ダイワ ハートランドZ アゲハ購入
もう何年前のロッドでしょうか。
限定生産なためある界隈では超がつくほど人気らしいのですが、恥ずかしながら私は中古市場でこのロッドをたまたま見付け、初めてその存在を知りました。
数年前のロッドで、それも中古商品であるにも関わらずとても高価ですね!
ネットで色々と調べてみると、これまでトップウォーターオンリーの釣り(トッパースタイル)に全く興味の無かった私が妙に惹きつけられる魅力あり、気が付いたら買ってしまっていました。
HL-Z 591MRB-RR アゲハ ってどんなロッド?
私にとって初めてのダイワのハイエンド、ハートランドZです。
サブネームでしょうか、マグナムテーパー(Magnum Taper)の表記があります。
そしてこのロッド、誰もが知るルアーフィッシング雑誌、ロッドアンドリール(Rod and Real)とのコラボ企画で発売されたロッドとのこと、雑誌はロドリの愛称で有名ですね。しかしこのロゴ、なんだか全体の雰囲気と全くマッチングしておらず、なかり浮いてます。ここは好みが分かれるところでしょうね。私はあってもなくてもどちらでもOKですが。
ではまずはメーカー説明文を抜粋してみます。
1/2ozから1ozまでのトップウォータープラグをロッドのトルクで操作する完全1980年代テイストでノスタルジックだが、中身は現代の最強にして最高のハイテクを駆使した、21世紀の最新技術系トップウォーターロッド。
ブランクはハートランドZ独自のグラスロッド、グラテック構造を採用し軽量化。
FUJIグリップもリデザインを提案。
ナットは新しく金型を起こして作り、リールシートには独特の風合いを醸し出すクラック&滑り止め塗装。
握りのデザインも人間工学的に見直す凝りようです。
ガイドは特注のパープルショックリング付SiCリングガイド。
リールを止めるステンレスのネジにはシリアルナンバーを刻印し、同じナンバーのロッドはもちろん1本だけしかない。
2002年、500本限定生産。
引用:ダイワの公式ホームページより
どうです、この紹介文だけでも興味深々じゃないですか?※数年前どころか15年前のロッドでした。
「完全1980年代テイストでノスタルジックだが、中身は現代の最強にして最高のハイテクを駆使した、21世紀の最新技術系トップウォーターロッド」ですって。「現代の最強にして最高のハイテクを駆使した」←この文章を考えた人は厨二病ですねきっと、でも私は好きですよ、こういう言い回し。見た目は完全に「昔のロッド」なのですが、当時の最先端の技術が惜しむことなく投入されているんですね、男心がくすぐられます。「当時のランドクルーザー40の外観そのままに、シャーシーはもちろんあらゆるパーツを現在最高峰の技術で仕上げ、エンジンは最新のクリーンディーゼルを搭載しました!」とかいう車が新しく発売されたらバカ売れだと思うんですけどね~。まあそれに似た感覚です。
アゲハのスペックを読み解く
スペックはこんな感じです。この長くて意味不明な「HL-Z 591MRB-RR」という品番を解読してみましょう。
- HL-Z = ハートランドZ
- 591 = 5.9フィート1ピース
- M = ミディアムパワー
- R = レギュラーテーパー
- B = ベイトロッド
- RR = ??????????????
なんということでしょう、最後のRRがわかりません。ダイワのロッドには「RR-spec(Reduced Resistance)」というガイドシステムがあるのですが、これは小口径ガイドシステムのライン放出抵抗を軽減させたオリジナルガイドセッティングのことを指しますので、RRスペックのRRとは関係がなさそうです。最後にくる品番なのでガイドのセッティングとか素材とか、ロッド自体の素材とかだとは思うんですけどね~。よく見かけるところでは品番の最後に「-G」がついてるロッドは素材が「グラス」とかね。追々調べてみることにします。
ロッドのスペックを転記すると、
- パープルショックリング付チタンフレーム SiCガイド
- Length (ft/m):5’9”/1.75
- Power :M
- Section(PCS):1 グリップ脱着可
- Weight(g):240
- Top Dia(mm):2.8
- ForeGrip Blank Dia(mm):14.4
- Lure(oz):1/4 – 1
- Line(lb):8 – 20
- Carbon(%):6
引用:ダイワの公式ホームページより
こんな感じです。そしてみんな大好きなメイドインジャパンです。
ほんとに見た感じは「昔のロッド」なのですが、これでチタンのSICガイドなんですね!これなら安心してPEラインも使えます。グリップもこのアゲハ専用にデザインし直されたFUJIグリップとのこと。私はFUJIグリップ全盛期に釣りにハマる年齢(今年33歳)ではなかったので、当時のFUJIグリップを知らず違いがよく分からないではありますが、まあグリップ界の大御所FUJIグリップさんが1本のロッドのためにリデザインしたグリップだというところに、非常に優越感を感じます。
ロッドとグリップのつなぎ目はこんな感じ。抜くときに「っぬう~っぽっ」という音がします。逆に挿すときは空気を圧縮しながらぐう~っと押し込んで入れていく感じです。グリップ内径とロッド径の加工精度が高いんでしょうね。
そしてこれがアゲハがアゲハたる証、このハートランドZアゲハが世界に1本しかないロッドである証明としてステンレスネジに彫られたシリアルナンバーです。まあシリアルナンバー違いは世界にあと499本あるんですけどね。でもダイワのロッドで世界に500本しかないっていうのは、非常に誇らしいロッドを手に入れたものだと私の所有感をとても満足させてくれます。※マニアックなメーカーのロッドだと総生産数が500本以下とか普通にありますが、ダイワは日本の2大メーカーのひとつですし量販が得意ですし、そのダイワのロッドで総生産500本はかなりの限定感があります。
トップガイドはこんな感じ。
見た目はほんとに昔のガイド丸出しですが、これでSICリングなんですね。パープルショックリングってのが意味は分かりませんが、これが見た目になかなか渋くてオールド感を更に増し増しにしてくれます。
バットエンドの飾り巻きも綺麗ですね~、クラシックな雰囲気でまさしくノスタルジックです。またブランクスの色も綺麗なパープルで、まるで吸い込まれてしまいそうです。主張が強くない鮮やかなで深い紫色が魔性な感じですね。これが小悪魔アゲハということでしょうか?見た目は2000点満点です。
あとはこのロッドにどんなリールを合わせるか?引き続きインプレしていきます。
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はじめまして、ターキーと申します。
私もアゲハではありませんが、同時に出ていたチータと言う竿を使っています。
スペックの最後にあるRRですが、
ロッド&リールのRRの事です。
古い竿ですが、最近の竿に無い味わいがあって、気に入ってます。