オカッパリの魚釣りをするうえで、絶対に必要だと言える「タックルバッグ」という存在。
特にオカッパリのバス釣りでは必須ですよね。
私はこれまでにいくつかのバッグを使用してきましたが、それらの中で最高のオカッパリバッグはどれか?と聞かれれば、現段階では間違いなく「レイドジャパンのバンクトレイルだ」と答えるでしょう。
上の記事は購入後すぐに書いたものなので主に外観のインプレでしたが、それから数回実際にフィールドで試してみましたので、今回は使用感のインプレをしてみたいと思います。
バンクトレイルの収納力
まず気になるのは、一体どれだけの道具が納まるのかということ。
そこでとりあえず、バンクトレイルの前に使用していたリーニアのグルーパーに納めていた道具達を収納してみました。
※ちなみにリーニアの収納はこんな感じでした。
メインの収納部分にルアーケース(バーサス VS-3010ND)とフックやシンカーを入れた小物ケース(バーサス VS-388DD)、あとはワームパッケージを2袋ほど。
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画像でお分かりのとおり、まだまだ余裕がありますね!
試しにバーサスのVS-3010NDをふたつ縦に入れてみたのですが、
なんと、ちゃんと蓋を閉めることができました!
バス釣りではあまり必要としませんが、シーバスやロックフィッシュなどソルトルアーの釣りの場合、私はその日一度も海水に浸けていない「使用前」のルアーと、海水に浸けた「使用後」のルアーをボックスで分けることにしています。
そうすることで、海水の影響によるルアーのフックの錆を出来る限り防止することができると考えているからです。
そのためソルトのオカッパリではルアーケースを2個必要とするのですが、バンクトレイルはその点も難なくクリアしてくれました。
そしてレイドジャパン公認?のバンクトレイルにピッタリのルアーケースがこちら。
バーサスのVS-3039NDですが、ビックリするぐらいジャストフィットします!
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仕切りで分けたうちの手前側に入れてもピッタリで、
ちゃんと蓋も閉まってくれます。
メイン収納部にはかなりのルアーが入りますね。
普段のバス釣りではVS-3010NDをひとつ、丸一日ガッツリor車から離れて結構移動するバス釣りではVS-3039ND、ソルトルアーの釣りではVS-3010NDをふたつ、という風に使い分けていこうと思います。
フロントのサブポケットはワームのパッケージがピッタリ。
こっちの方が収まりが良い感じです。
ちなみにワームの奥に見えるジップロックはゴミ袋として利用しているものです。
こうして常に持ち歩くことで、ちょっとしたラインの切れ端とかボロボロになったワームとかをちゃんと持ち帰ることができます。
みんなもゴミは絶対に捨てないように!
蓋の裏のファスナー付きメッシュポケットには、フックのパッケージが入りました。
あとは無くしたくない車の鍵とか、リーダーなんかを入れるのにも良いでしょう。
右サイドのプライヤーホルダーにはプライヤーを。
左サイドのロッドホルダーにはボガグリップ15lbを装着!
おそらくボガグリップ30lbでも挿入可能かと思います。
リーニアのバッグと違って、このバンクトレイルは後付けのオプション無しでプライヤー2本、ロッド2本が装着できるホルダーが標準装備されているのでお得ですね。
オカッパリの釣りでロッドを1本しか持ち歩かない私の場合、ボガグリップを挿していない方のロッドホルダーが余ります。
そこでランディングネットを挿入できないかと試してみたところ、
残念ながら入りませんでした。
まあシャフトホルダーで引っ掛ければいいんですけどね。
もしくは使っていない側のプライヤーホルダー部分にもランディングネットのシャフトホルダーを引っ掛けることが可能です。
※ちなみにランディングネットはテイルウォークのナマゾンネット210です。
バンクトレイルの使用感
ここは数回使用してみての感想です。
まず使用感を簡単に言葉で表すと「使いやすい」のひと言!
私はこれまでショルダーベルト付きのウエストバッグしか使ってこなかったため、ウエストオンリーのバッグに対して腰への負担という不安がありましたが、実際に使ってみるとこれがなかなかどうして腰が痛くならない!
これはレイドジャパン独自機構であるこのゴム紐による恩恵なのでしょう。
そしてバッグを腰の後ろに装着したままでも後手でファスナーの開閉がスムーズに行え、目で見なくても中のものをサクサク出し入れできます。
これは頻繁にルアーチェンジする私にとってはとてもありがたいことです。
リーニアのグルーパーでもそこそこ同じようなことができたのですが、バンクトレイルの方がバッグの素材が固いことから型崩れせず、さらにメイン収納室に標準装備された仕切り板のおかげで中の荷物が整理整頓されているからか更に快適です。
この仕切りですね。
プライヤーやボガグリップがサッと取り出せるのは言うまでもありません。
釣りが下手な私は魚が釣れるたびにあたふたするのですが、そのためこの「サッと取り出せる」というのがとても重要です。
以前使用していたリーニアのグルーパーでは後付けのプライヤーホルダーとボガグリップホルダーを使用していたため、どうしてもバッグとホルダーの密着が甘く、特にボガグリップを取り出そうとする時に引っ掛かりを感じていました。
やはりバンクトレイルに買い換えて正解だったようです。
バンクトレイルの防水性
小雨が降った日に釣りに行ったのでバンクトレイルの防水性を確認してみました。
30分ほど小降りの雨にうたれたバンクトレイルです。
ちょっとした雨だったのでそこまで濡れませんでしたが、この程度であれば全く中に水は染みていませんでした。
レイドジャパンのHPを見てみると、内部素材にターポリン生地を使用することで水が染みるのを防いでいるそうです。
これならば雨の日の釣行でも気にせずガンガン使うことができますね。
ちなみにリーニアのグルーパーはこの雨が苦手でした。
バンクトレイルの欠点
ここまでいいところばかりを書いてきましたが、ひとつだけ残念な箇所がありました。
それは「ドリンクホルダーが使いにくい」ということ。
これは盲点でした。
オカッパリの釣りでは脱水症状対策のため飲料を必ず持ち歩くようにしているのですが、こういったコーヒーのボトルをドリンクホルダーに収めようとすると、
グニャッ!
なんてこったい!
このバンクトレイル、残念ながらドリンクホルダー部分の生地が他の箇所に比べてなぜか柔らかいのです。
そして500mlのペットボトル(画像のコーヒーボトル)がかなりキツキツなサイズ感のため、画像のようにボトルの下縁でドリンクホルダー部分をクシャっと押し潰してしまいます。
そのためドリンクを収める際は、うまいこと片手でドリンクホルダーの口を広げつつ挿入する、もしくは両手で挿入する必要がありました。
リーニアと違って、バッグ自体の素材が固いことがバンクトレイル購入の要因のひとつだったのですが、まさかドリンクホルダー部分だけ柔らかいだなんて思いもしませんでした。
バンクトレイルのインプレまとめ
ドリンクホルダーが使いにくい点を除けば完璧なオカッパリバッグです。
釣りの最中、バッグを常に装着して一度も地面に置かない私のような使い方であれば、後手でバッグの中身を見ずに物をスムーズに出し入れできるのはかなりのメリットとなります。
中身を取り出すために、バッグをいちいちお腹側に回さないといけないのは面倒ですからね。
そして、ウエストバッグに不慣れな私でも腰が痛くならない造りは「レイドジャパンさん流石です」としか言いようがありません。
プライヤーやロッドホルダーの配置や出し入れのしやすさから、開発に携わった方のオカッパリの釣りにかける情熱とこだわりがひしひしと感じられます。
リーニアであれば別売りのオプションを装着してやっとプライヤーやら何やらが持ち歩けるようになりますから、バンクトレイルではそれらがはじめからフル装備であることを考えると、価格もそこまで高くないと考えても良いでしょう。
これはマジでリーニアを超えましたね。
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これからもっと使い込んでみて、自分に合った使い方(収納方法)を極めていきたいですね。
レイドジャパンのバンクトレイルは、簡単にまとめると「最高の釣りバッグ」でした。
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