数ヶ月前から購入を検討していたレイドジャパンのバス釣りオカッパリバッグ「バンクトレイル」ですが、使わないルアーやらタックルやらをいくつか売り飛ばし、そのうえ貯めに貯めたTポイントを駆使し、先日とうとう購入することができました!
私は特にレイドジャパンが好きだというわけではなく、これまでダッジやらレベル〇〇シリーズなどレイドジャパンで人気ルアーのひとつすら買ったことがありません。
しかし、釣具屋でたまたま見かけたこのバンクトレイルは、かなりオカッパリのバス釣りにおいての使い勝手を考えに考え抜いて製作されたのであろう、という作り手のこだわりが随所に感じられ、手にとって見るとたちまちの内に一目惚れをしてしまいました。
「これは絶対に使いやすい!」
使わないうちからそう思わされる釣り用のバッグなんて、このバンクトレイルが初めてです。
メーカーホームページでは、
「オカッパリで使用するヒップバッグには何が求められて、どうあるべきかをとことん追求して完成したBANK TRAIL」
引用元:レイドジャパンHP
という言葉で紹介されていますが、その言葉に偽りがないことが見た目に分かります。
使う前から言うのもなんですが、このバッグ、買って良かった!
バンクトレイルの機能性
このバンクトレイル、タグの裏に各所の使い方がイラスト付きで書いてあります。
カナモ社長の見た目からは想像できない(失礼)キメ細やかな気遣いですね。
バッグ外観のイラストに番号が振ってあり、
それぞれ「ここはこう使うんだよ~」みたいな説明書きがあります。
これはとても親切ですね。
実際に使ってみないと使用感が分かりにくいのが釣りに使う道具の宿命なのですが、ここまで細かく書いてもらえると、自分が普段持ち歩いている道具達がどこに収まるのかが容易に想像できます。
私はおっちゃんなので、これまで若い子向けのブランドだと思っていたレイドジャパンに対してかなり勝手な苦手意識がありましたが、このバンクトレイルのタグのおかげで一気に好印象になりました。
バンクトレイルの外観
それでは外観から見ていきましょう。
まずメインの収納部分には、マジックテープで着脱&可動可能な仕切りが備わっています。
これはかなりありがたい!
釣りの最中は後ろ手でバッグの中身を見ずにガサゴソと欲しいものを探すのですが、このような仕切りがあることでどこに何があるのかを分かりやすく整理することができますね。
そして結構な広さ(容量)があるので、たくさんのルアーや小物を持ち運べます。
ジョイクロとかのビッグベイトを入れたボックスも納まるように、と横長に設計されたのでしょうか。
メイン収納の蓋の裏にはファスナー付きのメッシュポケットが2箇所。
パッケージに入ったままのフックやシンカーなどの小物、あとはリーダーなんかが納まりそうです。
車のカギとか無くしたくないものを入れておくのにも良いかもしれません。
フロントのサブポケットです。
仕切りがたくさんあり、かなり小分けがききそうな感じ。
マチが広くそこそこ容量があるので、結構な数の小物が収納できそうです。
ワームとか入れても良さそうですね。
右サイドには備え付けのドリンクホルダーがあります。
これはオカッパリの釣りでは必須ですよね。
特に今の暑い時期(8月)に釣りをする場合、水分補給をするのかしないのかで体調はおろか、釣果も変わってくると思います。
体が元気じゃないと釣りに集中できませんからね、よってこのドリンクホルダーはとてもありがたい存在です。
あとここは、ゴミを入れるスペースでもあるそうです。
オカッパリの釣りにつきもののゴミ問題ですが、レイドジャパンはちゃんとそこまで考えてくれているようです。
左サイドにはマジックテープで開閉できるフラップタイプのポケットがあります。
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レイドジャパンはこんな感じのボックスを入れることができると言っていますが、私はこのブログに使う写真を撮る用のデジカメを入れる予定です。
他のタックルバッグでは、こんな感じのデジカメを入れるポケットが備え付けられているものが、今まで無かった(見付らなかった)んですよね。
ここも高ポイントです。
これは右サイドの画像ですが、
左サイドと比べて見ると、左右対称に作ってあるのが分かるかと思います。
ここにもレイドジャパンの優しさを感じました。
プライヤーホルダーとロッドホルダーが備わっているのですが、これなら左利きの人でも自分の使いやすい位置にプライヤーを入れておくことができます。
世の中の大半が右利きなので、どうしても右利き目線で考えてしまいがちなところを、レイドジャパンはちゃんと考えているんですね。
開発に左利きの人が携わったのでしょうか。
そして私がこのバンクトレイルに心惹かれた最大のポイントがここ!
このウエストベルトですが、華奢な私は普通のバッグでは画像のようにかなり余ります。
それを!
クルクルっとまとめてサイドのスリットに押し込むことができ、
このように見た目がスーパーミラクル超スッキリするんです。
さらに!!
指の先のベルト調整バックルですが、こいつがバッグ自体に固定されています。
ウエストバッグって、使っているうちにいつの間にかこの部分が勝手に動いて調整が狂ってしまうのが苦手だったのですが、これならばそういった心配も少なそうです。
本当にここが一番感心しました。
このバッグを設計した人は、ウエストバッグのベルトの余り&調整が狂う問題に真剣に取り組んだのでしょう。
本当に良いバッグを作ってくれたものだと感謝の気持ちでいっぱいです。
最後にこの部分。
レイドジャパンの独自機構らしいのですが、このゴムをきつく絞めることでウエストベルトの上部を腰にフィットさせ、アングラーの腰にかかる負担を軽減してくれるようです。
私はこれまでショルダーとウエスト両用のバッグしか使ってこなかったため、この機構がどれほど腰の負担を軽減させてくれるのかが未知数ではありますが、収納とか素材とかだけではなく、釣り人の腰のことまで考えてバッグを作ったメーカーが他にあったでしょうか!?
レイドジャパン、ちょっと好きになりそうです。
バンクトレイルの重量は?
華奢な私は、常々オカッパリの釣りで持ち歩く道具は軽くしたいと日々奮闘しています。
そういう気持ちで以前購入したのがリーニアのタックルバッグ「グルーパー」でしたが、これは自重が816gと結構な軽さでした。
しかし、リーニアのバッグは後付けでプライヤーホルダーやらドリンクホルダーやらを装着する前提で作られているため、それらを取り付けた後の自重はそこそこ普通のバッグと同じくらいになってしまいました。
では、バンクトレイルの自重はどうでしょう。
いつものキッチンスケールに載せてみると、
943.5gでした。
以前使っていたダイワのHGヒップバッグ(A)よりは200g程度軽い!
それでいて、ドリンクホルダーやらプライヤーホルダーやらが全て装備された状態でこの重量なのですから、色々取り付けたリーニアのグルーパーよりも軽いんじゃないでしょうか?
生地がかなりしっかりしているためもう少し重たいものだと思っていたのですが、これならば「軽量」だと言ってもいい軽さ加減でビックリでした。
リーニアとバンクトレイルの違い
私が現在使用しているオカッパリのバッグはリーニアのグルーパーです。
このバッグもかなり使いやすくて気に入っており特に不満もなかったのですが、今回は「更なる快適さ」を求めて新たにバンクトレイルを購入した次第です。
先に少し書きましたが、リーニアのバッグの最大の特徴として「拡張性の高さ」があります。
バッグ単体はかなりシンプルな造りなのですが、
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こんなんだったり、
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こんなんだったり、
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こんなんだったりを別途装着していくことで、自分のスタイルに合わせた「自分だけのタックルバッグ」を作っていく、というものです。
オプションパーツは豊富に揃っているので相当な数の組み合わせがききますし、何なら社外品でも装着可能なものがたくさんあります。
実際に、私もアブのドリンクホルダーとダイワのロッドホルダーを取り付けていましたしね。
しかし、あれもこれもと買い揃えるのにかなりの資金を必要とするのと、色んなオプションを装着することで逃れられない重量増、という問題を抱えているのもリーニアの特徴です。
それに比べると今回購入したレイドジャパンのバンクトレイルは、「購入した時点ですでに完成されており、その状態が最高である」と言えるでしょう。
タウンユースでの使用も視野に入れて作られたリーニアのバッグは「釣り用のバッグとしては未完成」な状態で販売されていますので、バンクトレイルの方が釣りに使うバッグとしては優れている、と言っても過言ではありませんね。
逆に言うと、バンクトレイルは拡張性がほぼ無いので、「自分だけのオリジナル」とか、「相当こだわった配置のバッグが欲しい」とかいう人にはリーニアの方がおすすめです。
バンクトレイルは今のところカラーも2種類(ブラックとカモフラージュ)しかないため、拡張性の無さも相まって釣り場で他のアングラーと被る可能性も高いような気がします。
バンクトレイル購入のまとめ
リーニアのグルーパーを買ってまだ半年ぐらいしか使ってないし、特に不満もなかったのでバンクトレイルを新たに購入するのにかなり悩みました。
たまに釣具屋に行っては腰に巻いてみたりして、普段持ち歩く荷物をイメージしながら悩む日々を送っていたのですが、結果として購入してみてとても満足しております。
先ほども書きましたが、バンクトレイルは購入した時点ですでに完成されており、それでいて特に不満に感じる部分も無ければ足りないものもひとつも無いと思わせてくれます。
簡単に言うと、強くて軽くてシンプルで大容量で格好良い、そんな感じです。
これまでショルダー&ウエストのバッグばかりを使ってきたので初の100%ウエストバッグになりますが、バッグ自体の造りは完璧なので、後は私自身とウエストバッグとの相性がどうなのか、そこが気になるところではあります。
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これでウエストバッグというジャンルのバッグが思いの外使いやすいのであれば、私の中ではもうこのバンクトレイルを超えるオカッパリのバッグは存在しないのではないでしょうか?
※使ってもいないうちから大絶賛してみました。
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