであって、②でお伝えしたように、バスは自分で体温調整ができないため水温から受ける影響が非常に大きいのです。
そこでその水温による活性の変化や、産卵、季節ごとに変わる餌など、その時期に合ったバスの釣り方を把握できれば釣果は一気に倍増します。
・春のバス釣り
冬に比べると日照時間が増え、水温が上がり始めます。
そうするとバスは季節の変化を敏感に察知して動き出しますが、体力のある大きな個体から動き出すことが多いため、大物狙いには絶好の季節です。
あと、この時期には産卵が絡みますので、「プリスポーン」とか「ミッドスポーン」とか「アフタースポーン」とかを意識した釣りを心掛けましょう。
※「春バス スポーニング」でGoogle検索してみてください。
・夏のバス釣り
産卵期が終わり夏を迎えると、多くのバスが積極的にエサを食べ始めます。
特に小さなバスほど早く大きくなりたいために積極的にエサを捕るため、数釣りが楽しめるのがこの時期です。
水面に落ちたセミなどの虫を模したルアーを使った「虫パターン」が効果的なのもこの時期です。
是非朝マヅメや夕マズメに試してみましょう。
あと日中の日差しが強い時間のバスはシェード(陰)に隠れていたり、水温が下がりやすいインレット(流れ込み)周辺に居着いていたりと、バスが居る場所を特定しやすいもの夏の特徴です。
まだバスを1匹も釣ったことがない!という人には絶好の季節だといえます。
※「夏 バス ポイント」でGoogle検索してみてください。
・秋のバス釣り
夏が過ぎると高過ぎた水温が下がり始め、バスにとって適水温となるため行動範囲を広がり、より多くの餌を追い求めて動き回るようになります。
また、エサとなる生物も非常に多くなる時期です。
‘‘秋は巻き物‘‘という言葉がありますが、これは適水温になり元気になって餌を求めて広範囲に散ったバスを素早く探すために、投げて巻けるルアー(クランクベイト、バイブレーション、スピナーベイト等)を使うと効率が良いよ!という意味です。
なんだか釣れる季節っぽいですね。
しかし、コツが掴めれば数釣りができるけど、バスの居場所を特定できないといつまでたっても釣れない、、、そういうケースも沢山あるのがこの季節の特徴になります。
餌(ベイト)はどこに居るのか?
これを探すことが秋バス攻略のカギになってきます。
※「バス 秋 巻き物」でGoogle検索してみてください。
・冬のバス釣り
秋を過ぎ、水温の低下とともにバスの活性は下がります。
多くのバスが、水温が安定している深場で越冬体制に入り、捕食活動が激減するため、釣り上げることが非常に難しい季節となります。
そんな寒さで動けなくなったバスを釣るために、‘‘冬は深場をメタルバイブで攻める‘‘という方法があります。
水温が下がるとバスはほぼ餌を追わなくなるので、バスのすぐ目の前でギラッギラッとメタルバイブをアクションさせることで思わずバスが口を使っちゃう、という習性の項で書いた、バスの反射に弱い部分を利用した釣り方です。
野池であれば中心部の一番深いところにメタルバイブを遠投して、細かいピッチのリフト&フォールで広範囲を探ってみましょう。
ただ、その半面で‘‘釣れればデカい‘‘のもこの季節の特徴です。
体力のあるデカバスは水温が下がっても動けるので、日中の比較的暖かい時間帯はベイトを捕食しにシャロー(浅場)まで上がってきます。
餌を食う目的で浅場まできている食い気のあるバスなので、頑張って狙ってみましょう。
※「バス 冬 リアクション」「バス 冬 シャロー」でGoogle検索してみてください。
・その他
春夏秋冬に合わせた釣り方を知ることももちろんですが、更にその中にはバスの行動や活性を左右する沢山の要素が存在します。
- 雨が降る
- ターンオーバーが起きる
- 風が吹く
- 水深が変わる
- 朝マヅメ、夕マヅメ
などなど。
例えば同じ雨でも、真夏に降る雨と晩秋に降る雨ではバスの活性の上下が全く逆になるなど、知っておけば有利になることはまだまだあります。
ただ、それらは到底私程度の知識では全てを紹介することができませんので、是非Googleで色々と検索してみてください。
④バスが今何を食べているかを知っている
密かに想いを寄せているあの娘は、最近はとにかくお肉が大好きらしい。
それが分かっていればその娘を食事に誘う際、「日本で一番美味しいステーキが食べられる店を知っているんだ」と伝えれば、デートに連れ出せる確立はぐっと高くなりますね。
人間もバスも、何かしら食べないと生きていけないし、せっかくなら‘‘好きなもの‘‘を食べたいじゃないですか。
人間で言う‘‘好きなもの‘‘は人それぞれですが、バスにとっての‘‘好きなもの‘‘はちょっと違ってきます。
それは例えば「捕食のしやすさ」や「栄養の高さ」だったり、「食べられると分かっているもの」であることが重要で、あらにデカバスは「ボリュームがある餌」を好むという話も聞いたことがあります。
「生息環境で安定して食べることができる」ものもバスは大好物です。
・バスの餌となる代表的なもの
- 小魚
- エビ
- ザリガニ
- セミなどの虫
- ミミズ
- カエル(オタマジャクシ)
- ブルーギル
- 赤ちゃんバス
例えば餌が不足する小さな野池では、バスの共食いが起きます。
そんな野池では空から降ってくる昆虫や岸際でニョロニョロしているミミズも重要な餌だったりします。
餌が豊富な河川では、その時期の旬の餌の中で食べやすいものを食べていると思います。
釣り場がどういった場所なのか、そこにバスの餌となる生き物は何が居るのか、バス以外のことも知っていかないといけませんね。
春はザリガニ、夏は虫、秋は小魚、冬は?
これは本当にその場所ごとに変わってきますので、とにかく情報収集に努めましょう。
⑤そこにバスが居ることを知っている
私はこれが一番凄いと思います。
「ここならバスが居てもおかしくないんだけどな~」
とか、
「ここで釣れなかったらもうこの場所はダメでしょ」
とか、
「あそこにはバスが着いてるから遠くから狙わないと」
とか、
プロの方のDVDなんかを見ていると、よくこんな事を仰っていますよね。
毎回凄いな~と思って見ているのですが、これこそが「日々の努力と研究の賜物」なのでしょう。
バスの居場所を特定するためにはまず、これまで紹介してきた「①習性 ②生態 ③季節 ④餌」を全て体得している必要があります。
その上で、同じフィールドに何度も数え切れないほど通い、その場所のバスを攻略していきます。
それを繰り返すことで、「ここにバスが居る」と胸を張って言えるようになるんだと思います。
いや~、世間の釣りが上手な人はやっぱり凄い人だったんですね。
具体的なバス釣り上達への道
前置きが長くなりましたが、ここでやっと本題です。
初心者(&下手)の私がお勧めする、初心者の為のバス釣り上達への道のご紹介です。
- バスの習性を理解している
- バスの生態を熟知している
- バスの季節ごとの行動パターンを把握している
- バスが今何を食べているかを知っている
- そこにバスが居ることを知っている
この中で、とりあえず①と②は座学でゆっくりと習得していってください。
③に関しては、なるべく同じフィールドに通い続けてください。
④は③と合わせて学んでいくといいでしょう。
投げやりみたいで申し訳ないのですが、一気に全部をマスターするのは大変です。
なので今回注目するのは「⑤そこにバスが居ることを知っている」という部分。
これをマスターすることができれば、ぐっと釣り上手に近付くことができます。
バスが「そこに居る」ということを知る
ルアーフィッシングの一番辛いところが、「本当にここに魚は居るのか?」との戦いだと思います。
これは初心者であれば必ず通る道ですよね。
雑誌で‘‘釣れる‘‘と紹介されていたルアーを買ってみたのはいいものの、どれだけ投げてみてもバスは釣れない。
その内に「ルアーの動かし方は合っているのか?」と不安になり、次は「このルアー、本当に釣れるのかよ?」と更に不安になる。
最終的に「ここにバスは居ないんじゃないだろうか?」と疑心暗鬼になりその場所を諦めてしまう。
あるあるではないでしょうか。
実際に私にはよくありました。
ただ、よっぽど実績がないポイントやそもそもバスが居ない場所でない限り、ある程度のバス釣りが出来るフィールドであれば、意外とバスはそこらへんに沢山居るんです。
↑最近の私にはこれが分かるようになってきました。
しかし、そこに居るバスは食い気がないタイミングだったり、隠れて休んでいたり、何かに怯えていたりします。
そういった魚は釣れませんよね、そこが難しいのです。
そこに「居る」って言われても、全然釣れないから「居ない」っと思ってしまう。
「本当にここにバスは居るのか?」という気持ちでいては、実はそこに居るバスを「どうやって釣るか?」とは考えることができません。
じゃあ、とりあえず何でも良いから「そこにバスが居る」っということの確認さえできれば、その後は「何でここにバスは居るのに釣れないんだろう?ルアーのチョイスが悪いのか?動かし方が悪いのか?カラーが合っていないのか?サイズがマッチしていないのか?」と、そこに居るバスを如何にして釣るか、それだけに集中することができますよね。
なので、まずは「そこに確実にバスが居ること」を確認します。
バスを餌で釣ることが上達への近道だった
ルアーフィッシング・ラボ‘‘という名の本ブログですが、ここでまさかの「餌釣り」を超オススメします。
良いんです、実はこれが「初心者が上達するための近道」なのですから。
しかも、個人的にはこれが「最短の近道」だと考えています。
まずはミミズ。
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もしくはエビ。
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大きな釣具屋であればどちらも入手可能ですよね。
延べ竿のウキ釣りでも良いですが、ゆくゆくはルアーでバスを釣るための最初の一歩なので、普段使っているバス釣り用タックルで臨みましょう。
ジグヘッドワッキーやダウンショット、ノーシンカーリグなど、普通のワームでのバス釣りをするみたいな感覚で、これまでのように色んなところに餌をつけたリグを投げてみます。
そしてアクションの合間にかなり長めのステイを入れます。
するとどうでしょう、これまで全然釣れなかったのが嘘だったかのように、一気に爆釣ではありませんか。
見たことありませんか?
お父さんと小さな子供が一緒にバス釣りをしていて、お父さんは良い感じのタックルでもちろんルアー、子どもは2000円ぐらいの入門タックルでミミズ、その二人をしばらく眺めていると、なんと子供だけよく釣れていて、お父さんはいつの間にか子供が釣ったバスから針を外す係になっている状態を。
まさに目指す状態はあれです。
ミミズまたエビをまずは正面、釣れなければ左右、もしくは沖、または岸際、目立つストラクチャー周辺に投げてみます。
そうすると結構な確立でバスが釣れます。
あまりに釣れすぎるため、周りの目を気にしないといけない程です。
まずは餌で魚を沢山釣ることで、確実に「そこにバスが居る」ことが目で見て体で感じて確認できるかと思います。
あとは、とにかく同じポイント(できれば他の河川と繋がっていない野池がベスト)に通いつめてみて、餌釣りでもバスが釣れやすかった時間帯、季節、場所、水深(レンジ)の違いなどを把握していってください。
出来れば1匹釣れるごとにその時の状況などをなるべく詳しくメモに取っておくと、そのメモが後々ルアー釣りに戻った際のその場所のバス攻略への重要なヒントになります。
そうして時間が経ってミミズでの釣りに十分に慣れたら、今度はストレート系のワームで狙ってみましょう。
ミミズでは釣れたのに、ミミズと同じような見た目のワームでは釣れなくなった。
それには必ず何か原因がありますので、その‘‘原因‘‘を探しましょう。
それは色なのか?匂いなのか?動きなのか?サイズなのか?
ここからはワームで釣れるようになるまでトライ&エラーの繰り返しです。
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そうしてストレートワームで難なく釣れるようになったら、次はいよいよハードルアーを投げてみましょう。
この時点になると、あなたは相当その場所に通っている状態だと思いますので、これまでに見かけたベイトの種類になるべく近いものが良いでしょう。
よく小魚が泳いでいるのを見ていたんだったらシャッドを投げてみる、といった具合です。
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ここからが難しいですよね。
ミミズでは爆釣だったし、ワームでも結構釣れるようになった。
それがハードルアーに変えた途端にまた釣れなくなってしまった。
でも落ち着いてください、この時点でのあなたは、以前までのあなたとは全く違います。
だってそこに「バスが居る」ことは知っているのですから。
だったらそこに居るバスが反応するルアーを色々と試し続ければいいだけです。
またはルアーのカラーやアクションを変えてみるなど、これもトライ&エラーを繰り返していくことで、必ず釣れるようになります。
まとめ
実は私も2016年冬に、あまりにバスが釣れないからと何度か餌釣りを楽しんだことがありました。
そうすると不思議なもので、そのあとからバスがそこそこ釣れるようになったんです。
実はそれ以前の私は、ワームの釣りで「止める」とか「ポーズを入れる」とかが全く出来ない人間でした。
せっかちなんですね、フォールで喰わなかったらすぐに回収していました。
しかし、餌釣りでそこにバスが居るという確信を持って以降は、自信を持ってワームを止めることができ、それがしっかりと釣果につながっています。
どうでしょう、餌釣りと聞くと、「そんな恥ずかしいこと出来るか」「バスはルアーで釣るから楽しいんだろう」と反発する人も居るかもしれませんが、結局魚釣りなんてものは魚が釣れなければ楽しくありません。
特にバス釣りの場合、ルアーの数は星の数ほどあるし、そのひとつひとつが決して安くない。
何人の初心者アングラーが‘‘ルアーで釣れないから‘‘と言ってバス釣りを辞めていったことか。
いいじゃないですか、私達はバスプロでもなければトーナメンターでもありません。
そういった人達が餌でバスを釣ってしまうと色々問題があると思いますが、我々初心者はまず、餌でバスを釣ってみて‘‘バスが釣れる‘‘ことを体感することが、バス釣り上達への最短の近道となります。
餌釣りを経てからのワームでの釣り。
ワームでの釣りを経てからのハードルアーでの釣り。
段階を踏むことで、確実に釣れる数は増えますし、ここまでくると、あなたは立派に‘‘バス釣りが上手い人‘‘になっています。
「まずは餌釣り」といった選択肢、バス釣りが上手くなりたいと思っている人には本当にお勧めですよ。
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