オカッパリの1本!ヘビーバーサタイルなBL+6101MHFB-G実釣インプレ

私はオカッパリの釣りではロッドを1本しか持ち歩きません。

本当は3本も4本も用意して、それぞれに違ったルアーを結んでおけば色んな状況にすぐに対応できたりするんでしょうが、単に面倒なんですよね、持ち運びが。

そのため使用するロッドに求める条件は「扱えるルアーウェイトの幅が広く、あらゆるタイプのルアーをある程度アクションさせることができるブランクス特性」という酷なものなのですが、そんな無茶に快く答えてくれるロッドがダイワにはあります。

それが現在絶賛愛用中、私の中で「オカッパリの1本」であり「最もバーサタイルなロッド」でもある、ブラックレーベルプラスの661M/MLFBです。

これは購入して本当に良かったと思える1本で、今年の5月に入手してからすでにたくさんの魚を私の元へプレゼントしてくれています。

ただ、この661M/MLFBはベイトフィネスロッドという位置付けであるため、よく魚を釣ってはくれますが、オカッパリでの魚の抜き上げはちょっと苦手なんです。

※いけるとは思うのですが、無茶をして高価なロッドを折るのが怖い私のビビリ精神が原因でためらってしまいます。

そこでこの661M/MLFBで釣りをする場合は常にランディングネットを持ち歩くのですが、最近になってちょっと仕事が忙しくなったこともあり、オカッパリの釣りに持って行く荷物をもう少し減らすことができれば、20分とか30分とか短時間でももっと気軽に釣りに行けるのに!そう考えるようになりました。

そこで私が考えたのは「ヘビーバーサタイルロッド」の導入です。

heavy=重いこと、重量のあること等。

versatile=何でも向く、融通のきく等。

ヘビーカバーを撃ちたいとか、重たいルアーを投げたいとか、強い釣りがしたいとか、そういった意味合いは一切ございません。

ただ単に、ランディングネットを使わなくても難なく魚を抜き上げることができて、それでいて軽いルアーから重たいルアーまで投げることができるロッドが欲しかったんです。

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ブラックレーベルプラスから選んだのは?

現在絶賛愛用中のブラックレーベルプラス661M/MLFBのあまりの使用感の良さに、同じくブラックレーベルプラスから選ぶことはすでに決めていました。

その中で3本に絞ったところまでは、前に書いた記事でお伝えしていましたね。

  • BL+6101MHFB
  • BL+7011HRB
  • BL+6101MHFB-G

全部実際にさわってみてかなり好印象だったのですが、最終的に選んだのはこれでした。

BLACKLABEL PLUS 6101MHFB-G

  • 全長(m):2.08
  • 継数(本):1
  • 仕舞寸法(cm):208
  • 自重(g):137
  • 先径/元径(mm):2.2/14.9
  • ルアー重量(g):7-42
  • ルアー重量(oz):1/4-1・1/2
  • ラインナイロン(lb):12-25
  • カーボン含有率(%):58

スピナーベイト同様の大きなシングルフックを有する一方、引き心地はクランクベイトに近似したバイブレーションを発するチャターベイト。クランクベイトの引き感と食わせの間を必要としながらも大きなシングルフックを掛けなければならないこのルアーにフォーカスして開発したダイワの回答はファストテーパーの硬いグラスコンポジットロッド。ムービングベイトの理想的な動きを引き出し超高密度SVFグラスのグラテック構造にネジレを抑制するX45と復元力に優れた3DX、コンポジットする高弾性HVFカーボンの含有率を引き上げることで軽さと、グラスでありながらカバーにタイトに入れ込むキャストアキュラシーを実現した。

引用元:ダイワ公式HP

3度の飯より巻きモノが好きな私は、底モノや撃ちモノの釣りはほとんどやりません。

グラスロッドも好きですし、扱えるルアーウェイト表記はなんと驚愕の7g~42g!

それでいて自重も137gとそこまで重たくない。

合わせるリールは同じくダイワのスティーズA TW 1016HLだと決めていたため、これ以上ない相性の良い組み合わせだと思い、このロッドに決めました。

7g~42gまでキャスト可能な6101MHFB-Gと、軽いルアーから重いルアーまで全くのノントラブルで投げることができるスティーズA TWとを組み合わせることで、一体どれだけバーサタイルな使い方ができるのでしょうか。

楽しみでしょうがありません。

6101MHFB-G いざ実釣インプレ

ロッド自体の性能はもちろん、世間の評判も相当高いのがブラックレーベルプラスです。

カタログに記載してあるスペック通りの使い方は間違いなく問題ないでしょう。

7g~42gまで投げることができて、シングルフックのフッキングは決まって、ムービングベイトの巻き心地が最高なのは試すまでもありません。

私が気になるのは、ただの一点。

「普段661M/MLFBで投げているルアーをどれだけストレスなく投げることができるのか?」

とういうこと。

そこでまず、私の釣りではエースでありストライカーであり、守護神でもある子バスキラーこと「コーモラン スピンバイアス」を試してみることにしました。

コーモラン スピンバイアス 5g

これはロッドのルアーウェイト下限を下回る自重5gというトラウト用のスピナーなのですが、スティーズA TWの性能の高さも相まったのか、軽く35mは飛ばせます。

ちなみにナイロンライン16lb、ブレーキダイヤル2、ハンドル1回転を60cmで計算。

ピッチングではブレーキダイヤル4でコンスタントに18mは飛び、岸際から30cm以内を狙った内の8割は決まる感じでキャストアキュラシーはそこそこ良好。

普段から精度向上のために、キャスト筋を鍛えている成果が現れているのかもしれません。

スピンバイアスを巻いてみると、トラウト用の小さなブレードの回転(ブルブル)がしっかりと手元に伝わってくるのですが、これは6101MHFB-Gのミディアムヘビーロッドらしからぬソフトなティップと、スティーズA TWの高感度な造りが合わさっての恩恵なのでしょう。

そして本当に驚いたのは、立ち木の下でキャストをしてみてのこと。

画像の木の枝の下をルアーを通そうとすると、最低限のテイクバックで得たティップの反発のみでキャストをする必要があるのですが、ルアーウェイト以下の5gのスピナーでもしっかりとティップがしなり、ルアーの重さを利用して投げることができました。

なんということでしょう、MHロッドなのに5gのルアーも十分に扱えてしまいます。

ならば重たいルアーはどうだ!?

ということでノリーズ ダイラッカ38gをキャストしてみましたが、垂らし多めのどっこいしょキャストで飛距離30mほど。

重たいルアーは逆にティップが入りすぎてフルキャストがちょっと怖かったです。

本当はフルキャストしても問題ないのでしょうが、高価なロッドが万が一でも折れてもらっては困る低所得アングラーの私にはその勇気がありませんでした。

だって定価で46000円ですしね。

その後は色んなルアーを投げてみましたが、私が普段MLロッドで投げているルアー達は概ね問題なく扱えることが判明しました。

その中でも特に軽快だったのが狙い通りのトップウォータープラグ達で、あまりのアクションのつけやすさにひたすら投げ込んでいたらいつの間にか日が暮れてしまっていたほどです。

バジンクランクなんてかる~く投げても30m以上飛びますし、巻いてもルアーの巻き抵抗をしっかりと感じることができました。

シャワーブローズショーティーなんて飛距離をはかるのは忘れてしまうほどに遥か彼方までぶっ飛んでくれ、背が低い(165cm)私には長めのロッドとなるので真下にチョンチョンはできませんが、サイドに振ることで問題なく早めの連続ドッグウォークをこなせました。

これは対ナマズ用としてもかなり良い仕事をしてくれそうですね。

6101MHFB-G デビュー戦の釣果

この日は夕方から日が暮れるまでの3時間程度の釣行でしたが、結果は4ヒット4バラシというなんとも悲惨なものでした。

グラスロッドなのにノリが悪いのか?

というとそれは全くそうではなくて、単に私のヘッポコさが原因でした。

4ヒットの内おそらく2つは鯉のスレ掛かりだったのですが、尋常じゃない引きに薄くしか刺さっていないフックがアウトした形です。

鯉の鱗ってなんでこんなに立派なんでしょうね。

もう1匹はおそらく淡水シーバスだったのですが、フッキングと同時に手前に走ってこられ、リールを巻く手の動きが追いつかなかったためのフックアウト。

もう1匹はバイトをウィードの根掛かりだと勘違いして外そうとしたら魚だったという。

釣りが下手な私にしてはよく魚を掛けることはできたと自分で自分を褒めてあげたいとは思いますが、その後のやりとりに課題が残りまくりました。

6101MHFB-G まとめ

最初に言いますが、これは買って大正解でした!

テキサスとかジグとかは元から全くやらないために向いていなくても何の問題もなく、普段661M/MLFBで投げるネコリグとかダウンショットのようなライトリグ、シャッド、スモラバ意外のほとんどのルアーは共通して投げて扱える、かなりバーサタイルなロッドです。

残念ながら魚を獲ることができなかったため肝心の抜き上げがどうなのかを試すことができませんでしたが、661M/MLFBに比べると4mmも太いバット元径を見るからにいけるでしょう。

今年もいよいよ9月に入り、段々と気候が秋めいてきましたね。

秋といえば巻きモノの季節、私が一年の内で一番好きなシーズンです。

そして巻きモノといえばグラスロッド。

ダイワ 16 ブラックレーベル プラス 6101MHFB-G

正確に言えばグラスコンポジット(カーボンとグラスの混合)で、更にダイワの優れた技術力のおかげで本当にグラスか?と疑いたくなるほどにシャキッとしたキャストフィーリングは普段カーボンロッドを使っている私にとって何の違和感もなく、心地の良いものでした。

なのに巻いたりアクションをつけたりする感覚はグラスロッドなんだなという感触を得ることができる、とても不思議なロッドです。

今回バラした魚のことを思うと悔しくて夜も眠れない日々が続くと思うので、仕事をサボうまいこと調整して、近いうちにリベンジに行きたいと思います。

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